●塀(へい)●垣根(かきね)●土塀(どべい)●貫(ぬき)
★塀(へい) http://p.tl/kMeS
家や敷地などにおいて、他との境界に設置する囲いのこと。
目的としては、区画と目隠しの2つの意味がある。
塀と類似した意味で用いられる用語に「壁」があるが、壁は建築物の外壁や内部を間仕切る内壁を指すのに対し、塀にはこういった用法はない。
塀とほぼ同じ意味を持つものに垣があるが、こちらは生垣や石垣など、現在ではもっぱら限定された意味で用いられる。
材質により、板塀、土塀、築地塀、コンクリート塀などに分類される。
窯業地として知られる佐賀県有田町では「トンバイ塀」と称する塀がある。
これは、トンバイ(登り窯を築いたり、壊したりするときにでてくる内壁用の耐火煉瓦)や不要となった陶石などを赤土に混ぜて固めて塀材として使用したものである。
・有名な小話
1.「隣の家に囲いが出来たんだってな」「へえ(塀)」
(「かっこいー(囲い)」に替わる、あるいは付加されるバージョンもある。)
2.「隣の家に塀ができたんだってな」「かっこいー(囲い)」
(同様に「へえ(塀)」に替わる、あるいは前置されるバージョンもある。)
★垣根(かきね)http://p.tl/BAuZ
敷地や庭などの区画として設ける囲い。
一般に竹で編んだものや木を植えた生垣をいう。
垣根は、家(家庭および家族)を外界と隔てるための境界に設けられる一種の壁である。
ただ、完全に外部と遮断してしまう壁の場合もあれば、生垣や比較的疎に編んだ棒によるものなど、やや遮断性が低いものも見られ、実質的に境界線を示すための目印に過ぎない場合もあり、その様式は多種多様である。
また言葉としては様々なものの「内と外」を隔てる境界線を指す。しかしこちらも境界はあくまでも概念的なもので、物理的に遮断されていないものに対して用いられる傾向がある。
例えば自我は客体にもよって主観と客観を発生させるが、これは当人の主観に於ける境界であり、決定するのは当人の価値観にも絡み、その範疇は無限でもあり極小でもある。また境界線の内側は領域という。
★土塀(どべい)http://p.tl/6ani
粘土質の土や泥に、石灰とフノリに加え、ナタネ油、水、藁などの天然素材だけで作られた伝統的な塀である。
日本を始め、韓国・中国などアジアの国々に多く見られる。
土塀はかつては日本のどこでも見られたきわめて基本的な塀の造りであり、古くなり、朽ち始めてからはまた異なった味を醸し出し、日本人の美学に馴染む非常に優れたものであったが、近年、より安価なブロック塀をはじめ、コンクリート製の工法の簡便な多くの製品に押され、また左官職人の減少やハウスメーカーの進出などによって、新築されることが少なくなってきた。
赤土にナタネ油を混ぜて作った土塀は特に油土塀と呼ばれることもあり、通常のものより強度が高く、耐候性にも優れる。
★築地塀(ついじべい)http://p.tl/pp1i
泥土をつき固めて作った塀。単に「築地」(ついじ)ともいう。
石垣の基礎に柱を立てて貫を通した骨組みを木枠で挟み、そこに練り土を入れて棒でつき固める「版築」という方法で作られる物が多く、塀の上に簡便な小屋組を設け、瓦や板などで葺いたものも多くある。
古来より貴族の邸宅や寺院、官舎などに特に見られ、今でも御所や寺院などで見られる。
規模の大きい物は「 大垣 」と呼ばれ、平城京の南面の築地塀は高さ12mに達したといわれている。
★
★壁(かべ、wall)http://p.tl/UMhW
空間を仕切り区画を形成するために設けられる、垂直(またはそれに近い)方向に立つ構造物である。
建築物の外周を囲んで内と外の空間を区切るもの(外周壁)や、建築物内部を仕切り部屋を作るもの(間仕切り壁)があり、ベルリンの壁のように二つの区画を隔てる建築物自体を指す場合もある。
日本語の「壁」は狭義には建造物を構成する外壁や内部を間仕切る内壁のみを指すが、広義には屋外で領域を区切るための「塀」と同義で使われることも多い。
塀とほぼ同じ意味の「垣」は近年では「石垣」や「生け垣」など、もっぱら限定された意味で用いられる。
区画を仕切る物としては、他に「柵」があるが、これは木製(近年は金属製なども)の柱を複数本立て、貫(ぬき)を通して往来を遮断する物をいう。
ただし、最近は有刺鉄線を使った物などものなども柵というが、基本的にはお互いがすき間から確認できるような物に対して使われ、表面が塗り固められている物には「壁」や「塀」を用いるのが一般的である。
古語では家屋の内外壁を「かへ(処重)」、屋外を仕切る物は一般に「き(柵、垣、城)」と呼ばれたようであり、塀(ヘイ)や柵(サク)の語は大陸伝来の漢語である。
★
★建築物(けんちくぶつ)とは、建築された構造物。http://p.tl/zHCm
日本の法律用語としては建築基準法に定義があり、土地に定着する工作物(こうさくぶつ)のうち特定条件を満たすものが建築物とされる。
★
★ベルリンの壁(ベルリンのかべ ドイツ語: Berliner Mauer)http://p.tl/m_yC
冷戦の真っ只中にあった1961年8月13日に東ドイツ(ドイツ民主共和国)政府によって建設された、東ベルリンと西ベルリンを隔てる壁である。
1989年11月10日に破壊され、1990年10月3日に東西ドイツが統一されるまで、この壁がドイツ分断や冷戦の象徴となった。
★
★柵(さく)http://p.tl/bQxQ
所有者や用途などが異なる2つの土地の境界線を隔てたり、崖などからの転落を防ぐために、人や乗り物などの侵入を防止することを目的として設けられる構造物。
木材や竹、杭等を支柱として等間隔に並べ、これに渡すように横木(あるいは竹)を横方向に固定して作る。横木ではなくロープやチェーンなどが用いられることもある。
塀とは違って隙間があり、柵越しに景色を見ることはできる。
なお、しがらみと読めば、構造は同じだが、水流を抑えるために川の中に設けたものを指す。
★
★貫(ぬき)http://p.tl/qCjA
木造建築で柱等の垂直材間に通す水平材。
木造建築では、水平方向の固定に用いる。壁・床下の補強などに使われている。
小屋組の場合は"小屋筋交い"や"振れ止め"がほぼ同じ役割を持っている。
壁、主に真壁に使用される貫は、柱を貫通させ楔で固めることにより、柱の曲げ耐力を建築に加わる水平力に対する抵抗要素とする働きを持つ。
多くの場合、貫は鉛直方向に長い長方形の断面形状をとる。よく似た役割を持った建築材に長押(なげし)があるが、長押は柱の外側から釘で打ちつけるものであるのに対し、貫は文字通り柱を貫通するところが異なる。
ただし、現代の使用方法では、床下の根がらみ貫(床束に打ち付ける貫の一種。
元々は、貫通させていたが、簡略化されて外から固定されるようになっている。)のように柱や束を必ず貫通するものとは限らない。
建築物以外にも、神社の鳥居や、テーブル・椅子などの家具の足の部分にも用いられている。
宮城県の栗原市では、栗原市の伝統技法であるこの技法を用いて建築された家が多く、岩手・宮城内陸地震においては被害が少なく済んだと言われている。
★
★長押(なげし)http://p.tl/CTb3
日本建築に見られる部材で、柱を水平方向につなぐもの。
普通、長押と呼んでいる住宅などの和室にあるものは特に内法長押(うちのりなげし)という。
寺院建築では和様、住宅などでは書院造の特徴になっている。
柱同士の上部などを水平方向につなぎ、構造を補強するために、柱の外側から打ち付けられたもの。
古代の寺院建築では部材も厚く、本来の構造的な意味合いが強かったが、住宅では次第に部材も薄くなり、構造的な意義は乏しくなり、もっぱら装飾的な部材になった。 鴨居の上から被せたり、柱間を渡するように壁に沿って取り付けられる。
★
★鴨居(かもい)http://p.tl/eNbM
和室の襖や障子などの建具を立て込むために引き戸状開口部の上枠として取り付けられる横木。建具を滑らせるために溝を彫られる。下部に取り付ける敷居と対になっている。
簡単に言えば上部に渡されているレールや溝の付いた水平材のことである。
ドア等の開き戸の場合は上枠という。
施工業者の間では、開き戸のものも全て鴨居と呼ぶこともある。
また、鉄道車両においては、客用扉上部のスペースのことを指すことがある。
★建築用語 貫(ぬき)、貫構造(ぬきこうぞう)、通し貫(とおしぬき)http://p.tl/HtNc
貫(構造)(ぬき:こうぞう)
通し貫(とおしぬき)
貫とは真壁において、柱と柱を貫通して連なり、壁の下地になる水平材。住宅建築にあっては、15×45もしくは15×90の杉材を使うことが多い。胴貫(縁)ともよぶ。一番上の貫は天井貫と呼び、上から内法貫、腰貫、地貫という。
この材料自体のことを貫ともよび、他の目的に使われても、貫と呼ばれる。15×45サイズのものは、半貫(はんぬき)といわれる。
かつては貫が構造材でもあったので、30×100位の部材を使い、柱を貫通させて楔(クサビ)でしめた。貫で建物を支える構造を貫構造という。また、貫が柱を貫通しているので、通し貫ともいった。木造軸組工法をラーメン構造化する工法なのだが、木造は木がめり込むので完全な剛接合にはできず、少し揺れて地震による水平移動を吸収した。
上棟後では通し貫にするのは不可能なので、柱を地上に並べて貫をとおした後で、すべての柱を一斉に立ち上げた。たとえば、南面なら南面の1列の柱をならべて、貫をとおしてたちあげ、次に2列目の柱に貫をとおして、たちあげる作業をくり返していく。その間に東西方向の貫をさしていって完成させた。
★貫【ぬき】http://p.tl/gtiw
木造真壁造りの建物などで、柱に貫穴を彫り抜いて柱を相互につなぐために水平に突き通した小幅板のこと。壁下地材の取り付け固定と壁の補強の二つの意味を持ちます。種類は位置により天井貫、内法貫、胴貫、腰貫、地貫その他があります。薄くて幅の広い材料で、近世以後では標準材を四つ割りにして作られました。
通し貫を用いて軸組を固める構法を貫構造(ぬきこうぞう)といいます。貫構造は筋違い(すじかい)や耐力壁のみで評価する現在の軸組構法の中では、未だに評価が不確定な構法です。
★「あかぱんつ」は、子どもたちの笑顔を開く、<専門人形劇デュオ> 貫(ぬき) 「ぬき」は、幕の一番上にある横棒のことです。主には、幕を垂らすための支えの役目をします。http://p.tl/U05w
★
★くぎ‐ぬき【×釘▽貫】
1 柱やくいを立て並べて、横に貫(ぬき)を渡しただけの柵(さく)。
「そこはかとなくて、―といふものをぞ、片面(かたおもて)にしわたしたりける」〈狭衣・三〉
2 「釘貫門」に同じ。
「さてはと人の透間(すきま)を見あはせ、―木隠れにてかの中間耳近く」〈浮・一代女・四〉くぎぬきもん【釘貫門】
門柱の上部に2本の貫を通し、下に扉をつけた簡単な門。屋敷の通用門や、町の入り口・関所などに設けられた。
★じ‐ぬき〔ヂ‐〕【地▽貫】
柱の最下部に通した貫(ぬき)。
★ぬき【▽貫】
柱と柱、束(つか)と束の間を横に貫いてつなぐ材。位置により頭貫(かしらぬき)・内法貫(うちのりぬき)・地貫(じぬき)などとよぶ。貫木(ぬきぎ)。「―を渡す」
★
★
★ひ‐ぬき【×樋▽貫/飛▽貫】
1 頭貫(かしらぬき)と内法貫(うちのりぬき)との間に入れる貫。鳥居の島木の下の貫など。
2 神明造りの棟の障泥板(あおりいた)を水平に貫いている貫。
★
★つな‐ぬき【綱▽貫】
1 「貫(つらぬ)き1」に同じ。
2 牛皮などで作り、底に鉄の鋲(びょう)を打ち、縁に貫緒(ぬきお)を通して結ぶようにした雪沓(ゆきぐつ)。《季 冬》
★
★
★ぬき‐て【▽貫手】
空手で、指先を用いて相手ののど・脇腹・みぞおち・目などを突く技。指1本で行う1本貫手から4本貫手まで4種がある。
★貫手(ぬきて)http://p.tl/Afbz
空手などの格闘技、武道で使用される殴打技(オープンブロー)の一種である。
貫き手または貫手突き(ぬきてづき)とも呼ばれる。
少林寺拳法では角手(つので)と呼ばれる。
またプロレスにおいては、四本貫手という種類のものが地獄突き (Throat thrust) という名称で使用されている(詳細は後述)。
★塀(へい) http://p.tl/kMeS
家や敷地などにおいて、他との境界に設置する囲いのこと。
目的としては、区画と目隠しの2つの意味がある。
塀と類似した意味で用いられる用語に「壁」があるが、壁は建築物の外壁や内部を間仕切る内壁を指すのに対し、塀にはこういった用法はない。
塀とほぼ同じ意味を持つものに垣があるが、こちらは生垣や石垣など、現在ではもっぱら限定された意味で用いられる。
材質により、板塀、土塀、築地塀、コンクリート塀などに分類される。
窯業地として知られる佐賀県有田町では「トンバイ塀」と称する塀がある。
これは、トンバイ(登り窯を築いたり、壊したりするときにでてくる内壁用の耐火煉瓦)や不要となった陶石などを赤土に混ぜて固めて塀材として使用したものである。
・有名な小話
1.「隣の家に囲いが出来たんだってな」「へえ(塀)」
(「かっこいー(囲い)」に替わる、あるいは付加されるバージョンもある。)
2.「隣の家に塀ができたんだってな」「かっこいー(囲い)」
(同様に「へえ(塀)」に替わる、あるいは前置されるバージョンもある。)
★垣根(かきね)http://p.tl/BAuZ
敷地や庭などの区画として設ける囲い。
一般に竹で編んだものや木を植えた生垣をいう。
垣根は、家(家庭および家族)を外界と隔てるための境界に設けられる一種の壁である。
ただ、完全に外部と遮断してしまう壁の場合もあれば、生垣や比較的疎に編んだ棒によるものなど、やや遮断性が低いものも見られ、実質的に境界線を示すための目印に過ぎない場合もあり、その様式は多種多様である。
また言葉としては様々なものの「内と外」を隔てる境界線を指す。しかしこちらも境界はあくまでも概念的なもので、物理的に遮断されていないものに対して用いられる傾向がある。
例えば自我は客体にもよって主観と客観を発生させるが、これは当人の主観に於ける境界であり、決定するのは当人の価値観にも絡み、その範疇は無限でもあり極小でもある。また境界線の内側は領域という。
★土塀(どべい)http://p.tl/6ani
粘土質の土や泥に、石灰とフノリに加え、ナタネ油、水、藁などの天然素材だけで作られた伝統的な塀である。
日本を始め、韓国・中国などアジアの国々に多く見られる。
土塀はかつては日本のどこでも見られたきわめて基本的な塀の造りであり、古くなり、朽ち始めてからはまた異なった味を醸し出し、日本人の美学に馴染む非常に優れたものであったが、近年、より安価なブロック塀をはじめ、コンクリート製の工法の簡便な多くの製品に押され、また左官職人の減少やハウスメーカーの進出などによって、新築されることが少なくなってきた。
赤土にナタネ油を混ぜて作った土塀は特に油土塀と呼ばれることもあり、通常のものより強度が高く、耐候性にも優れる。
★築地塀(ついじべい)http://p.tl/pp1i
泥土をつき固めて作った塀。単に「築地」(ついじ)ともいう。
石垣の基礎に柱を立てて貫を通した骨組みを木枠で挟み、そこに練り土を入れて棒でつき固める「版築」という方法で作られる物が多く、塀の上に簡便な小屋組を設け、瓦や板などで葺いたものも多くある。
古来より貴族の邸宅や寺院、官舎などに特に見られ、今でも御所や寺院などで見られる。
規模の大きい物は「 大垣 」と呼ばれ、平城京の南面の築地塀は高さ12mに達したといわれている。
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★壁(かべ、wall)http://p.tl/UMhW
空間を仕切り区画を形成するために設けられる、垂直(またはそれに近い)方向に立つ構造物である。
建築物の外周を囲んで内と外の空間を区切るもの(外周壁)や、建築物内部を仕切り部屋を作るもの(間仕切り壁)があり、ベルリンの壁のように二つの区画を隔てる建築物自体を指す場合もある。
日本語の「壁」は狭義には建造物を構成する外壁や内部を間仕切る内壁のみを指すが、広義には屋外で領域を区切るための「塀」と同義で使われることも多い。
塀とほぼ同じ意味の「垣」は近年では「石垣」や「生け垣」など、もっぱら限定された意味で用いられる。
区画を仕切る物としては、他に「柵」があるが、これは木製(近年は金属製なども)の柱を複数本立て、貫(ぬき)を通して往来を遮断する物をいう。
ただし、最近は有刺鉄線を使った物などものなども柵というが、基本的にはお互いがすき間から確認できるような物に対して使われ、表面が塗り固められている物には「壁」や「塀」を用いるのが一般的である。
古語では家屋の内外壁を「かへ(処重)」、屋外を仕切る物は一般に「き(柵、垣、城)」と呼ばれたようであり、塀(ヘイ)や柵(サク)の語は大陸伝来の漢語である。
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★建築物(けんちくぶつ)とは、建築された構造物。http://p.tl/zHCm
日本の法律用語としては建築基準法に定義があり、土地に定着する工作物(こうさくぶつ)のうち特定条件を満たすものが建築物とされる。
★
★ベルリンの壁(ベルリンのかべ ドイツ語: Berliner Mauer)http://p.tl/m_yC
冷戦の真っ只中にあった1961年8月13日に東ドイツ(ドイツ民主共和国)政府によって建設された、東ベルリンと西ベルリンを隔てる壁である。
1989年11月10日に破壊され、1990年10月3日に東西ドイツが統一されるまで、この壁がドイツ分断や冷戦の象徴となった。
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★柵(さく)http://p.tl/bQxQ
所有者や用途などが異なる2つの土地の境界線を隔てたり、崖などからの転落を防ぐために、人や乗り物などの侵入を防止することを目的として設けられる構造物。
木材や竹、杭等を支柱として等間隔に並べ、これに渡すように横木(あるいは竹)を横方向に固定して作る。横木ではなくロープやチェーンなどが用いられることもある。
塀とは違って隙間があり、柵越しに景色を見ることはできる。
なお、しがらみと読めば、構造は同じだが、水流を抑えるために川の中に設けたものを指す。
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★貫(ぬき)http://p.tl/qCjA
木造建築で柱等の垂直材間に通す水平材。
木造建築では、水平方向の固定に用いる。壁・床下の補強などに使われている。
小屋組の場合は"小屋筋交い"や"振れ止め"がほぼ同じ役割を持っている。
壁、主に真壁に使用される貫は、柱を貫通させ楔で固めることにより、柱の曲げ耐力を建築に加わる水平力に対する抵抗要素とする働きを持つ。
多くの場合、貫は鉛直方向に長い長方形の断面形状をとる。よく似た役割を持った建築材に長押(なげし)があるが、長押は柱の外側から釘で打ちつけるものであるのに対し、貫は文字通り柱を貫通するところが異なる。
ただし、現代の使用方法では、床下の根がらみ貫(床束に打ち付ける貫の一種。
元々は、貫通させていたが、簡略化されて外から固定されるようになっている。)のように柱や束を必ず貫通するものとは限らない。
建築物以外にも、神社の鳥居や、テーブル・椅子などの家具の足の部分にも用いられている。
宮城県の栗原市では、栗原市の伝統技法であるこの技法を用いて建築された家が多く、岩手・宮城内陸地震においては被害が少なく済んだと言われている。
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★長押(なげし)http://p.tl/CTb3
日本建築に見られる部材で、柱を水平方向につなぐもの。
普通、長押と呼んでいる住宅などの和室にあるものは特に内法長押(うちのりなげし)という。
寺院建築では和様、住宅などでは書院造の特徴になっている。
柱同士の上部などを水平方向につなぎ、構造を補強するために、柱の外側から打ち付けられたもの。
古代の寺院建築では部材も厚く、本来の構造的な意味合いが強かったが、住宅では次第に部材も薄くなり、構造的な意義は乏しくなり、もっぱら装飾的な部材になった。 鴨居の上から被せたり、柱間を渡するように壁に沿って取り付けられる。
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★鴨居(かもい)http://p.tl/eNbM
和室の襖や障子などの建具を立て込むために引き戸状開口部の上枠として取り付けられる横木。建具を滑らせるために溝を彫られる。下部に取り付ける敷居と対になっている。
簡単に言えば上部に渡されているレールや溝の付いた水平材のことである。
ドア等の開き戸の場合は上枠という。
施工業者の間では、開き戸のものも全て鴨居と呼ぶこともある。
また、鉄道車両においては、客用扉上部のスペースのことを指すことがある。
★建築用語 貫(ぬき)、貫構造(ぬきこうぞう)、通し貫(とおしぬき)http://p.tl/HtNc
貫(構造)(ぬき:こうぞう)
通し貫(とおしぬき)
貫とは真壁において、柱と柱を貫通して連なり、壁の下地になる水平材。住宅建築にあっては、15×45もしくは15×90の杉材を使うことが多い。胴貫(縁)ともよぶ。一番上の貫は天井貫と呼び、上から内法貫、腰貫、地貫という。
この材料自体のことを貫ともよび、他の目的に使われても、貫と呼ばれる。15×45サイズのものは、半貫(はんぬき)といわれる。
かつては貫が構造材でもあったので、30×100位の部材を使い、柱を貫通させて楔(クサビ)でしめた。貫で建物を支える構造を貫構造という。また、貫が柱を貫通しているので、通し貫ともいった。木造軸組工法をラーメン構造化する工法なのだが、木造は木がめり込むので完全な剛接合にはできず、少し揺れて地震による水平移動を吸収した。
上棟後では通し貫にするのは不可能なので、柱を地上に並べて貫をとおした後で、すべての柱を一斉に立ち上げた。たとえば、南面なら南面の1列の柱をならべて、貫をとおしてたちあげ、次に2列目の柱に貫をとおして、たちあげる作業をくり返していく。その間に東西方向の貫をさしていって完成させた。
★貫【ぬき】http://p.tl/gtiw
木造真壁造りの建物などで、柱に貫穴を彫り抜いて柱を相互につなぐために水平に突き通した小幅板のこと。壁下地材の取り付け固定と壁の補強の二つの意味を持ちます。種類は位置により天井貫、内法貫、胴貫、腰貫、地貫その他があります。薄くて幅の広い材料で、近世以後では標準材を四つ割りにして作られました。
通し貫を用いて軸組を固める構法を貫構造(ぬきこうぞう)といいます。貫構造は筋違い(すじかい)や耐力壁のみで評価する現在の軸組構法の中では、未だに評価が不確定な構法です。
★「あかぱんつ」は、子どもたちの笑顔を開く、<専門人形劇デュオ> 貫(ぬき) 「ぬき」は、幕の一番上にある横棒のことです。主には、幕を垂らすための支えの役目をします。http://p.tl/U05w
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★くぎ‐ぬき【×釘▽貫】
1 柱やくいを立て並べて、横に貫(ぬき)を渡しただけの柵(さく)。
「そこはかとなくて、―といふものをぞ、片面(かたおもて)にしわたしたりける」〈狭衣・三〉
2 「釘貫門」に同じ。
「さてはと人の透間(すきま)を見あはせ、―木隠れにてかの中間耳近く」〈浮・一代女・四〉くぎぬきもん【釘貫門】
門柱の上部に2本の貫を通し、下に扉をつけた簡単な門。屋敷の通用門や、町の入り口・関所などに設けられた。
★じ‐ぬき〔ヂ‐〕【地▽貫】
柱の最下部に通した貫(ぬき)。
★ぬき【▽貫】
柱と柱、束(つか)と束の間を横に貫いてつなぐ材。位置により頭貫(かしらぬき)・内法貫(うちのりぬき)・地貫(じぬき)などとよぶ。貫木(ぬきぎ)。「―を渡す」
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★ひ‐ぬき【×樋▽貫/飛▽貫】
1 頭貫(かしらぬき)と内法貫(うちのりぬき)との間に入れる貫。鳥居の島木の下の貫など。
2 神明造りの棟の障泥板(あおりいた)を水平に貫いている貫。
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★つな‐ぬき【綱▽貫】
1 「貫(つらぬ)き1」に同じ。
2 牛皮などで作り、底に鉄の鋲(びょう)を打ち、縁に貫緒(ぬきお)を通して結ぶようにした雪沓(ゆきぐつ)。《季 冬》
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★ぬき‐て【▽貫手】
空手で、指先を用いて相手ののど・脇腹・みぞおち・目などを突く技。指1本で行う1本貫手から4本貫手まで4種がある。
★貫手(ぬきて)http://p.tl/Afbz
空手などの格闘技、武道で使用される殴打技(オープンブロー)の一種である。
貫き手または貫手突き(ぬきてづき)とも呼ばれる。
少林寺拳法では角手(つので)と呼ばれる。
またプロレスにおいては、四本貫手という種類のものが地獄突き (Throat thrust) という名称で使用されている(詳細は後述)。