なぜ、時間は未来にしか進まないのか?
http://www.noexit.jp/tn/doc/jikan.html
ここに物理学の根本的な勘違いがある。
たとえば、何も記録してない生のテープに時間はあるだろうか?
まあ、テープはシーケンシャルに記録再生するデバイスなので、あるという人もいるだろうが
じゃあ、何も記録されてないランダムアクセスメモリに時間はあるだろうか?
単に記録した順に沿って再生したり、逆転しているだけで
記録した情報がなければ、時間の矢はない?
いや、それでも記録する流れはあるのだから、時間の矢はある?
でも、
この、あるないが量子論的重ね合わせの原理では、重要なのだと考える。
だから有るが故に、時間反転対称な粒子が記録され、その流れはそれにそって反転可能になる。
要は、非対称な世界では、時の矢と時間結晶が同時に生まれるというお話で、
時間結晶が対称性だからといって、時の矢を否定する考え方が既に古典の考え方で、
ある意味、嘘つきのパラドックスのような不完全性をもっている。
すなわち不可逆な熱力学は、可逆なニュートン力学や量子力学と、一見すると矛盾しているように見えてしまいます。
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/shared/press/data/setnws_201709061614152431248138_195100.pdf
この同時生まれる完全性が真理であろう。
我々の研究では基底状態・平衡状態において「連続的時間
並進対称性」を「離散的時間並進対称性」へと自発的に破
る時間結晶の非存在性を議論しましたが、これで時間結晶
(時間並進対称性の自発的破れ)というアイディアが完全
に否定されてしまったわけではありません。