🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

エクセレント東山 -2019/6/26

2019-07-04 |  ├エクセレント東山

6月下旬に、エクセレント東山での第19回目の活動を行いました。

前回の活動で、利用者さんに夏野菜の苗トマトミニトマトピーマンナス)を植えて頂きました。
梅雨らしいお天気となり、雨の滋養をもらって、エクセレントの中庭の野菜たちはすくすくと育っています

夏野菜を育てるのは初めての試みでしたが、トマトナスを咲かせ、ミニトマトピーマンをつけ始めています。
今回の活動では、もちろん、この成長中の野菜を側で見て&触れて頂く、計画を立てました。

また、そろそろ夏本番ということで、夏の夜空を彩る、花火のクラフトも楽しんで頂く計画を立てました。

夏野菜&紫陽花と触れ合う
花火のクラフト

今回の活動は、はなとたえが担当しました。



夏野菜&紫陽花と触れ合う

お部屋に[ミニトマト][ピーマン][ナス]のプランターを一つずつ持ち込みました
また、梅雨の代表的なお花である紫陽花にも触れ合って頂こうと、いくつかの種類を準備しました。

ナスの葉っぱを触り「大きな葉っぱやねぇ」ピーマンの実を手に持ち「立派やねぇ」ミニトマトの赤い実を「かわいいなぁ」
部屋中から、嬉しそうな声が聞かれました 身を乗り出して見て下さる方もおられました

色も種類も違う紫陽花も、「うわぁ、きれいやねぇ」「これ、何色っていうんやろ?」など、見て触って楽しんでおられました


お花の水やり&夏野菜の収穫

今月も数名の利用者さんに、お花野菜に水やりをして頂きました。車椅子の方も出て来てくださいました

腰をかがめて根元にお水をかけてくださったり杖をつかれながら苗の一つ一つにお水をあげてくださったり
心を込めてお世話してくださいました

ほんの数個ですが、ミニトマトピーマンがなっていたので、利用者さんに収穫をお願いしました。

ミニトマトを指先で持って満面の笑みハサミで切ったピーマンを持って笑顔でポーズ
お二人とも、お見せできないのが、とてもとても残念なほどの笑顔です



花火のクラフト

暑い時季は、利用者さんは冷房の効いた室内で過ごされることが多くなりがちです。
そこで私たちは、夏を感じる屋外の風景を味わって頂きたいと思い、花火のクラフトを思い付きました。

また最近は、利用者さん達の積極性や達成力が増しているので、何か違った作業で作る花火のクラフトを考えました。
いくつか試してみて、“トイレットペーパーの芯”“ストロー”を使って、黒い画用紙に花火を描いて頂くことにしました

準備したもの
トイレットペーパーの芯(細かく切り込みを入れておく)
ストロー(6本を束にしてセロテープで留めておく)
ペイント(白、赤、黄、青など)
アルミホイル、紙皿(パレットのかわりに使う)
黒い画用紙



トイレットペーパの芯を開く&ビニール手袋をつける

細かい切り込みを、丁寧に開いてくださいました

ペイントを使うので、手が汚れないように、“ビニール手袋”をつけて頂きました。
そしていつものように、手をグーパーしたり、握手をしたりして、楽しみながら手袋に慣れて頂きました


クラフト開始

トイレットペーパーの芯を開いた部分に、[白][赤][黄][青]などの“ペイント”をつけて、黒い画用紙に繰り返し押していきます。
ストローも同じように、“ペイント”をつけて、押していきます。

最初は「どうやってするの?」と戸惑う方もおられましたが、どんどん積極的に楽しまれていきました

「次は何色にしよう~」「ほかの色はないの?」「もっとやろうかな~」「これくらいでバランスが良いわ~」など
楽しそうに色合いを考えられたり、バランスを考えたりされながら、どんどん花火を完成されていかれました
 

完 成


色とりどりの花火のクラフトですどれもとても美しく、利用者さんの笑顔も満足そうです



~ 今日の中庭 ~

野菜の苗がぐんぐん成長しています
朝顔のつるが伸び、支柱に巻きつき始めていました

今年は、夏のお花のマリーゴールドやペチュニアなど…元気がありません他の場所でもそんな様子と聞きましたが…。
成長の時期に必要している、気温や日照時間が足りなかったのか…これから元気になってもらいたいです


今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
利用者さんが描いて下さった花火を、壁一面に飾りました。
夜空いっぱいに花火が輝いているようで、とても美しい掲示になりました

夜空の下の笹の間にはをいっぱい飛ばせました




編 集 後 記

前回の活動で植えた、夏野菜が順調に大きくなっていて、お部屋に持ち込み、触れ合って頂くことができた。
利用者さん達は、とても嬉しそうな様子で、目の前の野菜を触ったりされていた
また、数人ではあったが、収穫して頂くこともでき、その満足そうな笑顔は格別であり、多くの利用者さんに収穫を経験して頂きたいと思った

今回、三階で参加してくださった利用者さんの数が、今までで一番多かった。
職員さん達の協力があったからこその活動となったが、これからも、柔軟に対応していけるようにしたい

今回も、夏野菜と触れ合って頂いたり収穫して頂いたり、ペイントを使い花火を描いて頂いたりと、新しい試みが多かった。
でも、利用者さん達は、とても積極的に関わろうとしてくださっている
その様子に私たちも、喜び充足感を頂いている


特に、今回、心に留まった二人の利用者さんのことを記録し、次に繋げていきたい。

今まで余り関心を示してくださらなかったお一人の利用者さんが、今回は、終始積極的に関わってくださった。
半身がご不自由であるが、トイレットペーパーの芯を、ご自分でゆっくりと一つずつ丁寧に開いておられた。
利用者さんの変化の理由は分からないけれど、今回、少しでも楽しさや充足感を感じて頂けていたら嬉しい。

ある利用者さんが、さらに意欲を持たれていて、ご自分で行おうとしてくださるようになった。
その反面、こちからが手を添えるのを待たれているような感じの時もある。
少し手を添えさせて頂き、そしてご自分で行なって頂くようにしているが、今後も繊細に感じながら対応していきたい。


今回行なって頂いた、花火のクラフトでは、ペイントが服や顔についてしまった方がおられました
今後、このようなことがないよう、次に繋げていきたいと思います

利用者さんの視覚、聴覚、触覚、嗅覚の、良い刺激になり〜
少しでも元気や幸せに貢献できているならば、とても嬉しいです



エクセレント東山 2019/5/29

2019-06-08 |  ├エクセレント東山


5月下旬に、エクセレント東山での第18回目の活動を行いました。
中庭では、前回の活動の時に、利用者さんに植えて頂いたお花がさらに大きくなっていました


これまで、季節ごとにお花を植えて頂いていて、利用者さん達には、積極的に楽しんで頂いています。
そこで今回、新たな試みとして野菜の苗を植えて頂くことにしました

野菜は、お花が咲く楽しみに加え収穫し食べられるという楽しみがあります。
初めての試みなので、上手くいくかは分からないですが、利用者さんと一緒に楽しんでお世話していきたいと思います

また、梅雨を楽しんで頂けたらと、紫陽花のクラフト梅雨らしいモビールも作って頂くことにしました。


夏野菜の苗植え&朝顔の種まき
季節のクラフト~梅雨を迎えて~

今回の活動は、エイミーとまさよが担当しました。



夏野菜の苗植え&朝顔の種まき


準備したもの
 
植えて頂く野菜は、トマトナスピーマンと、比較的育てやすいものを選びました。
去年中庭に咲いた朝顔から採った、朝顔の種も準備しました

トマトナスピーマンの苗朝顔の種
プランター(土を半分ほど入れる)
土(利用者さんに植えて頂く用に箱に入れる)




ビニール手袋をつけて 〜手遊び&ジャンケン〜

土や苗を触って頂くために、”ビニール手袋”をつけて頂き、そして、いつものように手遊びもして頂きました。
両手を合わせてクシャクシャとしたを聞いて頂いたり~パンパンと手拍子をして頂いたり~

手をグーパーした後、ジャンケンでも遊びました
あ、勝った~」と笑顔で楽しまれている方もおられました



朝顔の種まき

小さな朝顔の種を、ビニール袋をつけた指先で、丁寧につまんで植えてくださいました

朝顔か~なつかしいわぁ」と、喜んでくださる方もおられました



夏野菜の苗を植える

それぞれのテーブル毎にトマトナスピーマンの苗を準備して開始です

野菜の苗は、お花の苗に比べて背が高いです。
苗を手で支えたり押さえたりお隣と協力されたり工夫しながら植えてくださいました

これは何の苗なの?」と聞かれる方や、「昔よく植えていたから、すぐにナスだとわかったわ~」と言われる方もおられました



中庭にて 〜お花の水やり&鑑賞〜

先月に続き、利用者さんにお庭に出て、お水やりをして頂きました。
腕をいっぱいに伸ばして、奥の方のお花にもお水をあげてくださったり~
腰をかがめて野菜の苗の一つ一つに丁寧にお水をあげてくださったりしました

ある利用者さんが、椅子に座ってジャスミンを眺められながら・・・
一昨日見たときは、一つしか咲いていなかったのに、今日はたくさん咲いているわ」と、教えてくださいました
プランターのお花だけではなく、中庭の隅で咲いているお花にも目をとめて下さっていることに感激しました




季節のクラフト

野菜を植えて頂いた後に、残った時間で簡単に取り組んで頂ける、季節感のあるクラフトを考えました
今回は、三階と一階の利用者さんに、違うクラフトを準備しました。

【 三階 】紫陽花のクラフト
【 一階 】梅雨のモビール
 (三階から活動を開始しました)


準備したもの

二色の紫陽花の材料(折り紙)
モビールに使う、折紙の傘・長靴・てるてる坊主(花紙)・ヒモなど




紫陽花のクラフト三階の利用者さんと

そろそろ梅雨を迎える頃となり、貼るだけで出来上がっていく紫陽花のクラフトを行なって頂きました。

もっと貼った方がいいかなぁ。これくらいがバランスが良いかなぁ~」と、紫陽花の花びら一枚一枚丁寧に貼ってくださいました




梅雨のモビール一階の利用者さんと

梅雨を楽しい気持ちで迎えて頂きたくて、雨を連想させるてるてる坊主等を、折り紙花紙で作り準備しました。
それらを、モビールのヒモの好きな箇所に、貼って、飾りを完成させて頂きました


貼るの難しいわぁ~」「どこに貼ろう、ここはバランスがおかしいかなぁ」「この傘の柄、かわいいねぇ」など〜
楽しそうな声が、いろいろ聞こえてきました


ある利用者さんの「折紙の傘の作り方を教えて~」という言葉をキッカケにして、“傘”を折って頂くことになりました

皆さん、とても熱心に、そしてあっという間に色とりどりの傘を作ってくださいました

傘を折るのはなかなか難しく、時間的なこともあり、最初から折って頂く予定にはしませんでした。
でも、『作りたい』という意欲を持たれた利用者さんは、集中されて、見事に作り上げられていきました
やりたいという意欲の素晴らしさを、改めて実感した一コマでした




また今回は、三階での活動の最後に「茶摘み」を唄いながら、利用者さんと一緒に手遊びをしました

茶摘み」は昔から歌われているせいか、知っておられる様子の利用者さんも多かったです。
歌の合間に合いの手を入れてくださったり、歌に合わせて踊るしぐさをされる方もおられました




~今日の中庭~

中庭に新たに野菜朝顔が加わりました
どんどん賑やかになっています

お花も野菜も、これから大きく育っていくのが本当に楽しみです


今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
利用者さんに作って頂いた、紫陽花のクラフト梅雨のモビールによる梅雨の風景です。

紫陽花の近くには、カエルカタツムリも飾りました





編 集 後 記


今回初めて、野菜の苗を植えて育てていくことにチャレンジしました。
背の高い野菜の苗を、皆さんが、嬉々として手際よく他の人と協力したり工夫したりしながら作業を進めてくださいました。
これは、すでに何度も苗植えを行って頂いている、経験の力も大きいと思います。

これから、中庭の環境で、野菜が順調に成長してくれたら、収穫の楽しみも、食べる楽しみも味わって頂くことができます。
初めての試みですから、ダメでも次に繋げればいいだけですが、でも、今は、ワクワク感と一緒に祈るような気持ちです


今回の活動において、心に留めておきたい次の二点をここに書かせて頂きます。

何かに積極的に関わっていこうとする意欲を、継続していくと、他のことにも意欲的になる
今回、利用者さん側からのリクエストで、傘を折紙で折って頂くことになりました
この時、側におられた何人もの利用者さんも、自分から加わってくださいました。
そして、皆さんが、積極的に折り方を聞かれながら、とても夢中な良い表情をされて仕上げていかれました

私たちメンバー全員が、感動し感激した場面でした。
改めて、利用者さんの中から溢れてくるようなやりたいという意欲を大切にしていきたいと思いました。


予定していなかった、その場の流れからの対応は、さらにその時間を充実したものにしてくれる
今回、予定していなかった、二つのことを活動中に行いました。
 *傘を折紙で折る。
 *「茶摘み」の歌を唄う

臨機応変な対応ができたのは、私たちが余裕を持てるようになったからで、そのこともとても嬉しいことですが、
何よりも、この二つの時間は、利用者さんと一緒に心から楽しめた時間と感じられて、とても嬉しいです

これからも、こんなふうに〜
利用者さんからの突然のリクエストに応えたり空いた時間に季節の歌を唄ったりできる私たちでいたいなと思いました



活動終了後に、写真で他のメンバーの表情を見るのも、密かな楽しみです
ここ最近は、全員が、余裕のある穏やかな表情をしていると感じています

そして、本当に楽しそうだな〜と、自分達のことですが、そう思います。
これも、利用者さんと施設の皆さまのお陰ですありがとうございます







エクセレント東山 -2019/4/24

2019-05-03 |  ├エクセレント東山

4月下旬に、エクセレント東山での第17回目の活動を行いました。

桜の季節は終わりましたが、自然界では、ますますお花があふれています。
エクセレント東山の中庭も、昨年秋に利用者さんに植えて頂いたお花でいっぱいになっていました。

今回、まだ元気に咲いているお花を残して、初夏から夏にかけて咲くお花を植えて頂きました
また、折紙でお花のクラフトも行って頂きました


今回は、はなとまさよが担当しました。
準備したものは、次の通りです。

準備したもの
日日草・マリーゴールド・ペチュニア ( それぞれ色々な色を揃える )
プランター( 土を半分ほと入れる )
土 (植える時に利用者さんに入れて頂く用 )

折り紙で作った花 ( クラフト用 )



初夏から夏にかけて咲くお花を植える


ビニール手袋をつけて手遊び

利用者さんに土や苗を触って頂くために、”ビニール手袋”を付けて頂きました。
そして、”ビニール手袋"に慣れて頂けるよう、また様々な感覚を楽しんで頂けるよう、遊んで頂きました

手をグーパーしたり〜 手を擦り合わせて、クシャクシャという音を聞いて頂いたり~

お隣同士で手を繋いで、手の温かさ感触を感じて頂いたりもしました



お花の苗を植える

植えて頂く前に、日日草マリーゴールドペチュニア見て触って香って頂きました。

わぁ~、きれいなやね」「思ったより匂いがせえへんなぁ」と楽しんでおられました


そして、それぞれの苗から好きな”色”のお花を選んで頂きました。
私は赤が好き」「この黄色がいい」など、はっきりと意思表示をして選ばれていました

プランターに苗を置いたら、その上から土をかぶせていきます

苗植えは今回で4回目となり、皆さん慣れた手つき楽しそうにどんどん作業を進めていかれました



お花の鑑賞&水やり 中庭に出て

今回初めて、利用者さんにお庭に出て、植え終わったお花を眺めたり、お水をやったりして頂けました
職員さんが、お庭に椅子を準備してくださったお陰で、ゆったりと楽しんで頂けました

車椅子の方にも、車椅子に座ったまま楽しんで頂けました

私、お花が好きやねん、家でもよくやってたわ」と熱心に楽しそうにお水をあげてくださる方もおられました




お花のクラフト 〜季節の掲示として〜

今回、お庭のプランターにお花を植えて頂いたことを、クラフトでも楽しんで頂きたいと思いました
そこで、折紙のお花で、季節の掲示用のスペースをいっぱいにして頂こうと計画しました。

利用者さんに好きなお花(折紙)を3つ選んで頂き、画用紙のプランターに貼って頂きました。

この花の隣に、この色のお花は合わないかなぁ」「この花を真ん中に置きたいわ~」と、ワクワク作業されていました

出来上がったクラフトを、掲示用の広い模造紙に貼って頂きました。
数名の方が中庭に出ておられる間に、お部屋におられた利用者さんが楽しそうに作業してくださいました





~ 今日の中庭 ~ 新しいお花を迎えて

利用者さんに植えて頂いたお花が、花台に並ぶと、それだけで嬉しくなります

利用者さんと一緒に、お水やりやお世話をしながら、成長する姿を楽しんでいきたいです



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
利用者さんに、クラフトで制作して頂いたお花を飾りました

5月らしい、鯉のぼり新緑も飾りました

中庭お部屋の中も、利用者さんが植えて(クラフトして)くださったお花でいっぱいになりました





編 集 後 記


さいわいの活動も2回目の春を迎え、『苗植えの活動』は4回目になりました。
改めて今回、利用者さんが活き活と意欲的に作業を進められていくて、園芸の活動は、素晴らしいなと感じました

何かに積極的に関わっていこうとする意欲は、人を元気に幸せにしていきます
ビニールの手袋をつけて手遊びする時から、皆さんには”やる気”があふれていました。

指先も、いっぱい使って頂けました
生花でも折紙でも、いくつものを見て頂けました
生花の香りも、楽しんで頂けました
完成した喜びやり遂げた満足も感じて頂けました

そして私たちも、職員さん達の力添えのお陰で、余裕をもって利用者さんとの自然な会話も楽しむこともできました

今回の活動開始の時に「今日はがんばろう」と、活き活きとした表情で伝えてくださる利用者さんがおられました。
活動の終わりには「毎日でも来て欲しいわ」と、言ってくださる利用者さんもおられました。

その言葉をメンバー全員で喜びなが、私たちの活動は楽しんでくださる利用者さんに支えられていると実感しました。
利用者さんから頂いた喜びを力にして、次の活動の準備を楽しんでいきたいと思います。



4月上旬の中庭の様子です
押し花にする予定でしたが、あまりに綺麗だったので、活動日までそのままにしておくことにしました

4月で平成が終わり、次に利用者さんにお会いできるのは、新しい令和の時代です。
これからも、どうぞよろしくお願い致します





エクセレント東山 -2019/3/20

2019-03-23 |  ├エクセレント東山

3月中旬に、エクセレント東山での16回目の活動を行いました。

いよいよ春本番を迎える頃となり、エクセレント東山の中庭も、お花が次々に開き始めています
今回の活動では、もちろん、春咲きのお花を楽しんで頂こうという計画を立てました。

具体的には、次の二つのことを行いました。

春咲きのお花と触れ合う
クラフト 〜パンジーの貼り絵〜

今回は、さいはとエイミーが担当しました。



春咲きのお花と触れ合う

中庭の花台の上でグングン成長しているお花を、プランターごとお部屋の中に持ち込みました
パンジービオラ、そして水仙や、硬い蕾を付けているチューリップも、見て触って香って頂きました。

お花に手を伸ばされると、皆さんのお顔が和らぎ優しい表情になられました

パンジーとビオラの花殻も摘み取って頂きました

指先に力を入れて、上手に摘み取っておられました思ったより多くの花殻を摘んで頂けました
立ち上がって、慣れた手付きで作業してくださる方もおられました




クラフト 〜パンジーの貼り絵〜

私たちは、室内で過ごされることの多い利用者さんに、クラフトでも春のお花に関わって頂きたいと思いました。

そして今回は、ちぎった折紙を貼って、パンジーの絵を完成させて頂くことにしました。
そのパンジーの周りには、去年利用者さんに作って頂いた押し花も飾って頂きました。


準備したもの

パンジーの絵 (折紙を貼って頂く部分を残して色を塗ってある)
折紙 (ちぎりやすいように8等分の棒状)
押し花 (去年の春に利用者さんに作って頂いたもの)


【それぞれ違う利用者さんに対応した準備内容】達成感を感じて頂くために〜
作業が難しいと思われる利用者さんのために、折紙を貼る部分(パンジーの中心)に、予め少しだけ貼り紙をしておく。
目が不自由な方に、パンジーの絵を”触れて”感じて頂けるよう、パンジーの花びらを”厚紙”で作っておく。
・パンジーの絵は〔オレンジ+紫〕〔黄色+紫〕の二通りで準備しておく。

今回は、個別に準備させて頂いたので、一人分ずつセットしておいたものを、お渡ししました。
もちろん、ほとんどの利用者さんに、パンジーの色を選んで頂きました。



作 業 開 始

細長く切った折紙をちぎって・・・・貼り紙の開始です

小さい折紙を、両手の指を使って、一生懸命に貼っておられました

薄くて柔らかい”押し花”も、指先で優しくつかんで、貼ってくださいました
裏にお名前を書かせて頂いたのですが、ご自分で書いてくださった方もおられました



パンジー 完 成

小さな折紙を、一枚貼って、一枚貼って、また貼って、、、生き生きとしたパンジーが完成しました

みなさんが集中して取り組まれて仕上げられ、やり切ったような穏やかな笑顔をされていました


今回、目がご不自由な方のために、担当が準備したものを紹介します。
花びら一枚一枚を”厚紙”で作り、指で確認しながらパンジーを完成させて頂きました。

花びらの厚みや形クレヨンを塗った部分の感触折紙の感触を、丁寧に感じておられました




~ 今日の中庭 ~
先月とは見違えるくらい、お花が開きました パンジービオラはもう満開です

黄色い水仙薄紫や白いクロッカス どのお花も色鮮やかでとても美しいですチューリップも大きくなりました



今回の活動の掲示です




今月の季節の掲示です
これから自然界に広がっていく春満開の風景です。にはが留まっています。

チューリップたんぽぽの近くには、てんとう虫蝶々もいます





活 動 後 記


今回、それぞれ出来ることが違う利用者さんに対応したいと、作業内容に段階を付けて準備しました。
活動も二年目となり、利用者さんお一人お一人を思い浮かべながら、段取ることができました

また、作業して頂くものを、分かりやすいように、一人分ずつセットしておきました。

そして活動終了後に、全員が、次の点に関して、良かったという感想を持ちました。

余裕を持って利用者さんに関わることができて、時間通りに終了することができた
それぞれの利用者さんが無理なく出来るよう、いくつかの段階に分けて考えた作業内容が、丁度よかった

これも、継続して活動させて頂いているお陰だと思います。
また次の活動の時にも、”利用者さん”の満足の笑顔と一緒に、”私たち”の満足も得られるよう取り組んでいきたいと思います



次の活動の時には、エクセレント東山の中庭は、
さらにお花でいっぱいになっていると思います
楽しみです






エクセレント東山 -2019/2/13

2019-02-23 |  ├エクセレント東山
二月の中旬に、エクセレント東山での、今年初めての活動を行いました。
早いもので、もう十五回目の活動となりました。

お花が咲き始める頃喜びを感じて頂きたいと思い、活動は”いくつもの色”を使ったお雛様飾り作りにしました。
また、利用者さんの”手先を幾重にも”使って頂き、仕上げていく喜びを感じて頂きたいと思いました。

そして、私たちは、折紙で作り上げていく、男雛と女雛を飾ったリースを作って頂くことにしました。


最近の活動では、達成感(満足感)を感じて頂くために『少し難しい』作業を心がけて取り入れています。
でも、利用者さんはいつも、集中して丁寧に仕上げていかれます。

なので今回は、さらにハードルを上げてみようということになりました。
今回は、担当だけではなく、”さいわい”のメンバーにも試してもらいながら、具体的な作業内容を決めていきました。

今回は、はなとたえが担当しました。



🎎お雛様のリース 作り


準備したもの

男雛・女雛の材料 ( 着物<半襟付き>・顔・扇・笏・冠 )

リースの土台 ( 折紙・紙皿・紐)
薩摩杉(生葉)と(折紙)
菱餅・折り鶴・桃の花・扇




薩摩杉(生葉)を楽しむ

かざりとして準備した薩摩杉を、触れて香って頂きました。

目がご不自由な利用者さんが、表情をパッと明るくされて、一心に香っておられました



土台となる”リース”を作る

リースは、折紙で作った8枚のパーツを、組合せながら貼って作るものにしました。
利用者さんに作って頂く部分を多くしようと、このリースに決めました。

リースが出来上がったら、紙皿(折紙付き)を貼って、引っ掛けるを取付けるという作業です。
少々、難しい作業でしたが、集中して丁寧に仕上げてくださる利用者さんも多かったです



男雛・女雛を作る&飾る

まず、男雛と女雛の、着物”柄”を選んで頂き、それを折って、そして”顔”を取り付けます。
さらに、男雛には、を、女雛には、を飾ります。

お会いした頃には、座っておられるだけだった利用者さんが、小さな”扇”を、指先でつまんで飾ってくださいました
メンバーみんなの胸が熱くなる、感動の光景でした



かざりを取付ける  鶴・扇・菱餅・薩摩杉・桃の花

一階フロアーの利用者さんには、を折って頂きました。
集中して丁寧に、折り進められていく方が多かったです

を織り上げられて、とても満足されている様子の利用者さんもおられました

”三色の菱餅””台”は、折り目を付けている折紙と、折り目無し折紙を準備しました。
折り目有りで作られた方も、また、折り目無しから折って作られた方も、出来上がると嬉しそうでした

薩摩杉は、先ず、折紙のを貼り付けて、そこに挿して頂きました



今回、私たちは、一つのパーツでも、折り目”有り”や”無し”などを準備して、利用者さんそれぞれに対応しようと思いました。
それでも、やはり細かい作業を、いくつも行って頂く計画を立てたので、時間が不足してしまいました

でも、利用者さんの中には、飾りが一つ一つ増えていくのをとても喜ばれているもおられました。
また、私たちの予想を超えて、作業を進めていかれる利用者さんもおられました




お雛様のリース 完 成

色とりどりお雛様のリースが完成しました

出来上がったリースを「ずっと見ていたい」と喜んで見つめられて、最後まで袋(持帰り用)に入れようとされない利用者さんもおられました




~今日の中庭~
パンジービオラが、プランターから溢れるくらいに成長してきましたいよいよ花盛りのが始まっていきます

チューリップのも、すぐに目に留まるくらい大きくなってきました



今回の活動の掲示です




今月の季節の掲示です
男雛女雛三人官女五人囃子ぼんぼり菱餅も折紙で作りました

桃の節句の喜びが、お部屋の中に、少しでも広がったらいいな〜と思います





活 動 後 記


今回、担当がポイントにしたのは、次の二点です。

『達成感(満足感)』を感じて頂けるよう、なるだけ利用者さん自身に作って頂き、完成させていく。
お雛祭りならではの『喜びと美しい色彩』を感じて頂く。

そのために、利用者さんに行ってもらう、具体的な作業の内容は、メンバー全員で意見を出しながら検討しました。
また、使う、千代紙も色々な”柄”と違う”色彩”のものを選びました。

今回、利用者さんに行って頂く、作業内容のハードルを上げようとして取り組みました。
その中で、上手くいかなかった点もありますが、多くの気づきを得る、得難い機会となりました。


【良かったと感じた点】
・美しい色合いのかざりを、飾っていくことを喜んで頂けた。
・一つ仕上げるたびに笑顔になられ、達成感(満足感)を感じて、作業を進めて頂けた方もおられた。
・細かい作業に、とても意欲的に取り組んで頂けた方もおられた。

【改善することが必要と感じた点】
・難しい作業を、いくつものパーツに取り入れたことで、時間が足りなかった。
・私たちが手を添えることが必要な場面が多く、対応できなくて寂しそうにされる利用者さんがおられた。
目がご不自由な方には、難しすぎる内容となってしまった。



これからに活かしていきたいこと
特に、次のことは、これからの活動に活かしていきたいと思っています。

作業の内容は、それぞれの利用者さんに対応できるよう、”三段階くらい”考えよう。

作業工程の中で、できない利用者さんも、”できたと思えるポイント”を作ろう。

折紙の場合には、”予め折り目を付けておく”のは有効である。(利用者さんが作業しやすく、また達成感(満足)も得やすい)






今回は、作業が難しかったことと、予定の時間で終えられなかったことで、
職員の皆さまにはご迷惑をおかけしてしまいました

本当にいつも、たくさんのお力添えとご理解をありがとうございます
これからも、よろしくお願い致します。