5月の末に、八回目となるエクセレント東山での活動を行いました。
今回の活動は、ちょうど梅雨の時期にあたりました。
梅雨といえば、誰でも思い浮かべるのが紫陽花だと思います。
今回は、この季節を代表する紫陽花を、生花でもクラフトでもたっぷりと味わって頂くことをメインに、
夏に満開を迎える植物とも触れ合って頂きたいと、次の三つのことを計画しました。




今回の活動は、エイミーとまさよが担当しました。
活動を重ねるごとに、それぞれの利用者さんで違っている、感性や個性や状態も少しは感じるようになりました。
五感に心地良い刺激を受けることで、人間は喜びを感じ、それが心身の元気や幸福感につながっていきます



生き生きと動き出すような



紫陽花の花や葉っぱを見ながら、触って頂いたり、香って頂いたりしました


生き生きと瑞々しい紫陽花に、「おぉ~」と驚かれたり、「きれいやねぇ~」と喜んでくださいました







多くの人の記憶の中に何度も刻まれている、紫陽花と、クラフトで触れ合って頂きながら、
雨の季節の喜びを、



また、雨上がりに空にかかるに虹

私たちは、次のものを準備して活動日を迎えました。
*紫陽花のお花作り〜花紙 (紫・白・青・ピンク)
*紫陽花の葉っぱ作り〜色用紙 (緑・黄緑)
*虹を作り模造紙に貼る



紫陽花のお花には、重なりによって色合いが微妙に変化するよう



好きな色の紫陽花を何枚か選んで、白い紙の上に貼って頂きました。

色々な色の花を手に取られながら「この色はどうやろうか?」と、組み合わせも楽しんで頂けました







いつもよりも





朝顔のタネを、プランターにまいて頂きました。


3月にタネをまいたキンセンカ、ホウセンカ、ナスタチュームが大きくなり、株ごとにプランターに植え替えて頂きました。




どの利用者さんも、タネや苗を手にされると、自然に笑顔になられていました


植物が成長していく姿は、人に元気を与えてくれます









庭に咲いていたお花を活けて、楽しまれた利用者さんもおられました












私たちは、昨年の9月に活動を開始して、今回で八回目を迎えました。
まだ一年間を通しての活動になっていない分、毎回が新しいチャレンジと、そして新しい気づき(反省)の連続です。
そんな中で今回、活動内容を次のように見直すことにしました。

*屋外に出ることができて、生花や植物と触れ合える季節は、クラフトはせず、庭での作業を中心にする。
*屋外に出るのが難しい季節は、クラフト製作を中心に行う。
次の気づきから、見直しに至りました。
今回、紫陽花のクラフトと、中庭での作業の両方が、盛りだくさんとなり一つ一つにかける時間が短くなりました。
時間が気になり急いでしまう場面もあり、これでは利用者さんの喜びや元気のために動いていると言えないと感じました。
一つのことにゆっくり時間をかける方が、利用者さん自身も、見る・触れる・香る・聞くの感覚でゆっくり味わうことができ、
そして私たちも、一人一人違う利用者さんに繊細な心を向けて、適切で必要な対応ができると思い、見直しを決めました。

前回の活動後にクリアーにまとめた次の目標にも、少しずつ近づいていきたいと思っています




今回の活動の気づきから見直しに至りましたが、そのどれも、担当を中心にして全員で利用者さんのためにと考えたものでした。
‥‥多くの人の心に鮮明にある紫陽花のクラフト作りは、心から喜んで頂けるのではないか‥‥
‥‥夏の暑さで屋外に出られなくなる前に、お庭の生花や植物とじかに触れ合ってもらいたい‥‥


利用者さん目線で、利用者さんのためにを、改めて大切にしていこうと全員で確認しました
