🌷さ い わ い🌷 🌱わい🌱わい🌱

福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
  🍀優しさに響き合おう🍀優しさを広げよう🍀

エクセレント東山 -2019/12/25

2019-12-28 |  ├エクセレント東山
そろそろ年越しを迎える12月の下旬に、エクセレント東山での第24回目の活動を行いました。

春咲きの花を植える時期も終わり、今回はクラフトのみを行って頂きました。
年越し間近ということで、新しい年を迎える喜びを感じながら作業できるクラフトにしたいと思いました。

また、活動も回を重ねる毎に、皆さんが積極的に取り組まれるようになり、少し難しい内容でも仕上げていかれています。
そこで今回は、さらに細かい作業を重ねていく内容にしたいとも考えました。

そして担当の二人で、色々考え、色々試して、椿の花干支のねずみお正月飾りを作って頂くことにしました。
干支のねずみは、華やかな赤い台紙に貼り、の飾りも付けて頂き〜
椿の花は、一枚一枚の花びらを芯に付けて完成させていくことにチャレンジして頂きました


今回の活動は、まさよとさいはが担当しました。

 
お正月飾り作り 〜椿と干支のねずみ〜

今回は、感触もそして大きさも違う材料に触れて頂きながら、取り組んで頂きました。
その材料を [椿と一輪挿し] [干支のねずみ] に分けてセットしてお渡しして、始めていきました。


椿と一輪挿しを作る

準備したもの
*椿の材料 
 ・花 (和紙・花紙)
 ・茎(ストロー)・葉っぱ(和紙)・枝(ワイヤー)
一輪挿しの筒(トイレットペーパーの芯)、飾りの折紙、水引(二種)
台紙、クラフトテープ(茶色)


今回も最初の作業工程に、次のような差をつけました。

二階三階:一輪挿しの筒(柄の折紙は貼ってある)を選んで頂く
一階:一輪挿しの筒のを、折紙から選んで頂き、筒に貼って頂く

水引も二種類からお好きな方を選んで、一輪挿しに貼り、それを台紙に貼って頂きました。

次に椿を作って頂きました
両面テープをつけた八枚の花びらを、黄色の花芯を囲むように貼るという、難しい工程です。

赤と白の組み合わせはどうかな~」と、赤と白を混ぜた椿を作られる方もおられました
花びらが上手くつかない方もおられましたが、テープで補強されるなど工夫してお花を仕上げていかれました。

そして椿の花の枝の先に、二枚の葉っぱで枝を挟むようにして、貼って頂きました。これも難しい作業です。


干支のねずみを作る

準備したもの
*干支のねずみ の部分の材料
 ・台紙(厚紙、赤の折紙)
 ・ねずみ本体・耳(和紙)
 ・飾り(折紙) ~松、笹、星、台座、スポンジシート
「賀正」「迎春」の筆文字


型どった和紙のねずみに、や色々な飾りを貼って頂きました
様々な感触を味わって頂けたらと、耳と飾りの部分の裏には、固い“厚紙”や柔らかい“スポンジシート”を貼りました。

どこにしようかな~」と飾りの位置を、何度も何度も確認しながら貼ってくださったり~
ねずみは私の干支やわ~」と嬉しそうに言われる方もおられました

最後に「賀正」「迎春」と書かれた筆文字の飾りを選んで、台紙に貼って完成です


今回、目がご不自由な利用者さんにも同じ材料でクラフトを作って頂きました。
皆さんに様々な手触りを味わって頂きたいと、紙類だけでも和紙折紙厚紙を使い、裏にスポンジシートを貼った飾りも準備しました。
それで、目の不自由な方にも、同じ材料で楽しんで頂けるのでは〜と思いました。

横につかれていた職員さんの説明を受けながら、一つ一つの材料の大きさ手触りを確認されながら仕上げておられました


完 成

お正月らしい華やかなお正月飾りを、仕上げて頂くことができました

これでお正月が迎えられるわ~」など、喜んでくださる利用者さんも多かったです


歌を唄う

活動の終わりに「お正月」と「一月一日」を唄いました。
前回の活動の時にご要望頂き準備した〔 歌詞カード 〕を見ながら、唄ってくださる方もおられました

手拍子を打ちながら、楽しそうに唄われる方もおられました。
どちらも昔からある歌なので、皆さんよくご存じのようで、大きな声で唄っておられました


~ 今日の中庭 ~

苗のが少しずつ増えてきました

フリージアの芽が出て、まっすぐに伸びてきています
少しずつ、少しずつ大きくなる芽や株を見ていると、利用者さんと中庭に出る春が待ち遠しくなります




今月の活動の掲示です
 


今月の季節の掲示です
いつものように、施設の入り口に飾らせて頂きました

新しい年を迎える喜びが伝わってきます



編 集 後 記

今回、私たちにとっては三回目の年越しのクラフトの活動となった。
最初の頃には、考えることもなかったような難しい内容のクラフトを行って頂くことができた
活動も今回で24回を数えて、本当に積み重ねていくということの力を、今回改めて実感することができた。

また今回、次のような、とても嬉しい様子に気づくことができた
*お手伝いをお願いされて待って頂いていたら、先の工程を取り出して自分なりに考えておられた。
利用者さん同士、隣の方のクラフトのパーツをそっと袋から出してあげられていたり、
優しい笑顔で「手をかしましょうか〜」と、声を掛けられたりされていた。
*工程が多いにも関わらず、利用者さん皆さんが落ち着いて集中して作業をされていた。

今回も、様々、次の活動に繋げて改善していきたい点も得ることができた。
作用内容の細かい点や、利用者さんへの関わり方など・・・・色々、みんなで心に留めて、一回一回を重ねていきたい。


この頃では、利用者さんの方から、私達に声をかけてくださることも多くなった。
「わぁー、久しぶりやね。嬉しいわぁ」
「立ってたらしんどいやろ、あの椅子に座ったら〜」

優しい気持ちを持って活動を始めたつもりが〜、
私たちの方が、優しさ充実感前向きな力も、いっぱい頂いている
エクセレント東山の利用者さんありがとうございます

職員の皆さま、いつも快く迎え入れてくださり、活動しやすい環境を作ってくださりありがとうございます


感染予防のため、一月二月はお休みさせて頂きます。
三月にお会いすることを、楽しみにしています。
来年も、どうぞよろしくお願い致します



エクセレント東山 -2019/11/27

2019-12-05 |  ├エクセレント東山
すっかり秋らしくなった11月の下旬に、エクセレント東山での第23回目の活動を行いました。

先月の活動では、この時季の恒例となった春咲きの花の“苗”を植えて頂きました。
そして今月は、春咲きの花の“球根”( チューリップ・クロッカス・フリージア )を植えて頂きました。

利用者さんは、花や野菜を植えることに積極的に関わり楽しそうな様子を見せてくださいます。
そこで、春咲きの花植えを二回に分けることにして、遅く植えることが可能な“球根”を今回植えて頂くことにしました。

また、もうすぐクリスマスということで、クリスマスらしいクラフト作成はないかと考えました
そして、だんだん出来上がっていく段階を楽しんで頂けるクリスマスリースを作って頂くことにしました


春咲きの球根を植える
クリスマスリース作り

今回の活動は、はなとたえが担当しました。


春咲きの球根を植える

準備したもの
*球根チューリップクロッカス・フリージア
スクラップブック (これまでの活動で咲いた花や野菜の写真)
プランター(土を入れたもの)
土(植えるときに利用者さんに入れて頂く用)
ビニール手袋



ビニール手袋をつけて手遊び

球根植えの前に、いつものようにビニール手袋を付けて、ジャンケンほっぺたを触ったりなど、遊んで頂きました

とても嬉しそうな笑顔を見せてくださる方や、隣の方と手を握り合い微笑まれる姿も見られました



作 業 開 始

まず、これまでに植えて頂き中庭に咲いた、野菜の写真を集めた〔スクラップブック〕を見て頂きました。
球根から咲いていく花をイメージしてもらい、植える喜びをいっぱい感じて頂きたいと思ったからです。

わ〜、きれいやなぁ」と、じっと写真に見入られる方もおられました。

プランターと球根が運ばれてくると、「早く植えたい~」と席から立ち上がって植え始める方もおられました

皆さんが、球根を土の中に入れるのも、その上に土をのせていくのも、慣れた手つきで進めていかれました



クリスマスリース作り

準備したもの
新聞紙
アルミホイル
モール
飾り(リボン・ポンポン・松ぼっくり)
ヒモ(リースを吊るす)


丸いクリスマスリースの土台は、新聞紙をくるくると丸めて、輪っかにして作ります。
作業工程にをつけて、それぞれ次の工程から作って頂きました。

二階三階 : 土台を完成した状態から
一階 : 土台から作って頂く

次に、土台の輪っかをアルミホイルで包み、金色のモールを巻きつけていきます。
モールを「これはどうやってつけるの~?」と戸惑う方もおられましたが、皆さんが、丁寧に巻いていってくだいました

そして飾りのリボン・松ぼっくり・ポンポンを、好きなところに好きなだけ付けて頂きました。

ポンポンを手に「これは右の方がよいなぁ〜」、「松ぼっくりをもう一個ちょうだい」など声を上げられながら〜
皆さんがご自分自身で、工夫しながら楽しみながら リースを仕上げていかれました

今回、目がご不自由な利用者さんにも同じ材料でクリスマスリースを作って頂きました。
アルミホイルを巻く時のや、モール・松ぼっくり・ポンポンの手触りを丁寧に感じながら仕上げてくださいました


完 成

キラキラ輝くモールと色とりどりの飾りが華やかで、クリスマスらしいリースが完成しました

皆さんが、満足そうな笑顔でカメラに向かってくださいました。



 クリスマスベルを折る ~一階の方と~

クリスマスリースを早く完成された方に、折り紙でベルを折って頂きました。

私は金色にする」「ここは、どうするの?教えて~」など 楽しまれていました


歌を唄う

活動の終わりに、クリスマスにちなんで「ジングルベル」と、少し早いですが「お正月」をみんなで唄いました

「♪今日は楽しいクリスマス♪ヘイ腕をつきあげて、最後のポーズも決まりました

お正月」のゆったりとしたリズムに乗って、手をゆらゆらと動かしながら唄ってくださる方もおられました


~ 今日の中庭 ~

先月植えた苗がしっかりと根付いていました
ガーデンピックは、粘土が溶けてきていたので抜きました楽しませてくれて感謝です

これから、少しずつ少しずつ大きくなっていくお花を、皆さんと楽しんでいきたいです



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
ツリーの周りに皆さんのクリスマスリースを飾りましたクリスマスの喜びでいっぱいです

利用者さんに折って頂いたベルは、クリスマスツリーに飾りました



編 集 後 記


今月は、春咲きの花の球根を植えることと、クラフトを行って頂いた。
植えることに関しては、回を追うごとに、皆さんが意欲的になられ手際もよくなられている。
それで今回「もっと植えたかった」という声も聞かれたので、今後の活動において検討していきたい。

また今回のクラフトに関しては、次のように、メンバーが良かったと感じたことが多かった
・少しお手伝いするだけで、利用者さん自身で作業を進められて、皆さんが仕上げられた感を強く持てた。
・見本もあり、何を作っているのかが分かりやすかった。
・材料(新聞紙・アルミホイル・モール・松ぼっくり・ポンポン)の、“手触り”や触った時の“音”が、それぞれ違っていてよかった。
・時間的にも余裕を持って、作って頂けた。


今回、今までにない様子で関わってくださった、二人の利用者さんのことを書き留めておきたい。
その様子から、これからに繋げていきたい、次のような気づきも得られた。

[活動に関わろうとされない方]や、[身体が不自由な方]に対して、私たちが一方的に関わろうとすることを止めてはいけない

[ 関わろうとされなかった方 ]
活動のたびに「何をやっているか、全く分からない」と言われて、今まで園芸にもクラフトにも殆ど参加されなかった。
それが、先月初めて、花の苗植えを一緒に行ってくださり、今月は、球根を植えるのもクラフトも行ってくださった
クリスマスリースを完成されて、出来上がったリースと一緒に写真にも写ってくださった。
その様子から、一つ一つの工程を丁寧に説明すると納得されて、参加してくださることが分かった。
また関わっていくと、ご自身が認知の進行に不安を持たれていることが分かり、それが関わられない主な理由だったと理解できた。

[ 身体が不自由な方 ]
半身がご不自由なその利用者さんは、参加されても「あなたがやって」「どれでもよい」と言われることが多かった。
しかしながら、回を重ねるごとに積極的になられ、片方の手が不自由でも、花の苗や球根を植えてくださるようになった。
またクラフトも、手を添えてもらわれることはあっても、殆ど一人で完成されていくようになった。
そして何よりも、活動の間中ずっと笑顔で過ごしてくださるようになった


私たちは活動させて頂くにあたり、施設には様々な方がおられるので、無理強いはしないことを大切にしている。
しかしながら、今回のことで、「関わられたくない方だから仕方ない」と勝手に思い込んでいてもいけないと実感した。

やはり、関わってくださり、そしてその様子が嬉しそうであると、私たちはとても嬉しい
だからこそ、さらに繊細に丁寧に、お一人お一人の気持ちを察しながら、関わらせて頂きたいと思う。


利用者さん、職員の皆さん、本当にありがとうございます 





エクセレント東山-2019/10/30

2019-11-13 |  ├エクセレント東山

風の冷たさを感じ始めた、10月の下旬に、エクセレント東山での第22回目の活動を行いました。
さいわいが活動を始めて、三回目の秋となりました。

今回の活動では、もちろん恒例となった春咲きの花を植えて頂く計画を立てました。

またクラフトでは、植えたお花が成長していくのを、さらに楽しみにして頂けることはないか‥と考えました。
そして担当が思いついたのが、プランターのお花の横に挿すガーデンピックです。
ご自分で植えられたお花の横に、ご自分で作られたガーデンピックを挿して頂くことにしました


ガーデンピック作り
秋の苗植え春咲きのお花を植える~

今回は、はなとエイミーが担当しました。



ガーデンピック作り

ガーデンピック は、軽くて柔らかい樹脂粘土を使って作って頂くことにしました。
樹脂粘土は、指や手でこねている時の感触がとても心地よく利用者さんにも楽しんでくださるのでは〜と思ったからです。

準備したもの
樹脂粘土(白・赤・青・黄)
飾り付けパーツ(樹脂粘土で作ったお花、葉っぱ、ミニボール)
割り箸



まずは〔土台作り〕 です。四色の樹脂粘土の組合せ方&混ぜる割合で、様々な色を作ることができます。
利用者さんに「何色がお好きですか?」とお聞きして、混ぜるとその色になる樹脂粘土を数個お渡ししていきました。

粘土を指先でつまんだり伸ばしたり 手のひらで包んで丸めたり こねていく作業を楽しんで頂けました

土台ができたら〔飾り付け〕です。土台に割り箸をさして、お花・葉っぱ・ミニボールで飾って頂きました。

土台の色と同じ青のお花にしよう」など、思い思いに自由にパーツを飾っておられました
もっといっぱい貼りたい~」と、土台の表裏いっぱいにパーツを付けられる方もおられました

左手がご不自由な利用者さんも、左手に土台を持たれて、右手でパーツをいくつも付けていかれました


完 成

自由な発想で楽しんで頂いたら、こんなに個性豊かなガーデンピックが出来上がりました

赤・青・黄色やから信号にする!」と、信号のような形を作られた方もおられました


今回、目がご不自由な利用者さんには、見本やパーツを触って頂きながら、色や形をお伝えしました。
粘土をこねておられる時にも、変わっていく色の変化をお伝えしました
一つ一つの工程の説明に、うなずきながら、とても丁寧に、ご自分のガーデンピックを仕上げていかれました




秋の苗植え春咲きのお花を植える~

準備したもの
ナデシコパンジービオラ金魚草
プランター(土を半分ほど入れる)
土(植えるときに利用者さんに入れて頂く用)



ビニール手袋をつけて ~手遊び&ジャンケン~

苗植えの前には、いつものようにビニール手袋をつけて、手遊びをして頂きました。

手をグッパしたり~ ジャンケンをしたり〜 手拍子や手をさすって頂いたりしました


作 業 開 始

苗植えは今回で5回目となりました。
プランターと苗が運ばれてくると、皆さんが、慣れた手つき積極的に植えてくださいました

私はスミレがよいわぁ~」と言われる方もおられました〜
最初から2個選ばれて「私はこれを植えます」と、はっきりと意思表示をされる方もおられました

いつもあまり参加されないある利用者さんも、立ち上がって積極的に苗を植えてくださいました


ガーデンピックを飾る

苗を植えて頂いたプランターに、手作りのガーデンピックを挿して頂きました。




お花の水やり&鑑賞
 
今回、数名の方に中庭に出て、水やりをして頂きました。
植えたばかりの苗に腰をかがめて、丁寧にお水をあげてくださいました

ある利用者さんが、お花を眺めながら、お花みたいな綺麗な心になりたいわぁと呟かれました
何気ないその一言が、心に深く響いてきて、ほんの一瞬手を止めてしまいました



歌を唄う~一階の利用者さんと~

活動の終わりに一階の利用者さんと、「大きな栗の木の下で」を、振りをつけながら唄いました。

この歌は皆さんがよくご存知のようで、大きく手を動かして唄ってくださいました
利用者さんが、とてもとても楽しそうだったので、1回で終わるのがもったいなく、2回続けて唄いました



~ 今日の中庭 ~

植えたばかりのお花に、色とりどりのガーデンピックが添えられて、お庭がいっぺんに華やかになりました

日日草が元気を取り戻し、たくさんのお花を咲かせてくれています


今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
秋の実り( りんご・柿・くり・ぶどう)を、いっぱい飾りました。

りんごの木の下のリスは、どんぐりを頬張っています




編 集 後 記


春咲きの花を植えることも三回目となり、今回は土作りから行うことにしました。
色々な意見を聞き試行錯誤しながらですが、次へ次へと、繋げていけたらいいなと思っています。

利用者さんには、テーブルの上のプランターに花を植えることに、とても親しんで頂いているようでした
とても嬉しかったですが、一人1株(2株植えた方もあり)では、少なかった様子の方も多かったです。
これは、次に繋げ活かしていきたいと思います。

今回、私たちが驚いたのは、利用者さんが作りあげられたガーデンピックでした。
この年代の方には、ガーデンピックが身近でなかったようで、想像しなかった形状に仕上げられました。
市販されているモノに捉われない、ユニークで自由な発想のものばかりでした

ガーデンピックを作って頂く説明をした時には、ピンとこないような表情をされる方も多かったです。
その時は、もっと分かりやすい説明の必要も感じましたが、でも仕上がったモノを見ると、これで良かったのかなと思います。
形に捉われることもなく、少しずつ出来上がっていく過程で、利用者さん自身で、想像し考えながら進めて頂けました

今回、鮮やかな四色の樹脂粘土をこねて、小さな飾りを付けて頂きました。
利用者さんの、指先の刺激にも目の刺激にもなったかなと思います
何よりも皆さんに楽しんで頂けてよかったです。




利用者さんに植えて頂いたお花が、スクスク成長していきますように
施設の皆さま、いつも自由に活動させて頂いて感謝です






エクセレント東山 -2019/9/25

2019-10-05 |  ├エクセレント東山

9月下旬に、エクセレント東山での第21回目の活動を行いました。

暑かった夏が終わり、少しずつ秋を感じる季節になってきました。
秋と言えば“秋の実り”で、金色に輝く稲穂と、実った果物が、すぐに浮かんできます。

日本では、“秋の実り”を感謝する、お祭りが各地で催されます

そんな“秋の実り”を喜び、自然の恵みに感謝するような内容の活動ができないかと、担当を中心にして考えました。
そして思いついたのが、昔はよく見かけた田んぼや畑を守っているお地蔵様に、秋の実りをお供えするクラフトです。

今回は、はなとまさよが担当しました。



お地蔵様秋の実りをお供えする ~折紙と花紙を使って


準備したもの 

今回は、絵を描いている知人に、お地蔵様の絵をお願いしました。
金色の稲穂の前で秋の実りを喜んでいるお地蔵様〜とリクエストし、[見本用][塗り絵用]を描いて頂きました。

・お供え用の果物( 折紙・花紙 ) 〜 ぶどう・りんご・柿・くり
・お供えを入れるカゴ ( 色画用紙 )
・ボンド( カゴにお供えを貼り付ける )


お供えものを作る

まず色画用紙で、お供えを入れるカゴを作って頂きました。利用者さんによって選べるよう[2通り]準備しました
カゴの作り方2通り [1] 開くだけで完成 [2] 折るところから行う( 事前に折目を付けてある )

ぶどうは、三角形の台紙に、一粒ずつつまんでボンドで貼って頂きました 一房のぶどうの完成です
カゴを[2]で完成された方の中には、(折目付き)もご自分で折られた方がおられました

利用者さんそれぞれで、お好きな果物を、お好きなだけ、ボンドでカゴに貼り付けて頂きました。
どこに置こうかな~」「ぶどうが好きだから、もう一個ちょうだい」など楽しそうな声が聞こえました


完 成 お供えもの

お供えするカゴに、秋の実りがいっぱいに詰められました

まるでお地蔵様にお供えをするようなポーズで、写ってくださった方もおられました


塗り絵 〜お地蔵様とお供えもの 〜

[塗り絵用]に描いて頂いた絵を、塗って頂きました

待ち切れないで「その塗り絵をしたいから、はよ持ってきて~」と、塗り絵のリクエストをされる方もおられました
トンボのスタンプも、「楽しい~」と、いくつも押されていました

利用者さんの中には、「有り難いわぁ」と、お地蔵様に手を合わせる方が何人もおられました
何だか部屋中が、優しい空気に包まれていきました


今回、目がご不自由な利用者さんのために、担当がお地蔵様の置物を準備しました

お地蔵様を手で包むようにして持たれ、指で色々な部分に触れておられました
お供えの果物も同じように一つ一つ、優しい笑顔で触れておられました。



歌を唄う

今回も、活動の終わりに皆さんと一緒に、を唄いました
三階:「赤とんぼ
一階:「赤とんぼ」「大きな栗の木の下で」(手遊び歌)

大きな栗の木の下で」は、全員で振りをつけながら唄いました

皆さんがよく知っておられるようで、腕全部を使って大きく動きながら、唄ってくださいました
手がご不自由な利用者さんも精一杯、手を動かして唄っておられました

唄っていると、皆さんの笑顔がどんどん輝きを増していきました




~ 今日の中庭 ~

お花の数は減ってしまいましたが、暑い季節のお花が、まだ元気に咲いてくれています
長い間、咲いてくれているお花に感謝です。

来月の活動では、利用者さんに春咲きのお花を植えて頂こうと計画しています。

最後のピーマンを収穫し、利用者さんに見て触って頂きました。

野菜を植えるのは初めで、上手くいかなかった点も多々ありました。
来年に活かしていきたいと思います



今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です
個性豊かなお地蔵様たちが、お供えものを喜んでくださっているような、実りの愛の風景です

職員さんの「綺麗なので、他の場所にも貼ってもらえますか?」という声に応えて、一階の他スペースにも貼らせて頂きました
また、移動されることが少ない三階の利用者さんにも見て頂けるよう、三階にも貼らせて頂きました




編 集 後 記

今回の活動の内容を紹介する時に、お地蔵様の絵お供えものの見本をお見せすると、皆さんが目を輝かせてくださった
その輝く眼差しのまま 積極的に楽しそうにクラフトに取り組んでくださって、本当によかった

皆さんに馴染みのあるお地蔵様が、優しい笑顔で描かれていて、
最初から皆さんが[塗り絵]ができると想定できたのも良かったと感じる
また、馴染みのある秋の果物が、色鮮やかで色合いもよく大きさもよかったと感じる

お供えの果物は、皆さんがあっと言う間に仕上げられて、塗り絵も余裕を持って行って頂くことができた。

また、器用でいつも早めに終わられる方が、今回も手持ち無沙汰にしておられるのに気づき、柿の折紙をお勧めできてよかった
最近の活動では、利用者さんによって、行って頂く手順に“差”を付けて準備している。
柿の折紙は難しく、もしかしたらあの方ならば〜と思って、折目だけ付けて準備していたものだった。

これからも、さらにお一人お一人に充足感を得て頂くことを考えて、“差”をつけて準備していこうと確認した。

また今回も、皆さんと歌を唄い 和やかな雰囲気で締めくくることができた
手遊び歌を身体を動かしながら唄って頂いたが、皆さんの身体の中から喜びが湧き出してくるようだった。
この経験を大切にしていきたい


担当を中心に、メンバーみんなで楽しみながら、活動させて頂いています

回を追うごとに、私たちの喜びも増しているように感じています。





エクセレント東山 -2019/7/31

2019-08-09 |  ├エクセレント東山

7月下旬に、エクセレント東山での第20回目の活動を行いました。

5月に利用者さんに植えて頂いた夏野菜(トマトミニトマトピーマンナス)が、収穫の時期を迎えていました
そこで今回は、利用者さんに収穫を楽しんで頂く計画を立てました。

また、クラフトでもを感じて頂きたいと思い、“ミニトマト”“夏の花”クラフトに取り組んで頂くことにしました。

夏野菜と触れ合う ~収穫~
ミニトマトと夏の花のクラフト

今回の活動は、さいはとたえが担当しました。



夏野菜と触れ合う ~収穫~

中庭から、[ミニトマト] [ピーマン] [ナス]をプランターごと持ち込んで、それぞれのテーブルに置きました。
「わぁ~、大きくなったねぇ」歓声が上がりました

私たちが説明する前から、席から立ち上がってナスに手を伸ばし収穫される方もおられました
ハサミを上手に使って、収穫してくださる方も多かったです

「あ、ここにもピーマンがなっているね♪」 「このトマト、もう採れるんちゃう♪」と、声を弾ませて次々と収穫しておられました。

じ〜っとナスに集中して・・・採って・・・「採ったぞー♪」とばかりに手に上げて見せてくださる方もおられました

採ったばかりの野菜を手にして、利用者さんは自然に笑顔になっておられました



ミニトマトのクラフト

クラフトは、白い画用紙に、ミニトマトのを描いたものを準備して、次の二つの工程を行なって頂きました。
〔1〕折紙で作った“葉っぱ”を貼る。
〔2〕赤いスタンプで、“赤い実”をポンポン押していく。
(スタンプは、丸くしたメラミンスポンジを布で包んで作ったものです)

今回、二階三階さんには、葉っぱを貼ったものをお渡しして、〔2〕の工程のみ行なって頂きました。

準備したもの
白の画用紙(クレヨンで枝を描いておく)
折紙の葉っぱ
スタンプ
クレヨン、のペイント、筆
食品トレー(パレットの代わりとして使う)
ビニール手袋



クラフト開始

二階と三階の利用者さんには、赤いスタンプをポンポン 押して頂きました。

最初は不思議そうに見ておられた方も、スタンプを押し始めると夢中になって、たくさん押しておられました

一階の利用者さんには、葉っぱをノリで貼るところから行なって頂きました。
葉っぱ一枚一枚、置く場所を考えながら、丁寧に貼っておられました。

スタンプを「トマトってどんな風についてたかなぁ」と、実際のトマトをイメージされながら、押されていく方もおられました


ミニトマト 完 成


色鮮やなクラフトが完成しました。満足そうな表情でカメラに向かってくださいました


今回、目がご不自由な方のために、担当が準備したものを紹介します。

ミニトマトの枝・葉っぱ・実を、“フェルトシール”で作っておきました。
そして利用者さんに、スタンプにされるか、フェルトシールにされるかを、選んで頂きました
フェルトシールを選ばれました

指でフェルトシールのを丁寧に触られながら「ここが空いているわ〜」と、貼る場所を決めておられました。
丸いトマトの実 葉っぱの向き を、指先で繊細に感じられながら、貼っておられました



夏の花のクラフト ~一階の利用者さんと~

一階の利用者さんにはミニトマトのクラフトの後、夏の花のクラフトも行なって頂きました
折紙で作った、六枚の“花びら”“葉っぱ”を、白い画用紙に貼っていくというものです。

花びらは、オレンジ・黄色・赤・紫・水色・ピンクの、6色から選んで頂きました。

「色を選ぶのが楽しいわ~、迷うわ~」と、ワイワイワクワク楽しんでおられました。
画用紙の空いたスペースに、お名前を書かれたり、一言コメントを書かれる方もおられました



また今回、二階と三階、そして一階の活動の終わりに、それぞれ皆さんと一緒に「茶摘み」を唄いました

手拍子でリズムを取りながら、歌の合間には、合いの手も入れて唄ってくださいました



~ 今日の中庭 ~

先月元気がなかった中庭のお花に、元気が戻ってきました
その元気な様子を利用者さんに見て頂けたらと、花台を一台、廊下側の見えやすい場所に移動しました

朝顔がすくすくと成長し、立派なつるを巻いています。も付き始めました


今月の活動の掲示です



今月の季節の掲示です。
利用者さんに作って頂いた、ミニトマトのクラフト夏の花のクラフトを飾りました。

夏らしい鮮やかな色彩を見ていると、眩しい夏の太陽を感じることができそうです〜






編 集 後 記

今回は、活動のメインとして、夏野菜の収穫を行なって頂いた。
中庭で夏野菜を育てるのは、初めての試みであり、また今年が天候不順だったこともあり、思ったほど実が付かなかった
でも、室内に持ち込んだ夏野菜を見ただけて、活き活きとした表情になる方も多く、行なってよかった。

また、この季節になると屋外で過ごすことが少ない利用者さんに、外の自然に触れて頂けたこともよかったと思う。

今回も、二階三階さんと、一階さんのクラフトには、をつけて準備した。
夏野菜の収穫と合わせて、二つのフロアーとも、余裕をもって行なって頂くことができる程よい内容だったと思う

また、皆さんと歌を唄うのは、みんなが一緒になって楽しい気持ちになることができると、改めて感じた
今回、活動の終わりに唄ったが、何か良い流れで締めくくれる様にも感じた。
これからは、メンバー全員で、利用者さんが好まれる歌を何曲か、いつでも唄えるように準備していきたいと思う。



目の不自由な方へのクラフトを、とても繊細に感じながら、丁寧に仕上げてくださり、本当に嬉しかったです
いっぱいの喜びを、いつも、ありがとうございます