凡夫の日常(たんたんぴー日記)

たんたんぴー(キジョラン)は綿毛のついた種です。風に吹かれてどこに飛んでいくやら。淡々坦々にも通じる気持ちです。

何がいい酒かうまい酒かは人によりそれぞれ

2016-03-29 | 日記
日本酒とは長い付き合いです。思うことは好き好きは十人十色でしょうね。アルコールに弱い人はフルーティな甘口、強い人は辛口を好む傾向があります。また、景気のいい時はたくさん飲めて飽きない軽快な辛口酒、最近のように20年も不景気が続き先行きも気がかりな時代は甘口の中の甘口が人気です。個人としては辛口の切れのいい純米酒がいいと思っています。
獺祭はいい酒です。プロから見て最高レベルです。品質も安定しています。残念ながら安くして売っているのでそれほど評価されていません。世間は値段イコール品質なんですね。悪くはないがたいしたこともない酒が獺祭の2倍の値段で売れており、しかも30年近くも。企業努力の結果だからそれはそれでいいでしょう。一旦刷り込まれたことは刷新されないということです。他人の意見に邪魔されず客観的に品質を評価できる人は少ないし訓練されないとできません。
最近のいい酒は群馬県の龍神酒造でしょう。銘柄は龍神と尾瀬の雪どけの2銘柄です。桃色濁り酒は色が桜のような薄いピンクでアルコール度数は10度で香りは苺か黒ブドウのような香りがあり、非常に甘口ですがさらっと捌けのいい酒です。半濁りで生ですから二酸化炭素のガス感があり、数あるピンク酒の中でもダントツ人気ですね。ひな祭り、花見の今頃しか発売されない季節商品です。ネットで買えたら幸運でしょう。
辛い日本酒はどうかといえば、徹底的に糖分を発酵させた純米酒は日本酒度でプラス21度です。残存する糖分はありません。米のうまさと酵母の出汁が酒の味です。甘口全盛の時代に逆行しているので現在は販売されていませんが、好きな人もいます。


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