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社会的なことが独り歩きする法則。

2019-03-23 | 文学
 3月23日 土曜日

 おはようございます。 グリーン・DE・クリーンです。


社会のあらゆる自然的変化は、腐敗か、衰退か、退化である。

流転する全ての物事、生成する全ての物事は、何もかも崩れ落ちるように、

時間が何もかも劣化させてゆく。たとえ始まりが正義であっても。

この世界が不公平なのは、信じたくはないが法則なのだろう。

悪が増殖し、社会が因果律を形成する地獄の法則を正義の目的に適うようにするには、

ウィン・ウィン主義が手綱を持って方向を定めてやるしか今のことろ方法がない。

社会的なことが独り歩きする法則とは、

万有引力が示すものと同様それは 「地獄」 にある。

ニュートンは 「地獄の法則」 を実用化した偉大な人物にほかならない。

もしかすると、

あなたは社会が提供する幸福を一人で全部手に入れようとしているかもしれないが、

それはいささか、欲張りというものである。今あるもので工夫した方が良さそうだ。

だからといって気が滅入る必要はまったくない。

他人に迷惑を掛けさえしなければ、多少の悪行は大目に見てもらえるからだ。

現代は罪が発覚して初めて、罪人になるからだ。

宗教的で厳格な掟など、地獄社会ではしょせん無理な話なのである。

だが、そうは言ってられない現実がある。

お釈迦様の言うように、

私たちは苦しみから逃れられないにしても、

ひとつだけ 「救いの手」 があるからだ。

それというのは、「愛」 があれば何でも許されることである。

イジメにせよ、ヘイトにせよ、コピペにせよである。

強引に善と悪とを分類するなら、愛があるか無いかで分類される。

つまり、「愛」 があれば地獄が調和することになる。

法律を見よ。あれが 「愛」 の無い証拠である。

裁判による判決の秘訣は 「愛」 以外に何があるというのだ。

犯罪者優位の傲慢な判決には天誅も時には必要悪となろう。

気になるのは、その必要悪だが、これも避けては通れない問題である。

どうやらこの世界にはちょっとした悪が必要のようである。

必要悪その最たる例を挙げるならば、一位はやはり金儲けであろう。

この世界で金儲けほど素晴らしい必要悪が他にはあるのか。

「カネだ!金をくれ!もっとくれ!」 地獄での合言葉だ。

最高と最悪は、幸福と不幸と同じく表裏一体のようだ。

実際、現在過去を問わず 「必要悪」 がどれほど深く根付いているかを

理解するには共産主義や資本主義による経済活動を見れば明らかだ。

だからといってこの 「必要悪」 を根絶やしにすることは出来ない。

なぜなら、経済活動とは 「地獄化した世界」 を現実の土台として、

その上でエネルギーを物質に転換し成功しているからである。

確かに古来は善行こそが決定図だったが、

時と共にエントロピーによるカオスは刻一刻と深まるばかりである。

サイコパスは私にこう言ってのける。

「悪もバレなければ悪じゃない。盗みは上手く行けば成功だ」と・・・。

どうやら社会的なことが独り歩きする法則に対応するには、

中庸こそが一番重要な事柄であるようだ。



     つづく。