4/1「武器輸出三原則撤廃」についての感想
今日は今日閣議決定した「武器輸出三原則撤廃」についてのコメントを書きたいと思います。
(と言う訳でNHKを考えるはお休み)
今日閣議決定した
「武器輸出三原則撤廃」は戦後の日本が守り通した
「平和憲法」が空洞化してしまうのではないかと言う懸念を持った
重大な決定でした。
私はツイキャスラジオの中で度々語っていますが
「ひろしま」と言う映画の後半部分は
中小企業が武器を製造していたと言う事実と
それに関わざろうえなかった一人の青年の話です。
彼は広島原爆で両親と妹を亡くし、叔父に引き取られますが、
叔父がパチンコ玉を製造していると思っていたら
実は銃弾を製造していた事に心を痛め
叔父の工場を飛び出し、
厳島にある原爆死亡者の骸骨を持ち出し、厳島で観光客に販売します。
しかし、警察に検挙された時に
「ボクは爆弾を作るのはいやだ」と叫ぶのです。
多分その当時の日本国民の多くはこの叫びを皆で共有していたと思っています。
しかし、
戦後思想が空洞化されたまま戦後歴史教育が全くなされない中で
安倍政権はあっさりとこの問題を戦前に戻していまいました。
それは、戦後の歴史教育が「時間がない」と言う理由でおざなりになった結果でもあります。
また、
マスコミに至っては
どの新聞も1面では扱っていませんでした。
そのため、人々の関心も全くと言って良い程薄いものになってしまいました。
これは報道の責任でもあります。
地球上で戦火の絶えた歴史はありません。
しかし、日本はそれが例え表面上であっても武器を輸出しなかったのですから、
それだけでも平和に貢献していました。
安倍首相の言う「積極的平和主義」では「武力に依る平和」が前提になっていますが、
それは間違っていると思っています
国連の言う平和とは
思想や、文化、差別(何の差別であっても)貧困のない事が
前提になっているのだそうです。
ですから、
安倍首相はこの事を理解されているのかどうかはなはだ疑問です。
今回の閣議決定でも、
公明党との妥協で全てが決定されたようですが
公明党にも同じ様な疑問を持っています。
三宅洋平さんは「全ての武器を楽器に」と言う言葉を選挙フェスの時に掲げましたが、
安倍首相もこの洋平さんの言葉に耳を傾ける必要があると持っています。
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