6/30「イヤな月」明日から、いよいよ7月。と言う事はいわゆる「上半期」も今日で終わった事になる。あっという間と言うか、対して変わらないと言うか、、どちらをとっても、私自身はとても気が重い。今度の選挙で多分、自民公明と言う下らん政党が更に勢いをつけ、表面上「平和ボケ」そのものの日本が継続される。しかし、大黒柱の人口が急激に減少している事で、日本と言う大きなお屋敷は、シロアリによって喰い尽くされ,99%の人々はそれによって押しつぶされる。権力に媚びた者達だけが生き残り、残りは吐き捨てられる。サラリーマンと言う職業は衰退し、会社員と言えば「公務員」しかいないと言う現実を突きつけられる。しかし、人間「喰う、寝る所に、住む所」なのだから、しんどくても生きていかなければならない。聖書でも読んで「文明の衰退経路」について考え、読んだ時だけ納得すると言う、バカらしい時間の過ごし方もまた一興であると自分を誤摩化しつつ,いずれ、ある日突然公安警察がやってくる日を予想すると言う現実を描きつつ,パソコンを叩いて下らん文章を書いている自分が悲しい。きっと拘置所に入った瞬間、自分のこれからの運命について、悲観的になり,無力になってしまうのではないか?としきりに考えたりする。そして、そんな事を考えつつ、明日を迎えるのであろう。
6/29「見て学ぶ事」
私達が今回の原発事故で感じる事は
政府やその関係者、
そして、国民の多くが
「見て学ばなかった事」
と言う点にあると思っている。
例えば、
政府関係者は福島事故に関して
「チェルノブイリ事故の教訓を生かして」
と言うが、
子ども被災者支援法一つをとっても
本当に
現場を見て考えたのであろうかと言う点を考えると
怪しくなる。
私は
去年地元のデモに参加した時に、
そこで
ある自民党の県議が
「私は最近チェルノブイリに視察に行ってきました」
と言っていたが、
今時点で
神奈川県議会では子ども被災者支援法の決議がされていない。
つまり、
この県議は
チェルノブイリに視察には行ったが,
その後,何もしていないと言う事になるのだ。
それは
「(現地を)見ても学んでいない」
と言う事になる。
最近の子育ても
そのような状況にあると思っている。
中三になると受
験戦争に巻き込まれ、
それ以外の成長や思考に大切な事は一切否定され、
「高校に入る事」だけを目指させる。
それは
大学受験でも、就職活動でも同じ事である。
だから、
その時において
「本当に大切な事は何か」
と言う思考が
出来なくなってしまうのだ。
しかし、
私の大先輩である大貫康夫さんは
最近私に
「見て学ぶ事」を教えて下さった。
それは自由報道協会授賞式に私を呼んで下さったと言う事だ。
授賞式では
様々な分野で活躍されているジャーナリストの皆さんが
受賞されたが、
その方々のコメントを通じて、
私自身あこがれと共に
「こうゆう風に取材するんだなあ」
と
受賞者の後ろ姿を垣間みる事が出来た。
日本では
辛い事、イヤな事を直ぐに忘れようとする嫌いがあるが、
「見て学ぶ事=歴史に学ぶ事」
として
2度と起こしてはいけない惨事から
、学ばなければならないと思っている。
6/28「再稼働阻止」
今日
「原子力規制を監視する市民の会」のブログを見ていたら、
7/8に「再稼働阻止全国集会」があると言う記事が載っていた。
今度の参院選で自民公明が過半数を獲得する事は多分事実だろう。
その時原発の再稼働は一気に加速する.
そうなると
「再稼働阻止」はもはや風前の灯なのである。
そして、
もう一つ「再稼働」について、
考えなければならないのは
「日米原子力協定」の存在だ。
今日山本太郎さんの番組で座間宮ガレイ氏が語っていたが、
今回の選挙で
「日米原子力協定について、考えないと
多分あっという間にこの協定が延長される前提で
再稼働が進むと言う事になる。
なぜなら、
この協定がウランの再処理を目的としてる為、
余剰核廃棄物をモックス燃料として使いたいと言う両国の思惑があるからだ。
しかし、
この協定の思惑は日米双方共違うので
反原発市民団体は直ぐにこの協定の是非が答えられないと思っている。
実際
「原子力市民委員会」で
私がこの協定にについて,
質問した所、
曖昧な答えしか返って来なかった。
多分、
委員会側としては
「市民」
と言う事でこの協定について不問にしたいのであろう。
しかし、
この協定がある限り、
六ヶ所の再処理工場は勿論、
原発は無くならないし、
大間原発の建設は必至なのである。
そして、またいくら官邸前で反原発を叫んだとしても、
それは、
時間とお金の無駄と言う事になるのだ。
実際、
私もこの協定を知ってから、
反原発を言う事がバカらしくなった時もある。
そして、
この先,いくら地震や事故で原発が壊れても、
原発は止まらないと言う事になる。
それを防ぐ為にも
再稼働阻止の中にこの協定の明確な破棄を
訴えてゆかなければならないと
思う。
6/27「裸の王様」
今日福島では
「山本太郎&木田節子トークショー」が開かれ、
(多分)
今頃終了したはずである。
木田さんとはこのブログでも
何度か書かせているただいた事があるので今は書かない。
今日の木田さんの話の中で興味のある話があった。
それは木田さんがこの選挙に出る最後のきっかけを作った方との出会いの話だった。
木田さんが、
官邸前の「福島の女達の座り込み」の時、
その当時の国連職員が木田さんと出会い、
更に,
浜岡原発作業員だった方のお母さんとの出会いが
この選挙の出馬だったと言う事だ。
木田さんは
今、福島の人々に
「いかに自分たちが情報を知らされず被曝したのか、
いかに復興と言う美名の元に無駄使いをしているのか」
と言う事を拡散している。
そんな木田さんを見て、
「私は何にもしていない」
と情けないのと同時に、
悔しさと、
いらだちで頭の中が割れそうになっている。
早くこんな馬鹿馬鹿しい国を捨てる方が良い。
と
思う時もあるが、
でも、そうなったら、
それこそ「一億玉砕だぁ」と諦めもつき始めている。
更に輪をかけて感じるのは日本全体が
今や
「一億総裸の王様化」
しているのではないかと言う事でがある。
木田さんが福島県内で放射能の話をすると、
周囲が「クルクルパー。」と笑って通り過ぎたと言う話を披露してくれた。
福島県内を始めとして、
日本全体が汚染されているにもかかわらず、
それをまともに聞かないと言う現象は
黒澤明監督の作品
「生きものの記録」
と言う映画そのものである。
その映画は興行的に非常に悪かったので
黒澤作品の中でも
評価が今ひとつの作品である。
しかし、
ストーリーだけ見る限りでは
今の福島県内や日本の状況そっくりである。
今や
「一億 総裸の王様 化」
した日本人が真っ先に見るべきはこの作品なのかもしれない。
6/26「何も変わらない事」
今日は多くの電力会社で
「株主総会」
があった。
私も本来なら何としてでも,
会場内に入るべきなのだが、
去年だったかあるつてがあって、会場内に入る事が出来、
総会の内容をつぶさに見学出来る事が出来たので
今回は
「行くだけ野暮だ。」
と
最初から渋谷にすら行かない事を決め込んでいた。
日本の場合、
多くの株主提案は
よほど、それがその会社に取って利益になる事でない限り、
株主の意見は聞き入れられない。
そうなると
何の為の株主総会や株主提案か
判らなくなってしまう。
吉本興業の株主総会の様に
総会の後、
所属の芸人が総出演し、株主をもてなすと言う様な総会はもあるが、
大抵の総会は
その会社の
「持株会」と大株主の委任状が全てを決めてしまう。
だから、
私としては会社側がそんなに大げさな会場を用意したとしても、
余り意味がないと思っている。
それより、
マスコミの一部は
株主に手渡す「お土産」に興味が移っていると言う噂も聞いている。
今の日本では
株を取得出来るなど生易しい事ではない。
だから、
株主総会の中身など全く興味のない人々が多いだろう。
それ以上に
週刊誌の見出しではないが
これからはそんな事より、
「お父さんは中国に出稼ぎに行ってます」
と答える子ども達も出てくる
恐ろしい世界が待っているに違いないだろう。
原発はどんどん増え、
また、海外の原発もますます増えるだろう。
もしかしたら、
首都圏など、
更なる原発事故が起こったとしても
「またか」
位の感覚で抗議の意志など示さなくなるかもしれない。
この間生活クラブであった
「広島長崎を繰り返さない」
と言う集会にも900人余りの組合員の内、
参加したのは20人足らずであった。
それだけ原爆の記憶が遠のいているのだから、
マスコミが報道しなければ
福島事故も、
後10年位したら、ほとんどの人々が記憶から離れると思う。
推進派と呼ばれる人々はそれを狙って
マスコミに対して報道管制を引いていると思っている。
と言う愚痴を
長々と書いていた矢先に
面白い話題が飛び込んで来た。
一つは
青森市が東北電力株主総会で「脱原発」を提案すると言う事。
そして、
もう一つは米軍の「トモダチ作戦」で
被曝したとして東電を相手取り、訴訟をおこした米兵らについて、
東電側は争うらしいと言う事だ。
どちらも、
もしかしたら、
今までと同じに
「何も変わらない事」
になってしまうのかもしれないが、
0、001%位
世の中が変わるかもしれないと言う事なのかもしれない。