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4/29「長谷川発言に疑問を呈する」
今日もまた、「防衛装備移転3原則とそれに関連する動きに対してコメントを書きたいと思っています。
最近も取り上げましたが、
東京新聞の長谷川副主幹はテレビ朝日の番組「朝まで生テレビ」出の発言の中で
「個別的自衛権にこだわる事は自国の利益のみを守る事であり、憲法前文の国際協調に反する」
と発言したそうです。
そこで「憲法前文」で
この部分に相当する箇所を一寸だけ書いてみると
こうなります
「日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
我らと我らの子孫のために諸国民との共和による成果と我が国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こる事のないやうにする事を決意し、、」
とあります.
私自身は憲法学者ではないので
今から書く文章は私の主観にもとずく物になってしまうのですが、
ザックリこの「憲法前文」を読んだだけでも、
「戦争はしないように」
と書いてあるのだと思っています。
長谷川氏はこの文(我らと我らの子孫の為に諸国民との共和による成果と)の解釈を
「個別的自衛権」と引っ掛けて述べたのだと思いますが、
個人的にはこの文章のクライマックスが「再び戦争の惨禍が起こる事のないやうに、、」と思っているので
「集団的自衛権」も「個別的自衛権」も
その区別はないと思っています。
ですから、
長谷川氏が述べているように
「国際協調主義に反する」と言う言葉自体、
憲法をじっくりと読めば書いてないと思っていますし、
ましてや「前文」にそのような解釈が出来る道理はないと信じています。
しかし、
長谷川氏は別の番組の中で「政府の(いわゆる)ポチと呼ばれる記者は優秀だ」
とも発言しています。
つまり、
彼のこの発言は彼の自説である
「政府のポチ発言」と解釈されるのではないでしょうか?
それならば、
この発言は全く理解可能です。
しかし、
そうなると、彼のこの「自衛権ポチ発言」が世論に与える影響は
少なからずあると言っても過言ではありません
彼の持論である「政府のポチが優秀な記者」ならば、
新聞記者は不要で
政府の役人自らが新聞にパソコンから記事を送れば住む事なのではないでしょうか?
そんな角度からこの問題を考えると
ますます、
長谷川氏の責任は重いと思うのですが
いかがでしょうか?
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