キミと一緒に、歩いてゆこう

ミニチュアダックスの千姫(せんひめ)と暮らし、その日々を綴っています。

ずっと読まなかった

2014-03-03 05:06:29 | 日記


富士丸君のブログを読むのが大好きでした。

この本は、その富士丸君の父ちゃんの穴澤さんが書いた本です。

2010年の秋に発行された本ですが、

今まで、読むことが出来ませんでした。

きっと、ボロボロに泣いて、しばらく立ち直れないと思ったからです。

だから、気になっていたけど、いつか読もうとは思っていたけど、

最愛のものを亡くした時の気持ちを知りたいけど、知りたくなくって、

手に取りませんでした。

昨年の秋から、市の咳がジワリジワリと悪くなって、

老化より速い速度で、もしかしたら、死が近づいているような気がしました。

少しだけ、覚悟もしました。

その咳が、止まって、市が気持ちよく熟睡できるようになって、

そうしたら、どうしても読んでみたくなって、図書館で借りてきました。

どうして読んでみようとしたか、わかりません。

きちんと覚悟は決めておこうと思ったのか、

市が、元気な今なら読めると思ったのか、よくわかりません。


読んでみました。

はっきりわかったのは、

私には、同じことは、起きない。

同じようには、ならない。

もっと精神的に悪くなるのか、受け止めていくのかわからないけど、

私には、私だけのことが起きるのだろうとわかって、

予想していた涙は、出ませんでした。

きっとその時は、誰にでも、その人だけのことが起きる。

私は、この本に準備をさせてもらうことで、助けを求めたのかな。

でも、それは無理なんだと、わかりました。



市!

こっち向いて



にほんブログ村 犬ブログ ダックスフンドへ
にほんブログ村