富士丸君のブログを読むのが大好きでした。
この本は、その富士丸君の父ちゃんの穴澤さんが書いた本です。
2010年の秋に発行された本ですが、
今まで、読むことが出来ませんでした。
きっと、ボロボロに泣いて、しばらく立ち直れないと思ったからです。
だから、気になっていたけど、いつか読もうとは思っていたけど、
最愛のものを亡くした時の気持ちを知りたいけど、知りたくなくって、
手に取りませんでした。
昨年の秋から、市の咳がジワリジワリと悪くなって、
老化より速い速度で、もしかしたら、死が近づいているような気がしました。
少しだけ、覚悟もしました。
その咳が、止まって、市が気持ちよく熟睡できるようになって、
そうしたら、どうしても読んでみたくなって、図書館で借りてきました。
どうして読んでみようとしたか、わかりません。
きちんと覚悟は決めておこうと思ったのか、
市が、元気な今なら読めると思ったのか、よくわかりません。
読んでみました。
はっきりわかったのは、
私には、同じことは、起きない。
同じようには、ならない。
もっと精神的に悪くなるのか、受け止めていくのかわからないけど、
私には、私だけのことが起きるのだろうとわかって、
予想していた涙は、出ませんでした。
きっとその時は、誰にでも、その人だけのことが起きる。
私は、この本に準備をさせてもらうことで、助けを求めたのかな。
でも、それは無理なんだと、わかりました。
市!
こっち向いて
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