桜子でーす

日々の感想や思いついた事柄を写真や文章に表しました。ビジュアルに表現出来ると嬉しいな!

そんなトシに?

2014年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
2月22日(土)

穏やかな天気になったが、気温は相変わらず低い。
毎日の様にベランダの側の桃の樹を眺める。
日毎に蕾がふくらんで、まだかまだかと暖かな春を待っている様子がよく伺える。


最近、庭の様子が変わって来た。雪の後では、一層、季節が早まる様な気がする。
私が今、一番、気にするのは植物。
植物は嘘をつかない。
季節の変わり目を逸早く知らせてくれるのも、植物。
小さな、目立たない野草が、一番、春の訪れを早く知らせてくれる様な気がする。

その様な野草を見付けると、何とも愛おしく思える。
なぁんて、本当は、私って、優しいのだな。
だって、こうした草花を見付けると、心が安らいで、いろいろな想像をしてしまうからだ。

広くもない庭で、荒れ果てた様な花壇だが、ひっそりと芽が出て来ると嬉しくなる。
そして、雑草だと分かっていても「いや、もう少し待って!』とばかりに、抜き取るのを止めてしまう。

若い頃、職場の噂話で「あの人も歳をとったものだ。生き物じゃなくて、植物の世話をしている』と言って笑った。
それは、相手に対する嫌みではなく、むしろ、親しみを持ったものだったが、何となく、今でも印象に残っている。
そして、当時は、言葉の意味が良く理解出来なかったが、今は分かる様な気がする。

そんな事を考えながら、今日もベランダヘ出た。
「私も、そんな歳になってしまった。いや、もう、いい歳になり過ぎたんだわ」
しかし、これは人生の寂しさから来るのではなく、毎年、季節が来ると芽を出す、嘘をつかない植物の律儀さを愛したからだ。

これからも、もっと、もっと、植物を大事にしなくては………
自分が、歳をとっているから植物が好きと言うのでは無く。


そうだ!運動のために、近所のスーパーへ行かなくては……
夕方の路地は肌寒かった。夕日を撮ろうと思ったが、カメラを取り出すのも寒い。










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