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中国ハルビン市方正県から

婚姻要件具備証明書

2013年11月22日 | 日記

いわゆる日本政府と中国大使館が認めた独身証明書のことです。普通の方は1回しか取ることがないので取得方法を書いておきます。中国に在住の中国人と結婚する際に必ず必要な書類です。

 

まず、新婚の場合は市役所、区役所で、再婚者は地元の法務局で婚姻要件具備証明書が欲しいと言えば現本を作ってくれます。その際に相手の名前と生年月日が必要です。無料ですぐに作ってくれますが、相手の苗字の漢字がない場合は手書きとなります。

今度はこれと自分の戸籍謄本を持参して外務省に行って認証を受けます。霞が関駅前にあります。身分証明書がないと入れてくれません。

翌日には認証の公印が押されてもらえます。無料です。今度はそれを広尾の中国大使館に持参します。ここはさらに入館が厳重で携帯や金属は前もって籠の中に入れてX線検査です。中国大使館は午前中までなので、朝早くから準備しないと間に合わないです。人もとても多いです。ここでは最初に窓口に行って来館目的を告げば、書類のコピー、チケット購入して何番の窓口にいきなさいと指示があります。公印されてできるのは4-5日後です。有料です。確か1万円以下だったような。行かない場合は佐川急便で有料(確か700円で1週間後)で送ってもらえます。

さあ、これで婚姻要件具備証明書ができました。ちなみに相手側も同じような書類が必要です。結構中国側も面倒らしい。

あとはこれを持って中国の結婚処に彼女(相手)と結婚して赤い結婚手帳をもらいます。次に公証役場に行って公証書3種類を各2部合計6枚もらいます。結婚公証書、国籍証明書、出生証明書です。当然有料で結構高いです。

日本に戻ったら、まず市役所、区役所にこの3通と結婚手帳を持って行き、結婚します。1週間もしたら戸籍に反映されますので、この新しい謄本と3枚の公証書、結婚手帳をもって港南の東京入管に提出します。しばらくすると入管から在留認可認定書が送ってきます。品川駅から入管行バスが出ています。

今度はそれを中国の相手にEMS等で送ります。

奥さん、相手はそれを日本大使館、領事館またはその代理機関に提出します。そうすると約7日で日本政府発行のビザが発行されます。その前に当然奥さんはパスポートを取得してないといけません。

あとは日本行の航空券を買えば来日です。

中国人が日本人の配偶者ビザで来るためにはこんなに大変です。私は黒竜江省と青島市の結婚式に立ち会いました。ハルビンは何度も立ち会いました。他の省の結婚もだいたいこんなものだと思いますが、ご自分で確認してください。

 なお。添付書類等も必ず自分で日本や中国の各省庁に確認してください。

愛があればこういう手続きも大したことではありません。在日中国人と結婚する場合は楽です。

以上が大体の結婚から来日までの流れです。