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隋便/高齢者の入浴を襲う「ヒートショック」の対策法&乗用車ブランド通称名別順位

2021-01-08 14:30:48 | 日記
下記の記事は東洋経済オンラインから借用(コピー)です

本格的な冬の訪れで気を付けたいのが、高齢者の入浴中の事故だ。消費者庁は、冬に多発する高齢者の入浴中の事故について、注意を呼びかけている。
高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は、年間に7000人程度発生している。「不慮の溺死及び溺水」のうち、家や居住施設の浴槽での死亡者数、つまり入浴中の急死者数が7割を占めており、2011年(平成23年)以降、交通事故による死亡者数を上回っている
出典:消費者庁の注意喚起のリリースより転載
発生月がわかっている高齢者の入浴中の急死者数を見ると、11月から4月が多い。12月と1月が最も多い時期なので、特に注意が必要だ。
出典:消費者庁の注意喚起のリリースより転載
高齢者の入浴事故を予防するために、消費者庁では、次の6点を呼びかけている。
(1)入浴前に脱衣室や浴室を暖めましょう。
(2)湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
(3)浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
(4)食後すぐの入浴、またアルコールが抜けていない状態の入浴は控えましょう。
(5)精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
(6)入浴する前に同居者に一声かけて、見回ってもらいましょう。
主な原因はヒートショック、同居家族の見守りも
入浴中の事故死が気温の低い冬場に急増する主な原因は「ヒートショック」だ。ヒートショックとは、温度の急激な変化が身体に与えるショックのこと。急激な寒暖差で血圧が乱高下することによって、脳出血や失神などの症状が発症しやすくなるといわれている。
特に冬の入浴時には、暖房をしていない脱衣室や浴室は室温が低く、そこで衣服を脱いで全身を露出すると、急速に体表面から体温が奪われて血管が収縮し、血圧が急激に上がる。温かい湯船につかると今度は血管が拡張して、急上昇した血圧が一気に下がり、失神を起こして浴槽で溺れて亡くなるということが起こる。
なかでも高齢者は、血圧の変動が大きくなる一方で、寒さを感じにくい傾向があり、入浴前に浴室や脱衣室を暖めることが推奨されるという。
高齢者と同居している家族は、浴室や脱衣室の室温が寒くないか確認したり、入浴時間が長いと感じたら声をかけたりなど、手助けをすることをおススメする。日本気象協会の「ヒートショック予報」をチェックして、注意を促すというのも1つの方法だ。
他方、東京ガス都市生活研究所 の「都市生活レポート」によると、高齢者の住まいの7割が持ち家一戸建てで、そのうち半分(平成25年住宅・土地統計調査)が1980年以前に建築された、断熱性の現行基準を満たさない住宅だという。
住宅の断熱性は、浴室と脱衣室の室温にも影響する。断熱性が低いほど、浴室や脱衣室が外の気温の影響を受けて、室温が低くなると考えられる。都市生活研究所の調査では、築年数が経過している住宅ほど、浴室や脱衣室を寒いと感じている人が多い。加えて、築年数が経過している住宅ほど、浴室に暖房器具が設置されていない場合が多い。
出典:東京ガス都市生活研究所「都市生活レポート “暖かい”入浴のすすめ」より転載
 東京ガス都市生活研究所の調査では、浴室の室温が低いと浴槽の湯の温度を高くする傾向があるという。浴室の室温と湯温の温度差が大きいほど、ヒートショックのリスクは高まる。やはり住まいの断熱性の向上は、入浴中の事故予防の根本的な解決策となるだろう。
家全体の断熱リフォームをすることが最も効果的だが、予算的に難しいという場合は、浴室に暖房設備を設置するなど、支払える予算で可能なリフォームは何があるか検討してほしい。
断熱リフォームには、減税や補助金の優遇制度が利用できる場合がある。あらかじめ利用できる制度がないかを調べておくのがよいだろう。
まだまだある、危険な高齢者の冬の事故
高齢者にとって冬に危険なことは、入浴中だけではない。
消費者庁では、3大事故として、次の3つを挙げている。
・転倒や転落
・誤嚥等の不慮の窒息
・不慮の溺死や溺水
家庭内の転倒や転落の予防は、住まいの段差などをなくしてバリアフリーにすることが基本だ。しかし、冬は、こたつやホットカーペットを出す高齢者も多い。電源コードに足をかけたり、端の部分につまずいたりすることも多いので、注意が必要だ。
また、正月になると餅を食べる機会が増える。餅をのどに詰まらせる窒息事故も多くなるので、餅を小さく切って調理したり、食べるときには先に汁物を飲むように勧めたりして、正月を楽しく過ごすようにしたいものだ。

 
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