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日本の高齢者は若返っている! 抗老化研究の最前線

2021-01-31 15:30:00 | 日記

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日本の高齢者が若返っている客観的な証拠
 リンダ・グラットン氏の書籍『ライフ・シフト』が世界的なベストセラーになって以来、「人生100年時代」という言葉がよく使われるようになりました(日本では2016年に発刊)。長年、老年医療に携わってきた樂木先生は、「人生100年時代」の可能性をどう見ていますか。
大阪大学大学院医学系研究科内科学講座教授の樂木宏実さん
樂木 私が医師として働きだした36年前、1980年代半ばの80歳は、“随分と高齢”だった記憶がありますが、最近の高齢者は本当にお元気な方が増えています。体の強さや健康観は時代によって変わるため、遠い将来のことは分かりませんが、今の50歳から60歳代やその前後の世代は、十分に100年ライフを目指せる環境にあると見ています。
 現在、約8万人の日本の100歳以上人口は、2050年に50万人を超えるとの推計がありますが、これに違和感はありません。
 100年ライフで課題となるのが、健康寿命の延伸です。2016年時点の平均寿命と健康寿命の差は、男性が約9年(平均寿命=約81歳、健康寿命=約72歳)、女性が約12年(平均寿命=約87歳、健康寿命=約75歳)で、これが「健康上の理由で日常生活が制限される期間」です。このギャップを埋めていくことが、今後ますます重要になるのだと思います。
ギャップを埋めることはできるのでしょうか?
樂木 健康寿命の延伸について、良いエビデンスから紹介しましょう。日本人高齢者は体力的に若返っているというデータがあるのです。図1は1992年と2017年の歩行速度を男女別、年代別に示したものですが、2017年の85歳以上男性の速度を見ると1992年の75歳以上レベル、女性は65歳以上レベルになっているのが分かります。つまりこの25年で、男性は10歳、女性は20歳ほど若返ったと見ることができるのです。
図1 高齢者の歩行速度の推移
2017年の85歳以上の歩行速度を25年前の1992年と比べると、男性で約10歳、女性で約20歳分速くなっている。出所:厚生労働省「人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議報告書」(2020年)を基に日経BP
 こうした傾向は、健康状態や知的能力においても見られており、現在の高齢者は10年前と比べも、総じて5~10歳若返っていることが分かっています。
しかし一方、健康長寿には厳しい現実もあります。介護につながるような病気の罹患率の高さです。例えば、がんや認知症の罹患率が、日本はインドやブラジルといった新興国よりも高いといったデータもあります。罹患率だけでなく、死因と合わせて比較する必要はありますが、いずれにしても日本人はこのような病気を抱えながら長生きをしているのです。
 健康寿命を延ばすには、健康管理への取り組み、準備が欠かせません。もちろん70歳には70歳の準備や対策はありますが、老いる速度を遅らせて健康長寿を目指すのに、“早過ぎる準備”はありません。早くから始めるほど高い効果を期待できます。
「年だから仕方がない」は誤り!
どんな準備を始めたらよいのでしょう。
樂木 まず老化について、正しい知識を持つことが大切でしょう。「年だから仕方がない」「遺伝だから仕方ない」。老化に対して、こんなイメージをお持ちの方も多いようです。しかし、これらは必ずしも正しくありません。老化はその人の過ごしてきた生活環境と密接な関係があり、生活習慣を改善することなどで、制御、コントロールできる可能性が大きいのです。
 年齢と老化の関係や、準備すべきポイントをつかんでもらうため、私がよく使用しているのが、図2の「年齢と老化の関係モデル」です。横軸は年齢で、縦軸は生存率・自立度、つまり“元気さ”を示しています。老化は20歳ごろから始まり、50歳代で加速する傾向があります。
図2 年齢と老化の関係モデル
細胞と臓器の老化は、一般に20歳以降に始まるが、人により進み方は異なる。健康寿命を延ばすことにより、健康老人、長寿老人になる道も開ける。出所:樂木教授作成
 4つのモデルのうち、「残念な老化パターン」として、特に注意していただきたいのが、左から2番目の「生活習慣病モデル」です。中年期を過ぎると生存率が下がり始め、平均寿命手前で亡くなるケースですが、中年期から健康に不安を持つサラリーマンが、しっかり手立てをしなかった場合にたどる未来、と言えばイメージをつかみやすいかもしれません。
 50歳代から生存率が下がる理由として、エイジングドミノの進行が挙げられます。エイジングドミノは、加齢や生活習慣を背景に、ホルモン低下や酸化ストレスといった老化要因が重なり、臓器老化や老年疾患が同時並行して起きる現象です。その始まりは30歳代、40歳代であるケースも多くあり、だからこそ早くから老化制御、健康寿命延伸の準備に取り組む必要があるわけです。
樂木先生が監修した書籍『「100年ライフ」のサイエンス』でも触れられていますが、老化制御について革新的な研究も進められているようです。
樂木宏実監修『老化はこうして制御する 「100年ライフ」のサイエンス』(日経BP)
樂木 この数年の老化研究の成果として、エビデンスレベルが高く、社会実装への期待が高い老化制御の研究がたくさん出てきたことが挙げられます。
 例えば、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)を活用した老化制御法。これは、ビタミンB3(ナイアシン)の一種であるNMNを摂取し、長寿遺伝子を活性化させることにより老化制御を図るもので、マウスを使った実験ではすでに効果が認められています。現在は人への効果を確かめている段階で、私たち大阪大学でも2020年に臨床試験を行っています。
 老化細胞も期待の高いテーマです。老化細胞は、分裂を停止した細胞が行きつく先の1つ。特定の老化細胞を除去することで、臓器の若返りを図る「老化細胞除去薬(セノリティクス)」の開発も進められています。この他、細胞内の新陳代謝の機能であるオートファジーを活用した研究制御なども注目を集めています。
ただし申し上げておきたいのは、こうした技術がいくら進歩しても、受け身の姿勢では老化は制御できないということ。自ら主体的にエイジング管理に取り組むことが不可欠で、その羅針盤を目指したのが、『「100年ライフ」のサイエンス』です。
運動の重要性に言い過ぎはない
本の概要を教えてください。
樂木 「先制医療」の提案者である日本学士院長の井村裕夫先生、老化細胞研究で世界から注目されている大阪大学の原英二先生、認知症研究の第一人者である東京都健康長寿医療センター理事長の鳥羽研二先生など、様々な専門家への取材を基に、現代老化研究の成果と最先端の取り組みを網羅しました。
 取材・制作に当たった日経BP総合研究所の方にお願いしたのは、科学的エビデンスに基づく内容にすることと、“教科書”であると同時に“実践書”とすること。このため、お話を聞いた「賢人」の方々には、ご自身の「老化制御法」も紹介していただきましたが、これは私にとっても新たな気付きの連続でした。国内第一級の研究者のご協力を得て完成した本書は、まさに「100年ライフのサイエンス」が詰まった本、科学から自分の未来と健康を考えてもらえる本になったと自負しています。
本の読みどころや活用法について教えてください。
樂木宏実さん
樂木 本の読み方は読者の自由ですが、私なりに考えたヒントをご紹介しましょう。
 1つ目は、まず自分で実行できる方法を探してみること。特に注目していただきたいのが、食、運動、睡眠などについてです。例えば、医師は腰痛の患者さんに対し、湿布薬で治そうとすることが多いものですが、本当は運動を処方するほうが有効かもしれません。老化の制御において、運動の重要性に言い過ぎはありません。
 2つ目は、通常の運動や栄養で補えないような薬やサプリメントにも注目していただきたいこと。医療のあり方が、「治す医療」から「治し支える医療」へと変わりつつあります。治療ももちろん大切ですが、病気の予防や病気になった人の心身の支援も欠かせないという意味です。そのサポート役として、本で紹介したような物質や製品にも注目していただきたいと思います。
 3つ目は、かつて常識と言われたことが、常識でなくなる可能性があることを知ること。例えば、第3章で「睡眠は量より質とは言えない」「(子供は)小さく生んで大きく育てるのは間違い」との指摘があります。科学について真摯に、かつ明確に語って頂いた先生方の話の中には、「サイエンスの本質」を知るヒントが散りばめられています。
 最後にもう1つ、特に高齢の親御さんがいる方なら、親御さんの健康を考えるヒントとしても、この本をご活用ください。100年ライフにおいて、親の健康 = 自分の健康という考え方も大事だと思います。
(聞き手:江田憲治=日経BP総合研究所メデイカル・ヘルスラボ/写真:大腰和則)
樂木宏実(らくぎ ひろみ)さん
大阪大学大学院医学系研究科内科学講座(老年・総合内科学)教授
1984年大阪大学医学部卒業。米国ハーバード大学ブリガム・アンド・ウイミンズ病院内科、米国スタンフォード大学心臓血管内科研究員などを経て2007年より現職。老年医学、高血圧学を専門に研究し、「元気な高齢社会」への展開を目指す。日本老年医学会前理事長、日本高血圧学会理事長、日本心血管内分泌代謝学会理事。


森会長がトップ務める財団が突然閉鎖…五輪中止の“前兆”か&ソフトバンクとKDDI急接近…浮上する統合話とそのハードル

2021-01-31 14:57:08 | 日記
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 やはり東京五輪は中止が決まっているのか。大会組織委員会の森喜朗会長(83)が代表理事を務める一般財団法人「嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター」が昨年12月末で活動を終了していたことが分かった。公式HPには〈2020年12月末をもちまして活動を終えました〉と記されている。

 財団は、アジアで初めて国際オリンピック委員会(IOC)委員を務めた嘉納氏の名前を冠し、2009年に設立された。日本オリンピック委員会(JOC)と同じ東京・新宿区のビルに入居している。森会長をトップに山下泰裕JOC会長や遠藤利明・元五輪相ら“お歴々”が理事に名を連ねる。五輪関連の講座など、啓発活動を行うと同時に「20年大会の招致活動にも関わった」(大会関係者)といわれている。

突然の活動終了は「疑惑隠しじゃないか」(前出の大会関係者)との声が上がる。半年後に大会本番を控えたこれからが財団としての“書き入れ時”のはずだからだ。

 なぜ、活動を終了してしまったのか。日刊ゲンダイが複数回、電話で問い合わせると、コールは鳴るもののつながることはなかった。留守電にメッセージも残したが返答もなかった。法人登記を見る限り、閉鎖したわけでもなさそうだ。

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 一方で、今回の一件は五輪中止を前提にした動きではないかとの声も上がる。東京五輪に関する著書がある作家の本間龍氏はこう言う。

「新型コロナ蔓延の影響で、国内外では東京大会への不信感が高まっています。財団は、今こそ国民に対し理解を呼び掛けるタイミングです。そんな大事な時期に職務を放り投げてしまうのは、明らかに不自然でしょう。しかも、幹部からは何の説明もない。『中止』を見越した上での動きとみられても仕方ありません」

 28日、IOCのバッハ会長との電話会談後に取材に応じた森会長。大会開催の前提である「安心・安全」の基準について問われ、「基準があるかといえば、ないですよ」と断言。それでどうやって開催するというのか。本音では「もう中止かな」と思っているのかもしれない。
 
 
 KDDIがスマホ料金の新プラン「povo(ポヴォ)」を発表し、通信4社の低価格プランが出揃った。KDDIの「povo」は、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」、ソフトバンクの「SoftBank on LINE」、楽天モバイルの「UN-LIMIT V」よりも500円安い出血大サービスの月額2480円。ただし、他社にある国内音声通話の“かけ放題”サービスは基本料金に含まれていない。「KDDIでドコモやソフトバンク並みに通話を1回5分まで無料とするためには月500円のオプション料金がかかる。結局、その部分を加味すると4社は同じ料金で横並びとなった」(ITアナリスト)といわれる。

 そもそも携帯料金の値下げは、菅政権の看板施策のひとつで、武田良太総務相の圧力に屈する形で通信4社が足並みを揃えた格好だ。なかでも最後まで抵抗したのがKDDIで、昨年11月には高橋誠社長が「国に携帯料金を決める権利はない」と経済紙のインタビューに答えたほどだ。「この高橋氏の主張は正論だし、KDDIは、この発言の直前の10月末に傘下の格安ブランドで低料金プランの導入を発表していた」(前出のITアナリスト)という。だが、主力ブランドで料金を引き下げなければ意味がないというのが菅政権の考えで、KDDIの格安ブランド引き下げでは答えになっていないということだった。

■NTTに対抗するには…

 一方、KDDIとは対照的に、政府の意向を忖度するように積極的に携帯料金の値下げに取り組んでいるのがNTTだ。その見返りではないだろうが、政府はNTTによるNTTドコモの完全子会社にGOサインを出した。「いまや政権と不即不離の関係にあるNTTの1強状態になっている」(通信アナリスト)と言っていい。このNTTドコモの完全子会社化に対し、KDDIとソフトバンクは「(強大な親会社の下で)公正な競争が成り立たない」と意見書を出すなど強く反対しているが、引かれ者の小唄よろしく受け入れられる見込みはない。

 そうした苦境のKDDIとソフトバンクが、ここにきて携帯通信網の相互利用で連携するなど距離を縮めている。「災害時のバックアップを想定して、KDDIとソフトバンクは互いの交換局とネットにつながるデータセンターを結ぶ基幹網を接続させる。市場では将来の統合の布石ではないかとの噂も流れています」(大手証券幹部)というのだ。そういえばKDDIの高橋社長はここにきてソフトバンクの株価を気にする機会が増えているという。「統合する際に問題となるのは株価を基にした合併比率。株価の動向を気にするのはそのためか」(前出の大手証券幹部)と、もっぱらだ。

足腰が痛む「新・国民病」簡単にラクにするコツ

2021-01-31 13:30:00 | 日記

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みなさん、腰痛は気になりませんか? 腰痛持ちの人は、全国で約3000万人(厚生労働省2019年「国民生活基礎調査」)。日本の人口の4分の1に及ぶ数字で、まさに“国民病”です。
しかも、昨今のテレワークや外出自粛による運動不足の影響か、腰痛を訴える人は増加傾向にあります。
“新国民病”の脊柱管狭窄症
私は、大阪市にある西住之江整体院の院長で、白井天道と申します。私は最近、『タイプ別診断で寝ながら治す脊柱管狭窄症』という書籍を刊行しました。
「脊柱管狭窄症」は、和歌山県立医大などの調査によると、日本の推定患者数は580万人という説もあります。“新国民病”とも呼べるような病なのです。
「脊柱管狭窄症」とは、背骨の中にある「脊柱管」が狭くなることで、その中を通る神経を圧迫して、足腰の痛みやシビレを引き起こす病気です。
患者は60歳代から70歳代に多く、みなさんやその親御さんの中には、病院で「脊柱管狭窄症」と診断された方もいらっしゃるかもしれません。高齢になるほど脊柱管は狭くなりやすく、病院で「脊柱管狭窄症」と診断される確率は高まります。
みなさんの中には「脊柱管狭窄症は高齢者向けの病気だから、自分には関係ない」と思った方もいるかもしれません。でも、まったく関係ない話ではないかもしれません。
(画像:『タイプ別診断で寝ながら治す脊柱管狭窄症』より)
実は、脊柱管狭窄症には本物とニセ物があります。脊柱管が狭くなり神経を圧迫して歩行が困難になったり、痛みやシビレが発症したりするのが「本物」の脊椎管狭窄症です。
そこで私は、脊柱管狭窄症が原因の痛みやシビレを「本物」、それが原因ではない症状を「ニセ物」と提唱しています。
私の整体院に見える方で、圧倒的に多いのは、「ニセ物」の脊柱管狭窄症です。しかも、若い人ほど「ニセ物」の割合が高いのです。
病院での脊柱管狭窄症の診断はMRI(磁気共鳴画像法)やレントゲンを撮り、画像から慎重に判断しています。確かに、画像では脊柱管が狭くなっているのがわかるので、診断は「脊柱管狭窄症」とつきます。
しかし、MRIで脊柱管が狭くなっているのが推測できても、それが痛みやシビレの原因になっているのかまでは不明です。
あなたの腰椎はねじれている
では、ニセ物の腰痛や足のシビレの原因は何かというと……それはズバリ、腰椎のねじれです。
背骨は「頸椎」(首)、「胸椎」(胸)、「腰椎」(腰)からできていて、腰の部分の骨が腰椎です。
腰椎がねじれているといっても、ギュッと雑巾を絞ったみたいになっているわけではありません。
ねじれというのは、腰椎のうしろの部分が10度の傾きにも満たないほどわずかに、左右どちらかにねじれているという状態です。これはレントゲンを撮っても映りません。しかし、私が触診で背骨を両手の中指ではさんで上から下になぞると、腰椎のあたりで背骨が右か左にねじれているのがわかります。
そして、脊柱管狭窄症に限らず、多くの人の腰椎はねじれています(私の場合、腰椎は右にねじれています)。この腰椎が右にねじれていると、左側の腰や足に痛みやシビレの症状が出やすくなり、腰椎が左にねじれていると、右側に症状が出やすくなります。
次に、腰椎の右ねじれ、左ねじれを診断する方法を紹介します。
あお向けに体全体の向きがまっすぐになるように寝て、両ひざをくっつけて立てます。そのまま、ひざを右と左に倒し、どちらに倒したほうが腰や足に痛みが出るかを調べます。
ひざを右に倒して左側に痛みが出るなら右ねじれ、左に倒して右側に痛みが出るなら左ねじれです。倒したひざと同じ側の腰椎にねじれがあると覚えてみてください。
あるいは、日常的に痛みを感じる側が決まっていれば、例えば左側の腰や足に痛みが出るなら右ねじれ、右側に痛みが出るなら左ねじれと判断してもらってもけっこうです。
なお、ひざ倒し診断の例外パターンとして、ひざを倒した側の腰が痛いとか、背中が硬くて倒しにくいというときも、日常的に痛みを感じる側で判断してください。
もしも、腰の真ん中に痛みを感じる場合は、ひざを左右に倒して、より痛みの強いほうを選択します。倒しきったときではなくて、どちら側に倒すと痛いかを注意してみましょう。
(画像:『タイプ別診断で寝ながら治す脊柱管狭窄症』より)
ただし、少しひざを動かすだけで痛くて、ひざを倒す動きができないという方は無理をしないでください。ひざを倒せない方に向けた検査もご紹介します。
右利きだと腰椎は右ねじれになりやすい?
正座をしてどちらのひざが前に出るかを見るのです。正座がつらいという方はいすに深く腰掛けて、ひざの長さを調べてみてください。
左ひざのほうが前に出ている方は右ねじれ、右ひざが出ていたら左ねじれです。

私の実感では、腰椎にねじれのある人のうち7割くらいは右ねじれです。それは右利きの人の多さと関係しているようです。なぜなら、右利きの人は右腕を使うときに上半身を左にひねる関係で、腰椎が右ねじれになりやすい傾向にあるのです。
さて、自分が右ねじれか、左ねじれかを判断したら、腰椎のねじれを元に戻す「かかと落とし」「お尻たたき」のストレッチを始めましょう。
自分のねじれタイプに合わせて、2つのストレッチを朝晩行うだけです。しかも、寝ながらできます。
なお、これらのストレッチを始める前には、ひざ倒しでどちらに痛みが出ているか、あるいはひざの長さを見てどちらが長いかを、その都度、確認してみてください。また、ストレッチが終了したら、もう一度、痛みがどちらに出るか、チェックしてみてください。
なぜなら、痛みの出方は日によって、または朝晩でも変化することがあるのと、変化を実感してほしいからです。
「あの地味な動きで痛みが取れるなんて! 」
「おしりをたたいて治るなんてフシギ! 」
「ビフォーアフターが違いすぎてうれしい! 」
体験者の方からは、こんな声が寄せられています。正直、「もう、うちの整体院にお客さんが来なくなっちゃうかも……」と心配になるほどです(笑)。
「かかと落とし」で上半身のねじれを改善
では、「かかと落とし」の具体的なやり方を説明していきます。
⑴ 腕を肩の高さに広げて横になります。腕はまっすぐにしますが、  スペースがなければ45度くらいでも大丈夫です。
⑵ 右ねじれの人の場合、右足は45度外側に開き、つま先を上に向けます。
⑶ 右足を持ち上げ、ストンと落とします。これを5回行います。
ひざ倒しの検査で、左ねじれの人(左にひざを倒したときに右の腰や足が痛い人)は、左足のかかと落としを行います。以下のイラストは、右ねじれの人の「かかと落とし」の例です。
「かかと落とし」の効能
横になって片方のかかとを床にストンと着地させるだけの簡単なストレッチです。かかとを床に落としたときの振動で対角線上にある肩まわりの筋肉をゆるめていきます。
腰椎右ねじれの人の場合は……
左肩をうしろに引く筋肉がゆるむ前に出た右肩が戻る上半身が左にねじれた姿勢を改善腰椎のねじれをとる
左肩のうしろ側の筋肉をゆるめるために、右足でかかと落としを行います。その結果、左肩をうしろに引っ張っている、縮んで硬くなった筋肉がゆるむのです。
そして、上半身のねじれを改善し、次に行う「お尻たたき」で骨盤のねじれを改善します。2つのストレッチで、腰椎のねじれを改善させるのが目的です。
肩のうしろ側の硬さを解消したあとに行うのが「お尻たたき」です。
その効能は、骨盤のねじれを改善することで、同時に腰椎のねじれもとることにあります。
実際に「お尻たたき」の手順とあわせて、紹介していきましょう。
⑴ 右ねじれの人は、右を下にして横向きに寝ます。
⑵ 右足は軽く曲げて、その上に左足を乗せますが、左足はひざを曲げ、つま先は右足のひざの裏に沿わせます。
⑶ お尻の肉付きのいいところを手でたたきます。その際、平手をつくり斜め下方に向かって、パンッパンッと少し音が出るくらいの強さで20回たたきます。
⑷ これが終わったら、今度は左を下に横向きに寝て、同じようにお尻たたきを20回します。
左ねじれの人は、最初に左を下にして行います。
お尻たたきは、順番が大事
右ねじれの人は、左ひざが前に出ています。これは左の骨盤が前に出ているためです。左ねじれの人は逆に、右ひざが前に出ています。
それなのに、最初に悪いほうを下にして(右ねじれの人であれば左の骨盤を前に出す姿勢をあえてとって)、次に反対側、本当にねじれを解消したい側のお尻たたきをしています。
順番は、悪いほうが先、矯正したいほうがあとというのが鉄則です。なぜなら、人の体には、本来の状態に戻ろうとする復元力があります。最初に悪いほうに刺激を与えたほうが余計に、今度はよい状態に戻ろうとする復元力が働くのです。
ここでは、脊柱管狭窄症の「ニセ物」の方向けに、腰椎のねじれを解消するセルフケアをご紹介しました。
例えば、歩き出し、寝返り、起き上がり、立ち上がり……など、動作の開始時に痛みを伴う場合は、脊柱管狭窄症が原因というより、腰椎のねじれが原因の「ニセ物」と思われます。
『タイプ別診断で寝ながら治す脊柱管狭窄症』(SBクリエイティブ)。書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします
本物、ニセ物によって、セルフケアは変わります。同じケアでは改善しないのです(「本物」の脊柱管狭窄症のセルフケアについては、拙著をお読みいただけますと幸いです)。
このストレッチを試した方たちからは、
「半信半疑でやってみたらラクになったのでビックリです」
「激痛で寝返りも打てなかったのに、その痛みが引きました」
「左の腰が張っていてつらかったのが、ウソみたいに軽くなりました」
などなど、多くの反響をいただきました。
このような声は、このストレッチが痛みの緩和に、いかに効果的かという証拠にほかなりません。腰痛や足のシビレに悩んでいる方は、ぜひお試しいただければと思います。さあ、症状に悩まされず、快適に生活をできる日に向かって一歩を踏み出しましょう!

追記:腰痛や肩がこる方には健康太極拳がよいと思います。(武術太極拳は駄目です)。やる前に先生のやり方を見学した方がよいようです。準備運動やスローダウン(練習が終わった後に筋肉をほぐす)に時間をかけている先生がよいと思います。先生は十人十色です。一応指導員の免状(初伝・中伝・奥伝・指導員・準師範・師範の6段階)を持っていると思いますが。生徒は女性がほとんどです。


眞子さま歓喜!小室圭さんとの結婚問題、天皇陛下が2月末に“お許し会見”へ

2021-01-31 11:00:00 | 日記

下記に記事は週間女性プライムからの借用(コピー)です


「2月23日に天皇陛下は61歳のお誕生日を迎えられますが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、2年連続で一般参賀が中止となりました。ただ、お誕生日に公表される事前の記者会見は、行われる予定です。
 この会見に向けて、テレビ局や新聞社が所属する宮内記者会から事前に質問が提出されます。そうした質問内容に対するお答えもあらかじめ用意して、誕生日をお迎えになったお気持ちを話されます。ひととおりのご回答のあと、記者から補足するような関連質問をするのが慣例です。
 今年はすでに記者会からの質問が提出されたのですが、ついに眞子さまのご結婚に関する質問も含まれており、宮内庁が内容を吟味しているところです」(宮内庁関係者)
 天皇ご一家ではなく秋篠宮家の、しかも私的な事柄である結婚に関する質問が設けられたことは“前代未聞"だと、この関係者が続ける。
「コロナ禍での皇室のあり方やご家族の近況、上皇ご夫妻とのコミュニケーション方法、今年でちょうど10年を迎える東日本大震災に関する質問が並んでいます。この中に、皇室のトップである天皇に対して、姪にあたる眞子さまのご結婚についても問われているというのは衝撃的です」
 一方で、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、次のような見解を話す。
「眞子内親王殿下のご結婚は私的なことであるため、それに関して生じた問題も基本的には秋篠宮家の問題として受け止められてきましたが、昨年11月以降、状況が変わってきています。
 私的なこととはいえ、皇族に関することですし、昨年12月の宮内庁長官の発言によって宮内庁も表立って動く事態になっています。また、この結婚に対する国民の関心の高さを考えると、宮内記者会としては陛下に質問せざるをえないと思います」 
 眞子さまと小室圭さんの結婚問題は、もはや陛下までもが言及される事態に発展してしまったのだ。
「昨年11月に眞子さまが公表した文書には、小室さんとの結婚は“必要な選択"だと強いお気持ちが綴られたものの、まだ進展はみられません。
 秋篠宮さまは会見で再三、小室家が抱えている金銭トラブルについて“見える形で"相応の対応を求められていますが、小室さん側は動かないまま。宮内庁の定例会見では、トップの西村泰彦長官から小室さん側に対して“説明責任を果たすべき"との発言が飛び出しました。
“眞子さまのご結婚は皇室全体の問題となった"と話す関係者も少なくありません」(前出・宮内庁関係者)
結婚行事を行ってから眞子さまを送り出したいご夫妻は、小室圭さん側の動きを待たれている(2020年11月8日)
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 一挙手一投足に注目が集まる小室さんは、5月に留学カリキュラムが修了し、夏にはアメリカでの弁護士試験が控えている。
 彼の代理人を務める上芝直史弁護士は、勉強で多忙な中でも“何らかの対応"を検討していると話す。
「今年行われるNY州の弁護士試験は受験する予定ですが、将来的にどのような仕事をするかは決まっていません。弁護士も含め、いろいろな選択肢から狭めている段階です。
 昨年11月の秋篠宮さまのお誕生日会見でおっしゃられた“見える形"というおことばを念頭に置きながら、今後どのような対応をするのかを検討しているところです」
陛下は小室圭さんとの結婚を本当に「尊重」なさるのか
 そもそも、なぜ今年は眞子さまの結婚問題に関する質問が盛り込まれたのか。
「眞子さまの“お気持ち文書"の中に《天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》と記されていたため、この機会に陛下から直接お考えを伺いたいという思惑があるようです」(前出・宮内庁関係者)
 両陛下はこの1年、コロナの感染拡大に伴い、専門家と御所でご接見したり、全国で働く医療従事者ともオンラインで交流されている。元日には新年一般参賀のかわりに、ビデオメッセージで国民を案じられるなど、コロナ禍の状況を大変憂慮されている。
 会見でも当然、コロナに重きを置かれるだろうが、世間の関心は……。
「各メディアや国民はコロナに関するご発言よりも、陛下が抱かれている結婚問題に対する見解のほうに注目する可能性が高い。“小室さん問題"に対して批判的な声もあがっていることは、陛下もご存じのはずです。“国民とともに歩む"皇室のトップである陛下は、国民の間で賛否が分かれていることもあり、慎重におことばを選ばれることでしょう」(皇室担当記者)
 前出の山下さんも、陛下から踏み込まれた発言は出ないだろうと話す。
「眞子内親王殿下のご結婚に関して質問されても、具体的なことはおっしゃらないと思います。“眞子内親王の意思は尊重したい"とか、“見守っていきたい"といったご回答になるのではないでしょうか。関連質問でさらに問われても同様のご回答の繰り返しになるでしょう」
 ただ、天皇ご一家としては眞子さまのご結婚を応援されるスタンスだという。
「ご一家と秋篠宮家は赤坂御用地内にそれぞれお住まいがあり、普段からご交流がおありです。コロナ禍でもあるので、敷地内でばったりお会いする機会も増えている。
 雅子さまは、結婚に関するアドバイスをされていましたし、愛子さまは姉のように慕われており、眞子さまに“幸せになってほしい"と願われています」(侍従職関係者)
 アメリカ留学に旅立つ直前の'18年夏。小室さんは秋篠宮邸を訪れる際に、彼を待ち構えていた報道陣から逃れるため、宮邸からいちばん近い『巽門』ではなく、『赤坂御所正門(当時は東宮御所正門)』から敷地に入って物議を呼んだ。しかし、これも両陛下と眞子さまが良好な関係を築いている証拠だった。
「当時の皇太子ご一家や天皇ご一家以外では、ごく限られた人が使用する門なので、小室さんが使用するのは異例。
 これは眞子さまが主導された出来事だったそうですが、自分の結婚を応援する両陛下であれば、許可してくださると思われたのでしょう」(皇室ジャーナリスト)
 今回の会見では、眞子さまのご結婚を実質的に“お許し"される内容になりそうだ。
「平成時に当時の天皇陛下(現・上皇さま)がおふたりの結婚に『裁可』を与えられました。裁可は行う義務がありませんし、当時の裁可が現在も効力を持つという見方もあり今後、陛下が眞子さまのご結婚を改めて裁可されるという可能性は低いです。一方で、陛下が今回の会見で“結婚の意思を尊重する"などの前向きなご発言があれば、それが“事実上の裁可"になるといえるでしょう」(同・前)
 天皇までも動かしてしまう事態に、海の向こうの小室さんは何を思うのか─。


LINEは1日10分以内に! SNSが引き起こす深刻な「脳」への影響とは

2021-01-31 08:30:00 | 日記

下記に記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です


「外出自粛」で増えるスマホの使用時間
 緊急事態宣言の効力は前回ほどではないとはいえ、それでもまた「ステイホーム」「リモートワーク」の人が平時と比べて増えるのは間違いない。新型コロナの感染拡大を防ぐためには外出自粛も仕方がないと理解を示す国民は多い。
 が、一方で家にこもることの弊害も忘れてはなるまい。運動不足が与える影響は馬鹿にならない。
 また、PCやスマホに接する時間が増えることによる精神面への悪影響にも気を配る必要があるだろう。
 昨年11月に発売され、日本でもベストセラーとなっているスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン氏の著書『スマホ脳』には、スマホに代表されるデジタル機器、及びそこで提供されるSNSサービスの「副作用」について最新の研究成果が報告されている。
 以下、睡眠不足とうつを招きかねないリスクについて、同書をもとに説明してみよう。
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私たちの祖先にとって“ブルーライト”とは
「ブルーライト」が体内時計を2~3時間巻き戻す(他の写真を見る)
 まず指摘されているのは、ブルーライトの影響。ブルーライトとはパソコンやスマホのディスプレイに多く含まれる青色光のことである。
 問題は、ブルーライトには睡眠に関係したホルモン、メラトニンの分泌を抑える特殊な効果があるということだ。メラトニンとは、眠りにつく時間を身体に知らせる働きをするホルモンである。日中は分泌量が少なく、夕方になると増え、夜に最多になる。夜にスムーズに眠るには、メラトニンが適切な時間帯に分泌される必要がある。
 ところが前述の通り、ブルーライトはその分泌を抑える効果を持つ。そのメカニズムを同書はこう解説している。
「人間の目の中にブルーライトにだけ強く反応する細胞が存在するが、私たちの祖先にとってブルーライトは晴れ渡った空から降ってくるものだったからだ。
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 この細胞が脳に『メラトニンを作るのをやめろ』と告げる。『さあ起きろ、油断せず警戒を怠るな!』と。私たちの祖先にとってブルーライトは昼間活発に行動するためのものだったから、あなたや私もブルーライトで元気になってしまうのだ」
 起きている間に使うんだから元気になっても構わないのでは? そんな認識は甘いという。
「眠りにつく前にスマホやタブレット端末を使うと、ブルーライトが脳を目覚めさせ、メラトニンの分泌を抑えるだけでなく、分泌を2~3時間遅らせる。つまりブルーライトがあなたの体内時計を2~3時間巻き戻すのだ」(『スマホ脳』より)
 このため一種の時差ボケのような現象が起きてしまう。「脳が目覚める」というと悪いことではないようだが、実際にはそれによって睡眠障害を引き起こされてしまうのだ。
 これは決して机上の空論ではない。
「寝る前にスマホが手放せない人」ができる対処法
「600人近くの被験者を観察した研究がそれを証明している。スマホなどのスクリーンを見ている時間が長い人ほど、よく眠れなくなる。特に、夜遅くにスマホを使うと影響が大きかった。眠れなくなるだけでなく、眠りの質も落ちる。そして当然、翌日に疲れている可能性も高まる」(同)
 これ以外にも、スマホを寝室に置いた小学生と置かなかった小学生の比較実験がある。保護者の報告をもとにまとめると前者は後者よりも1時間睡眠時間が短かった。
 もちろんテレビも同種の影響を与えるのだが、スマホのほうがより影響が大きい。
「世界的に有名な病院が、スマホが脳のメラトニン合成に与える影響を徹底的に調べたことがあった。その病院はこう忠告する。どうしても寝室にスマホを持ち込みたいなら、寝る前には画面を暗くして、目から最低36センチは離して見る。そうすれば、メラトニン合成はそれほど妨げられない」(同)
 睡眠不足がうつをはじめとして心身に深刻な影響を与えることについては今さら説明の必要はないだろう。決して侮ってはならないのだ。スマホが手元にないと不安でかえって眠れない、という人でもこのくらいなら実行できるのではないか。
SNSをチェックすればするほど「自信がなくなる」
 精神科医の立場からハンセン氏が憂慮しているもう一つのポイントがSNSと気分の落ち込みとの関連だ。
「2千人近くのアメリカ人を調査したところ、SNSを熱心に利用している人たちのほうが孤独を感じていることがわかった。この人たちが実際に孤独かどうかは別問題だ。おわかりだろうが、孤独というのは、友達やチャット、着信の数で数値化できるものではない。体感するものだ。そしてまさに、彼らは孤独を体感しているようなのだ」(同)
 なぜそのようなことになるのか。ハンセン氏はSNSを用いることで、他人と自身とを比較する機会が増えることが影響しているのではないか、と見ている。SNSによって、どうしても自分よりも賢い人、成功している人の情報を目にしてしまう(実際に賢いか、成功しているかはともかく)。
 それも有名人に限らず、身近な「リア充(リアルが充実した人)」が常に目に入る。さほどSNSに没頭していない人にはピンとこないかもしれない。
 しかし、これもまたいくつもの調査結果が報告されている。
「10代を含む若者1500人を対象にした調査では、7割が『インスタグラムのせいで自分の容姿に対するイメージが悪くなった』と感じている。20代が対象の別の調査では、半数近くが『SNSのせいで自分は魅力的ではないと感じるようになった』と答えている。同じことが10代にも当てはまる。あるアンケートでは、12~16歳の回答者の半数近くが『SNSを利用したあと、自分の容姿に不満を感じる』という。男子に比べ、女子の方がさらに自信が揺らぐようだ」(同)
 もちろんSNSにはマイナス面ばかりあるわけではない。SNSは上手に使えば、多くの人と社交を楽しむことができるし、むしろ孤独を紛らすのに貢献するだろう。ハンセン氏もSNSで元気になる人が存在することも否定していない。
 問題は、自分がどちらなのか、あるいは家族がどちらなのかは簡単にはわからない点だろう。また、自身の置かれた状況によって、その影響は変化しうる。
 わかった時には深刻な精神状態になっていた、という最悪のケースもありえるのだ。
 ここでも解決策はシンプルだ。時間を制限するのである。米国では、軽いうつ状態の人のSNS利用時間を1日30分以内(1サービスあたり10分以内)と制限してみたところ、3週間後には精神状態の改善が見られたという報告もあるという。
 感染リスクを下げるために家にこもるにしても、その分だけPCやスマホと接する時間を安易に増やしてしまうと、別のリスクもあることは肝に銘じたほうが良さそうだ。
デイリー新潮編集部