Windows 10のマイクロソフト製セキュリティソフト「Windows Defender」の検知率が他のセキュリティソフト並みになったようです(「AV-TEST」の評価)。
しかし、誤検知率は他のセキュリティソフトより多いようです(「AV-Comparatives」の評価)。
AV-TESTやAV-Comparativesの評価は妥当ではない、という意見があります。
現状ではウイルスの初犯率は96%で、再犯率はたった4%しかありません。しかし、AV-Comparatives, AV-TESTは、この再犯プログラムの4%を利用してウイルス検知率を測定しています。再犯であるため、逮捕は容易です。このため多くのセキュリティソフトが100%の防御率を記録していますが、感染実態とは異なります。
ブラックリスト方式は、利用者が感染することでその検体を得て、事後対処する仕組みだからです。よってこれら、2社が発表する防御率の100%は実態に即していません。
確かに新しいウイルスの感染が始まった時点(ウイルスの対策ができていない時点)では効果がありません。しかし、残る圧倒的多数の未感染PCを救うことはできます(再発防止)。
少なくとも、他の、より良いセキュリティソフトを導入するまでは「Windows Defender」を使ってウイルスの対策をしましょう。
[出典]
Windows Defenderの性能、他社製ソフトとの比較結果 2018.12.13
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00526/113000005/
「とりあえず」ではなくなったWindows Defender。AV-TESTで高評価獲得 2018.8.18
https://www.ask-mswin.com/news-180818/
PCのウイルス対策はWindows Defenderで十分なのか 2018.7.10
https://www.imd-net.com/column/35495/
(PC Maticは)AV-Comparatives, AV-TESTになぜ不参加なのか
https://pcmatic.jp/faq/app/16/
セキュリティソフト> PC Matic 2019.1.6
https://securitysoft.asia/sougou/pc-matic/
