おはようございます!!製袋機メーカ㈱ムラタの村田洋介です!
さて、本日は『鎌倉資本主義』を紹介します!!
さむかわ次世代経営者研究会がある寒川町から直線距離にして16キロほどにあるのが鎌倉市です!
観光地としては有名ですが、夜になると観光客は横浜や都内に戻り、閑散としたイメージがあります。
その鎌倉が気に入り本社を移したのが面白法人カヤックです。
カヤックの代表の一人である著者の柳澤さんはコロナ前より本書で書かれている地方創生に尽力されてきました!
その方法は『地域資本』を発信することです!
【地域資本】
・地域経済資本(財政や生産性)
・地域社会資本(人とのつながり)
・地域環境資本(自然や文化)
地域資本を活性化するために毎月1回行われっる定例会では百数十人が集まって持ち寄ったプロジェクトを実現させるには熱い議論がおこなわれると書かれています。
そうして出来上がったのが「まちの社員食堂」です。
自社だけで使う社員食堂は面白くない!!と考え誰でも利用できる社員食堂を作ってしまいました!
これは地域持社会資本なのでしょう!
本書の冒頭でGDPだけが豊かさの指標ではなく、GDPを補完する指標、GDPに変わる指標があっても良いのではないかと書かれています。
例えば輸入した食材を使うと、様々なコストがかかりGDPは増加します。
まいにち電車や車を使い通勤すると輸送コストがかかりGDPは上昇します。
地域資本主義では地元取れた食材を使う方が新鮮で安いし、通勤時間は短い方が疲れない。
しかしGDPには反映されない幸福度がある。
このGDPの矛盾の積み重ねが資本主義の課題なのです。
この資本主義の課題を解決するのが地域社会資本であり、鎌倉で実践されているのが『鎌倉資本主義』なのです!!
本書は地域を楽しくすることができる良書です!是非一度読んでください!!
最後になりますが、次回2022年最初の投稿は『1分で話せ』伊藤羊一著を紹介します!!
当会で始めたブログにお付き合い頂きありがとうございました!
来年もよろしくお願いします!!