こんにちは。
大成化光株式会社 の 大森です。
我が社では、白色顔料の酸化チタンを樹脂(プラスチック)に練り込みやすくする為に(樹脂への分散性を向上させる為に)、
酸化チタンにワックスを混合して、粉砕加工をしております。
つまり、酸化チタンとワックスが原材料となります。
その原材料であります酸化チタンもワックスも今年に入り、以前のブログに記載したように品不足による供給制限を受けると共に
大幅に値上がりしています。
値上げの理由は、新型コロナ感染症起因が多いのですが、
①需給バランスのタイト化(コロナ禍からの急激な回復に伴う)
②輸送費用の高騰
③エネルギー費の高騰等です。
新型コロナ発生前には考えられないくらいのスピードとレベルで値上げが起こっています。
我々川上の会社がやむを得ず値上げを受け入れて販売価格にも転嫁せざるを得ない状況ですが、
これから川下側(我々が消費者として買う側)でも値上げが起こらざるを得ないのではないかと、ふと思います。
アメリカでは既にその傾向が見られているようですが、
日本でも2022年からは消費者物価も上がらざるを得ないだろうという予測の新聞記事を見るようになってきました。
いわゆる、インフレになる可能性があるのだと思うのですが、
インフレになるとお金の価値は下がり、物の価値が上がっていくんですよね。。。
物の価値が上がるということは、製品在庫、原料在庫等を多めに持っておいた方がいい?
物価が上がっても賃金が上がれば景気は落ちこまない?等と考えてしまいます。
最近は、お客さんとお話しをしているとスタグフレーションという言葉も出てくるようになりました。
スタグフレーションとは、景気が悪いなかでも物価が上がり続けるという状態です。遠い昔に学校で勉強した「あまり良くない状態」ですね。
物価が上がるのはある程度止められないとしたら、どう景気を悪くさせないか、
そしてインフレにどう対応していくべきかを考えておく必要があるように思います。
まずは、景気を悪くさせないために、新型コロナ感染症の第6波を起こさないように気を付けつつ、
経済活動も今まで以上に回していくということを、個人レベル・会社レベルでもバランス取りしていくこと
が大事かな。。。微力ですが。。。
これからインフレが起こると決まったわけではなく、最近ふと思ったことを書いたのですが、
「大きな変化が起こる時は、大きなチャンスでもあるはずです」とポジティブに締めたいと思います。