こんにちは。 相生電子工業の矢島です。
本日は、弊社の"改善提案"についてご紹介いたします。
弊社では毎月改善提案を募集し、些細なことでも改善し続けると大きな改善(力)に繋がるという活動を続けております。
多い時で15~16件/月 少ない時で4~5件/月程が提出されます。
改善の内容に応じて、アイデア賞、銅賞、銀賞、金賞などのランクに分け、毎月の月初朝礼で表彰をしております。
(年間どのくらいの効果があるか?基本的には、全て金額で改善効果を算出)
賞のランクやによっては商品券を配布し、次の改善提案の提出や改善意欲を高めようという活動です。
※将来的には、商品券なんて配らなくても、改善する意欲が湧くようにしていかなくては!!っと思っております。
基本的には"効率改善"や"品質改善"、”意識改善"など、改善と言っても多くの種類があると思います。
例えば、
・このようなことをしたら、作業の時間が短縮できた。(10分 ➡ 8分)とか、
・このような治具を作成したら、間違いも減った。(ポカミス 3件 ➡ 0件)
・このように表示したら、置場が明確になった(場所の検索時間低減) などなど。
そんな中、今回ご紹介する改善提案はこちら。
写真だけですと何だかわかりません。
こちらは平ワッシャーや、SPワッシャーを簡単に数えられる治具になります。
(平ワッシャー用、SPワッシャー用それぞれ作成しております)
今までは、”電子はかり”などを使用して数量の確認を行っておりましたが、
やはり若干の誤差が出てしまい、ワッシャーの入れ忘れや、
余剰にワッシャーを入れてしまうなどということがあり、
何か良い改善は無いか?っと、色々と試行錯誤をした結果、
上記の治具が完成。(社内の3Dプリンターで作成しました。)
※少しわかりやすくするために大きめの治具の写真でこの後は掲載します。
どのように使用するかと言いますと
大量のワッシャーの中に治具を入れて、
、
フリフリします。 すると、専用寸法のくぼみにワッシャーがはまり、
余計なワッシャーは落ちていくという仕組みです。
※ワッシャーが重なっても落ちますし、SPワッシャーに平ワッシャーが混じっていても一目瞭然。
既定の数量分の“くぼみ“を作成しましたので、
1回分で組立何台分。などの定量管理も同時に行えます。
このような些細な改善でも、人が1つずつ行うと時間(コスト)もかかりますし、
たまに間違いも起きてしまいます。どうしたら間違えないようになるか?
どうしたら早く正確に行えるか?
そもそも間違えない仕組みをどう作るか?
そのようなことに気が付けた改善提案でした。
まだまだ、改善するところは沢山ありますので、
引き続き改善活動をすすめて、更なる進化を遂げたいと思います。