そこから室堂までバスで登山したね。上のほうはすっかり雪だった。
年寄りの冷や水と思わんでもないが、雪になれた次男一家と一緒ならば怖いものなし。
ケーブルカーの起点の広場、砂防資料館を見た。ここは標高475㍍。
周辺一帯は大古の昔、立山が噴火してできたカルデラらしい。
山が、沢が雨や雪解けで幾度となく崩落し、食い止めるのに苦闘した歴史が続いているという。
ケーブルの終点は標高977㍍。短いのに急登して高度を稼いでいる。
バスに乗り換えて、1時間以上登ってゆく。
途中、車窓左手に称名の滝。急峻な斜面に白くY字型に見える。落差350㍍で日本で最も長い落差。
ほどなく雪道になり、むこうに見えるのは多分立山の最高峰、3015㍍。
このバスは室堂が終点で、標高2450㍍。だから、立山の最高峰はここよりも565㍍も高いのだ。とにかく、日本で3000㍍級の山というと数えるほどしかないはずだ。
室堂を下車すると、雪の大谷というバス道を歩くことができる。バスを通すために除雪するので、道の両脇に雪が貯まる。この日は最高13㍍の雪の壁になっていた。
室堂は、今朝の気温がマイナス3度という情報だった。私はゴム底の革靴だったが、道の雪は凍ったり溶けたりでつるつる滑りやすかった。
この日は天候の急変とか、ホワイトアウトなどで、立山、北アルプスでは遭難が数件あったらしいのだ。
下へ降りてきて、新緑が一杯の山野を見たら、ほっとしましたね。
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