大阪維新の会は偽維新であり、尊皇の志なく我が国の国体も知らない。
大阪維新の会は、大阪府を大阪都にしようとしている。何の目的で都にしようとしているのか。商売の繁盛や二重行政をなくすとか言っているが、今の大阪府でも出来ることである。
何故、日本に都(みやこ)が一つしかないのかわかっていない。都(みやこ)は、天皇陛下がお住いになられる所である。古くから明治維新まで京のみやこと言われて都は京のみやこだけであった。
明治維新によって東京遷都が行われ、京は京都府となった。もし、大阪都が出来たら大阪都は天皇陛下にお住いに成って戴くのか。
もし、大阪都が出来たら皇族の誰かにお住いになってもらうのか。そうなったら過去の南北朝対立のような内乱が起きるかもしれない。
維新の会の政治家は、我が国の国体や国柄も知らず、ただ経済発展のために2600有余年の伝統ある国体を無視し破壊しようとしている。
さらに道州制や首相公選などを唱えている。日本はアメリカのような広い国土もないのだから都道府県制度で良い。県制は昔の藩制を基にしたものであり、それが日本の土地や風土に適したものである。
道州制にしたら、今より地方の権限が増えて中央政府は地方を統治できなくなり、日本は分裂によって解体され滅亡に向かうだろう。
首相公選制になれば、選ばれた首相は天皇陛下の上位になり元首の扱いになるかもしれない。そうなれば日本の立憲君主制は崩壊し首相が絶大な権限を持つが、権威を持とうとする野心も目覚める。
わが日本は、天皇陛下の統治する国である。それを戦勝国のアメリカが憲法を改悪し、天皇の権威を奪い、やがて将来において天皇家が滅亡するように画策した。しかし、東日本大震災の時に天皇陛下は現地に赴き、国民を慰め励ました。わが国は天皇が統治する国であることを証明された。
このように大阪維新の会は、維新の意味も知らない偽維新の会と言わねばならない。わが国の歴史も知らず、尊皇の志のない我が国の2600有余年も続いた誇りある国体も知らない政治家たちにわが国の運命は任せられない。
住民投票によってわが国の伝統を破壊する制度もおかしい。地方分権は危険な制度である。例えば中央政府が進めている沖縄と日本防衛のために基地を移設しようとするとき、沖縄州という州が出来て大きな権限を持った沖縄州知事が移設を認めなければ、やがて沖縄は中国の一部となるだろう。
大阪維新の会が維新の志士坂本龍馬の「船中八策」を真似て登場したが、維新の志士たちは、尊皇攘夷の思想を持って西洋列強の侵略からわが国を救った事実とは全く異なり、偽維新の会といわれても弁解の余地はない。
今、平成維新を決行するなら、過去の維新を学習して反省して出直すべきである。維新を目指すなら明治維新の精神に回帰しなければならない。維新とは何かをわからず「大阪維新の会」などという党名は使わないで欲しい。
維新とは、天皇御親政への復古である。肇国の宏謨を継ぎ給う王政復古の大精神に出ずることである。倶に天を戴くべからざるものである。
天孫降臨は、天地開闢の反復である。
大化の改新は、天孫降臨の反復である。ただし、それは天孫降臨の反復であると同時に天地開闢の反復である。
建武の中興は、大化の改新の反復である。ただしそれは大化の改新の反復で有ると同時に天孫降臨、天地開闢の反復でもある。
明治維新は、建武の中興の反復である。ただしそれは建武の中興の反復で有ると同時に大化の改新、天孫降臨、天地開闢の反復である。
我が国における真実の改革は、復古であり、反復によって天地開闢に至ることである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます