JA 高知県 イベント 情報 地域貢献 環境活動 ブログ 「のうきょうのきょう」

高知県のJA(農協)での出来事や将来像についてのブログです。もちろんイベントや地域の身近な情報もお伝えします。

賜生(しせい)

2011-03-06 12:50:23 | 農業
きょうは、「みんなで考えよう」というはなし。

環太平洋経済連携協定(TPP)について、連日のように集会やシンポジウム、フォーラムが開催され、交渉参加の是非について大学教授・経済評論家・政治家・各団体代表などの議論がなされています。

これに対し、JAグループは一貫して「農業への打撃だけではなく、国家の形を変えかねない大きな問題」として「TPP交渉への参加は断じて容認できない」との立場を表明しています。

みなさん、ご注意ください。
この問題は「賢い誰かが全てを満足させる適切な判断をしてくれるものではない」ことを。

みなさん、今こそ国家のあり方を真剣に考える必要があります。
どうなることが日本にとってよいことなのかを。

私たちが存在する理由は、私たち自身が意義付けしていかなければなりません。




(月刊「致知」より)


ひとにとっての幸せとは何でしょうか。

平和な日本、豊かな日本で、長年先送りしてきたツケ(課題)に向き合うときが来ていると思います。



ミサトレッドの世界一

2011-02-09 21:40:40 | 農業
きょうも世界一のはなし。

JA高知市三里園芸部花卉部会栽培の「グロリオサ」のオリジナル品種「ミサトレッド」は、平成14年のオランダで開催された世界最大のコンテスト「インターナショナルフラワートレードショー」の切り花部門と総合部門で、グランプリを受賞し世界一の花と評価されました


(立派な三里園芸部のグロリオサ。品評会での模様)

高知市三里地区のグロリオサは、昭和55年頃に生産者が球根を輸入・栽培し始めました。その後地域の生産者数名で研究を進め、ノウハウを共有しあい、産地づくりを進めました。長年の関係者の努力の甲斐があって平成元年には年間出荷量100万本を突破し、平成9年には販売額10億円を突破しました。

世界一の花を産出した功績等が評価され、同部会は、
平成15年の「第33回日本農業賞の集団組織の部」で大賞を受賞しています

この取り組みから・・・

「グロリオサ」という未知の作物へのチャレンジスピリット
球根を分け技術を教えて生産者を増やすことでブランド化と産地化を実現
地域の多くの生産者に所得と意欲をもたらし、後継者を育成
生産・集出荷作業を通じて地域にたくさんの就労の機会を創出

・・・と色々な意味で功績が大きいことがうかがえ、関係者の志の高さに驚かされます。

だからでしょうか「ミサトレッド」などのグロリオサを見ると、自然と熱い気持ちがわいてきます。


三里園芸部花卉部会のHPは→こちらから
(美しいグロリオサをご覧いただけますのでぜひどうぞ)

世界一になった「ピュアブルー」

2011-02-08 21:06:58 | 農業
「一番じゃなきゃだめなんですか」・・・と

きょうは、JA土佐あきの花「ブルースター」が世界一になったはなし。

品評会のブログで紹介した花の「ブルースター」は、高知の「JA土佐あき」芸西集出荷場花卉部会ブルースター部会で盛んに栽培されています。


(小さくてとってもかわいい花、清楚さが光ります)

当部会でつくられたオリジナル品種「ピュアブルー」が、ドイツで開かれた世界最大級の国際園芸見本市「IPM ESSEN2011」の品評会で、切り花部門の最優秀を受賞しました
2002年の「ミサトレッド」に続き、高知から二度目の世界一です

(ブルースターの花言葉は「信じあう心」「幸福な愛」です)

「ブルースター」は南米地域が原産のガガイモ科の多年草で、水色の5枚の花びらが輝く星のように見えることからこう呼ばれています。別名「オキシペタルム」、和名「るりとうわた」ともいわれます。
花嫁が何か青色のものを結婚式当日に着けていくと、幸せが訪れるという言い伝えの「サムシング・ブルー」伝説が、ヨーロッパでは古くから語り継がれているそうです。

ドイツで開かれた見本市は、世界各国から約1500社が出品し、約6万人が訪れる大規模なもの。「受賞該当なし」の年もあり、バラやカーネーションに代表される切り花部門は大変難関なのだそうです。

今回出品の「ピュアブルー」は、普段の出荷と同じ長さ約50センチ、5輪以上咲いた50本の束で行われ、現地で「色、長さ、ボリュームともに非常に珍しい」と高評価を得たそうです。

皆さんもブルースターを身に着けて、幸せを呼び込みましょう

「JA土佐あき」の芸西集出荷場花卉部会ブルースター部会のHPは→こちらをクリック

高知で生まれ高知で育った土佐あかうし。

2011-01-14 23:47:38 | 農業
きょうは、土佐和牛ブランド「土佐あかうし」のはなし。

前回フォトを載せた「あかうし」は、高知県内でしか改良されていない
「褐毛和種・高知系」という流通ブランド。

その希少性から幻の和牛と呼ばれています。

ルーツは明治時代に移入された朝鮮牛。
高知の自然や放牧環境に適したあかうしは、
高知県内のみで独自に改良が重ねられ、昭和19年に和牛登録されました。


(おらんく自慢の牛、いよいよ立ち上がる!)

土佐あかうしの特徴は、赤身ののおいしさ。
旨みを蓄えた赤身は、グルタミン酸やアラニンなどの
旨みや甘みを感じるアミノ酸が豊富です。

ほどよい霜降り具合で、当然ヘルシー。
旨みがあるのに脂っこくないから
知らず知らずのうちに、けっこう量も進みます。

高知の名物「かつおのタタキ」のように
「土佐あかうしの牛タタキ」にするとおいしいです。

お肉を扱う「全農こうち」のHPはここをクリック

今度は家畜のシリーズです。

2011-01-13 22:55:12 | 農業
きょうは、みんなのよい食プロジェクトのCMのはなし。

コマーシャライザーの動画第2弾ができました。

CMはこちらから

第1弾は野菜を取り上げていましたが、
今回は家畜も登場、牛や鶏の表情が見物です。

撮影を(以前お世話になった)高知農業高校に依頼したところ
快く承諾してくださり、めでたく完成の運びに。

大変お世話になりました。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。


(高知固有の品種、土佐あかうし)

農業者人口の高齢化が進んでいる現在
耕作放棄地が増えている現在

食料自給率50%を達成するための道標はなかなか見えませんが、
私たち一人ひとりが未来を考え、長期的な展望の下行動することで
確かな未来に近づけるものと思います。

よい食プロジェクトのCMが公開

2010-12-20 23:57:32 | 農業
きょうは、よい食プロジェクトのCMを作成したので紹介します。

前回のブログで書いたこのよい食プロジェクト
もっともっと多くの皆さんに知っていただきたい
世界に誇れる日本のおいしい農畜産物の価値をみなさんに見直していただきたい
という思いで制作しました。

また、生産者の皆さんにも、まだまだ日本には新しい市場があり、
食文化を創造する可能性があることを気づいていただきたいと思います。
(大きなことは言えませんが固く信じるものです。)
CMはこちらをクリック


(自慢の野菜は価値の分かる人に届けたい)

制作には、株式会社リクルート提供のWebサイト「コマーシャライザー」を使いました。
(先月から参加しているIT経営革新塾で習ったものです。)

作り方は簡単 たったの4工程
 1.作りたいテーマを選ぶ
 2.CMにしたい写真やイラストデータをアップロードする
 3.コメントを入力する(コメントの最後にHPを登録します)
 4.最後に作成ボタンを押すだけ。
しかも「無料」です。

みなさんも自分の思いをCMにしてみてはいかがですか。

感想はツイッターでもどうぞ

みんなのよい食プロジェクトって何?

2010-12-18 17:03:34 | 農業
きょうは、みんなのよい食プロジェクトについて。


(ポスターやTV-CMなどで見たことがあると思います)

みんなのよい食プロジェクトとは、
「これからの日本人にとってほんとうに『よい食』とはなにかを、生産者、JAグループ、消費者のみなさんがいっしょになって考え、行動していく」運動です。
平成20年に“JA全中”が提起しました。

例えば、食品に関するヤバイ話ってありますよね。
 すべての食品の値段が値上がりしている気がする。
 →穀物の価格が世界中で高騰し、さらに原油の値上げによって輸入食品全体の価格が値上がりしています。
 地球を半周くらいしてきたモノばかり食べてるのって日本人だけらしい。
 →食べ物の産地から食卓までの輸送に要した「距離×重さ」をあらわすフードマイレージ。日本のフードマイレージは圧倒的に世界一なんです。
 わしたちの口にしているものの60%が輸入品であるって本当?
 →40年前には70%あった食料自給率は、今は40%になってしまいました。これは先進国の中で最も低い数字です。

このように・・・
そろそろ輸入に頼りきった私たちの食生活を見直すときがきています。

全国的な運動として「シンボルマークの笑味(えみ)ちゃん」を用いてPRしています。


(JAビルの周りのものぼりがあります)


みなさん一人ひとり、家族や友達と「よい食」かんがえてみましょう。

こちらの全中の「よい食」のHPをどうぞ。



「ごはん・お米とわたし」作文・図画高知県コンクール表彰式

2010-12-03 22:44:10 | 農業
小中学生を対象とした・・・
「ごはん・お米をテーマわたし」をテーマにした作文と図画コンクールの表彰式が
平成22年12月4日にJA高知ビルのJAフォーラムで開催されます。
式では
 受賞者の表彰
 作品の展示
 作文の朗読      などを予定。

今年も秀作ばかりとか・・・

今、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐる問題では
各産業間の意向のぶつかり合いとして取り沙汰される報道になっていますが、

そんなことより、日本の国家としての尊厳、生命を育み次世代に引き継ぐことの大切さ
真の農業の価値が認識されなければならないと思います。


今顔の作文と図画を観て
今のこども(今回の表彰者)の視点や表現に注目してみるのも面白いですね。

表彰式は4日(土)の10時30分からですが
5日(日)も作品は展示されてます。