きょうは、次世代リーダーの苦悩と成長のはなし。
今年(22年度)第2期中核人材研修を実施しているJA高知中央会は、
2月1・2日に第1期(21年度)中核人材研修生のフォロー研修を行いました。
昨年度の研修修了後~約1年間のそれぞれの現場での貴重な経験を経て、
リーダー候補生が再びJA教育研修センター集まりました。
研修生は昨年度の学習を発展させたものとして、次のことを学習しました。
●自JAでの仕事振りの報告
●人間力を学ぶケースメソッド学習
●環境変化を捉えるSWOT分析演習
●実践的マーケティング戦略の立案
(コンサルタントの寺本講師によるSWOT分析演習)
今回研修生が苦戦したのは、卒業時に修了論文に記した「自JAの改革案」を
どこまで実行に着手できたのかと検証し報告する場面ではなかったでしょうか
「理論を学ぶこと」「戦略を描くこと」は自分でできることなので、ある意味やさしいことといえます。
いつの世でも難しいのは「いかに実践させるか」の方です。
組織の中堅に位置する研修生は、現場を動かす権限に弱い面がありますので「こうしたい」ことを実践する手立てがないように思えます。
そして“志”が高ければ高いほど、達成への困難度は増します。
しかしできないと決め付けるのはよくありません。
自分の目指すものが世の中にとって良い志であれば
また家族や職場・取引先・地域に常に感謝することを忘れなければ
「必ず目指すべきところにたどり着く」といいます。
ですから、自分の見込みの甘かったところがあれば早めに軌道修正をし、諦めずに少しずつ進んでいけばよいのです。
この苦悩こそが
リーダーへの成長の証である
と信じています。