弊社は、もともと「かんすい」製造メーカーとして出発した会社です。
かんすいはラーメンに入っているもので、簡単に言えば、小麦粉+塩=うどん、ですが 小麦粉+塩+かんすい=ラーメンとなり、独特のコシと風味が加わります。
1958年に今の会社の名前になりましたが、最初の頃は、自転車でビン詰めにした液体のかんすいを配達していたようです。
やがてバイク・三輪自動車での配達になりましたが、ビン詰めなので凸凹道を走ると割れたりした事もあったようです。
現在では粉末タイプ・液体タイプのかんすいの2種類がございます。どちらも一長一短があり、粉末はお客様が水に溶かして使用します。
液体はあらかじめ高濃度で溶かしてあり、お客様がそれを希望の濃度に薄めて使用します。
粉末の利点はコストが液体より安価な事です。弊社の液体かんすいは、必ず最終工程で特殊な方法で不純物を取り除きますので手間がかかります。液体かんすいを精製するのに2〜3日以上、最終工程では500Lのかんすいを仕上げるのに2〜3時間かけます。
手間はかかりますが、透明できれいな製品を作るのに、ここだけは省略できません。私の変なこだわりかもしれませんが、薬品のにおいの少ない、独特の風味の美味しいラーメンを楽しんでいただければと思っています。