弊社では、出汁(ダシ)調味料、若干の保存効果が出るものとしてグリシンを販売してきましたが、グリシンには麺の品質改良にも使われているデータがありましたので、載せることにします。
茹で中華麺の場合、麺の色調を明るくするのにクチナシ色素を添加したりしますが、グリシンを小麦粉の0.5~1%添加すると、明るい色調になるようです。
蒸し中華麺の場合、かんすいによって色が茶色くなるのを防ぐ目的で、グリシンを小麦粉の0.5~1%添加する方法があります。かんすいのボーメ(濃度)を薄くすれば変色を抑えられますが、かんすいのアルカリによる防腐効果を残したい場合、グリシンのpHは5.5~7で中性に近いのでアルカリが下がりにくく、かんすいとグリシンの相乗効果が出るのではと推測します。
いずれの場合も、お客様の配合によって効果に違いがありますので、テストが必要だと思います。