産興商会のブログ

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麺とグリシン

2021年03月01日 | 日記

 弊社では、出汁(ダシ)調味料、若干の保存効果が出るものとしてグリシンを販売してきましたが、グリシンには麺の品質改良にも使われているデータがありましたので、載せることにします。

 茹で中華麺の場合、麺の色調を明るくするのにクチナシ色素を添加したりしますが、グリシンを小麦粉の0.5~1%添加すると、明るい色調になるようです。

 蒸し中華麺の場合、かんすいによって色が茶色くなるのを防ぐ目的で、グリシンを小麦粉の0.5~1%添加する方法があります。かんすいのボーメ(濃度)を薄くすれば変色を抑えられますが、かんすいのアルカリによる防腐効果を残したい場合、グリシンのpHは5.5~7で中性に近いのでアルカリが下がりにくく、かんすいとグリシンの相乗効果が出るのではと推測します。

 いずれの場合も、お客様の配合によって効果に違いがありますので、テストが必要だと思います。

 

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