上の図は、ある食品添加物「pH調整剤」のpH滴定曲線(中和滴定曲線)になります。
pH調整剤が酸性だった場合、そこに少しずつアルカリ液を添加してpHを測定しグラフ化します。
曲線の勾配が急なほど、外から受けるpHに対して影響を受けやすく、pH調整剤としては理想的ではありません。
この勾配を緩やかにするのに、配合を変えてテストを繰り返します。
pH調整剤は、食品のpHを中性7の値から酸あるいはアルカリに傾けることによって、品質を改良します。
(pHは最近では「ピーエイチ」と読むそうです。私が習った頃は「ペーハー」と言っておりましたので、年齢がばれますね。)