食品添加物の中でも、一部の液体状のpH調整剤などには、水飴が含まれていることがあります。
その目的は、甘味付けではなく、製品を安定させるのに用いています。
水飴などの糖類には保湿性がありますので、液体に溶かした薬品が温度差により結晶するのを抑えます。結晶してしまうと品質が変わってしまいますので、特に注意書きがない限り、液体状の食品添加物の保管は冷蔵庫ではなく、常温保管がお勧めです。
そして、水飴を入れることによって少し粘度が出るため、計量の時に容器から出過ぎてしまうのを防ぎ、正確な計量が出来ます。アルコール製剤に用いている糖類は、アルコールの揮散を抑えて食品の性質を安定させますし、トレハロースは薬品臭を低減させる働きもあります。
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