産興商会のブログ

日常での出来事、その他

食品容器の運搬

2015年09月30日 | 日記

 段ボール箱に入った重い荷物をトラックなどの荷台に載せて運搬する時、荷台の上で簡単にスライドできれば運搬するのが楽になります。

 一般的に滑りやすくするものとしてはシリコンスプレーが用いられます。シリコンスプレーを吹き付けておくと、滑りやすくする効果の他に、汚れの付着を防止したりする事が出来ます。

 食品工場の中で作業する場合は、機械・器具・容器等にシリコンスプレーを使用することは出来ません。その場合は、酸化しない植物油とアルコールを混合した液体品が用いられます。油のようにべとつかず、さらっとしています。パン型・餅型から出来上がった製品を取り出しやすくする効果がありますし、食品製造用機械にあらかじめスプレーしておくと食品原料の付着が起こりにくくなります。付着が少ないため、清掃が比較的簡単に済みます。

 食品を運ぶための運搬容器に対して、容器の底部分にスプレーして床の上を移動させやすくしている例がありますが、シリコンスプレーと異なり、植物油とアルコールの混合液体は食品添加物になりますので、安心して使用できるのかもしれません。

 

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亜硫酸ナトリウム

2015年09月29日 | 日記

 ワインには、防腐剤として、主に亜硫酸ナトリウムが使用されています。亜硫酸ナトリウムはワインに良く使用されますが、身近な例では、井戸水の処理などに使用されます。

 不純物・濁りが多い水を地下深くから汲み上げた場合、ろ過装置とは別に、専用の薬品により凝集処理をして不純物を沈殿させます。その後、上澄み液を塩素殺菌する工程が入ります。塩素殺菌の方法は、次亜塩素酸ソーダを水に添加します。地下水を殺菌した後の水は、塩素濃度が高いため中和が必要になります。設備によって異なりますが、硫酸や亜硫酸ナトリウムなどを使用されるところもあります。

 亜硫酸ナトリウムは粉末ですが、井戸水処理に使用する際には、一定の濃度に薄めた液をあらかじめ作ってタンクに入れて、ポンプ装置で自動滴定をします。硫酸の場合は液体品でしかも劇薬ですので、頑丈なタンクを使用し専門の設備員が作業を行います。(中和処理など、すべて機械のボタン操作などで行い、定期的にデータ測定されているので、安全です。)

 次亜塩素酸ソーダは井戸水殺菌の他、生野菜の洗浄などに使用される場合もあります。その場合の塩素濃度は100ppm(水10Lに対して10~12%濃度の次亜塩素酸ソーダを10mlほど添加)ぐらいの微量ですので、中和処理は特に必要ありません。

 

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ある日常の会話(その14)

2015年09月28日 | 日記

 お客様からの電話が鳴った。

 お客様「こんにちは。××です。いつもの○○が在庫切れそうなので、また送ってもらいたいんですが。。。」

 お客様のお名前を聞いただけで、使っていただいてる商品名・用途はだいたい思い出すのだが、たまにど忘れする事もある。頭の中の記憶をたどり、会話の受け答えの最中に思い出した。

 弊社担当K「○○ですね。あれから、使い心地は変わりありませんか? その後、調子はいかがですか?」

 お客様「特に問題ないよ。新しい商品を作り始めたんだけど、それにも使って問題ないかな?」

 新商品のだいたいの特徴をお聞きする。

 弊社担当K「ご使用いただいて大丈夫です。添加量も、同じくらいでいけると思います。もし何か問題が出ましたら、ご相談いただければと思います。」

 なんとなく懐かしい感じがしたので、電話が切れた後、帳面を繰ってみた。前回ご注文いただいたのが4年前だ。添加物を入れる食品を限定されているので、使用量が少ないのかもしれない。お客様にお使いいただいている食品添加物は変質がほとんどないタイプなので、安心だ。

 

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ミルクと消泡剤

2015年09月24日 | 日記

 市販の缶入りコーヒーなど、牛乳が入っている飲料の中には、たいてい乳化剤が含まれています。

 飲料に入れる乳化剤の添加量は、一般的に0.01~0.1%だと思いますが、これは牛乳の脂肪分の分離を防ぐというよりも、むしろ消泡剤としての役割が大きいと思います。

 牛乳とその他の原料を撹拌して飲料を製造する場合、ミルクを入れることによって泡立ちが生じます。泡立ちにより、撹拌にムラが出たり、充填パイプの中に空気が混入するなどの問題が出て、撹拌・充填の作業に支障が出る場合があります。そして、乳化剤を原料に添加することにより、作業がしやすくなります。

 乳化剤の添加量は、原料によりそれぞれ異なります。そして、ミルクの種類や温度によっても泡立ちが異なるようです。

 

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ハワイへ発送

2015年09月18日 | 日記

 ハワイでは、日本食が多く食べられている。日本のお客様から、ハワイで来年、新しくラーメン店を開くので、弊社の「かんすい」を送ってほしいと依頼された。

 かんすいには粉末タイプと液体タイプの2種類がある。液体かんすいは計量間違いがなく仕込みがしやすい。しかも目の細かいフィルターでろ過しているので純度が良い。お勧めは液体かんすいだが、輸出するには色々と制約があるので、粉末かんすいでないと送れない。。。

 弊社担当K「有難うございます。現在は液体かんすいをお使いいただいていますが、ハワイへ輸出する際は、粉末かんすいをお送りします。現在お作りいただいている麺と同様の品質に近くなるよう、粉末かんすいの種類を選定いたします。」

 発送の前に、代金の銀行振り込みをお願いした。後は、先方(ハワイ)の住所がわかれば発送OK。

 

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