産興商会のブログ

日常での出来事、その他

保湿成分

2015年01月21日 | 日記

 弊社は食品添加物・化学薬品を主に販売しておりますが、化粧品原料も一部販売しております。

 食品添加物で保湿性のあるものを食べ物に用いる場合は、乾燥防止など水分の蒸発を防ぐ、しっとり感を持たせる、温度変化による品質劣化を防ぐなどの目的があります。

 食品添加物と化粧品は用いる原料が違いますが、同じ効果を狙ったものかもしれません。

 

 人肌につける化粧品の場合は、「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「セラミド」を1〜5%配合すると、水分保持能力により肌のシワ・たるみを抑えて、肌の弾力が期待できます。

 ただ、配合量が多いと高価なものになってしまいますので、コストを考えられるお客様は添加量を調整した方が良いかもしれません。


冷凍弁当

2015年01月19日 | 日記

 お弁当を最近、良く買います。町のお弁当屋さんはその都度、調理されるので、冷凍の必要が無いのですが、冷凍するとご飯の味が変わります。

 これはご飯のデンプンが老化する事により品質が変わってしまうためですが、ある製品を添加して炊き上げると冷解凍をしても、「しっとり感」が持続します。

 駅弁などに良いかと思うのですが・・・。


かんすいの添加量

2015年01月16日 | 日記

 ラーメンに配合されている「かんすい」は、小麦のグルテン質に作用して、コシ・風味・黄色を増します。

 アルカリ性の液体または粉末なのですが、使いやすいのは液体になります。

 初めてお使いになられる方は、どれくらい入れれば良いかわからないかと思いますが、それは人によってレシピがまちまちなのが原因の1つだと思っています。

 まずお勧めするのが、小麦粉に対して液体かんすいを4%分、こね水に溶かして様子を見ていただきたいと思います。小麦粉1kgに対して液体かんすい40gです。風味が弱い場合は添加量をもう少し追加、風味がきつい場合は少し減らされるなど工夫が必要ですが、多く入れるほど腐りにくくなります。かんすいの種類によっては二度茹でしても麺が伸びにくくなります。

 サンプル扱いになりますが小売りもしておりますので、個人の方にもご要望によりお分けしております。

 粉末かんすいの場合は、濃度が濃くなりますので、添加量を液体かんすいの1/3程度にしてください。

 (画像は、海苔ラーメンです。個人的に海苔が好きなので。。。)


出汁(だし)の調味料

2015年01月14日 | 日記

 市販のだしで旨みのために添加されているものとして、「調味料」があります。原材料表示に「調味料(アミノ酸)」などと表示されています。

 これは天然の原料で出汁を取った場合、もう少し旨みを効かせたい時に使用する場合が多く、添加量はコンマ数%でその独特の味が感じられるほどです。

 カツオの旨み「イノシン酸」、シイタケの旨み「グアニル酸」、昆布の旨み「グルタミン酸」などが有名ですが、甘味と防腐効果を目的として使用する「グリシン」も一部で使われています。

 その他、冷却によりオリが発生するのを防止する調味料もございます。味は少し弱めの塩味のようです。


魚の干物

2015年01月08日 | 日記

 魚の干物は、魚を塩水に漬け、ある程度乾燥させて保存を良くする知恵だと思います。冷蔵で2〜3日は保存させる事が出来、生魚よりも水分が少なくなっているため冷凍による劣化が少ないと思います。

 気になるのは、主に魚の油による酸化です。空気中の酸素・光によって黄色く変色します。これを防ぐために良く知られているのは、酸化防止剤として使われるビタミンC・ビタミンEです。魚を漬ける塩水に混ぜると変色防止になります。

 これは変色防止の目的で使用されますので、防腐には効果がありません。防腐剤を使わずに日持ちさせるには塩をきつくするか乾燥度合を高める、冷凍で販売するなどの方法をとっていただく必要があります。