山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

英彦山南面 バリエーションルートで窟巡り と三椏の大群落

2017-04-04 19:12:09 | 福岡県の山

4月2日 (日) 曇りのち霰、雹、雪、雨、雷時々日が差すめまぐるしい天気 

以前から、信ちゃんにお願いしていたこと。「つーさんと一緒に歩かせてください!m(__)m」

水曜日あたりで,英彦山の行く旨を信ちゃんに伝えていましたら、つーさんにアポを取っていただき一緒に歩く段取りをつけてくださいました。(感謝)

他に参加者を募ったところ、higeさん、mamaさん、ガック隊長、風来坊さん、と当日参加いただいたMさんと9名での山歩きとなりました。

歩きたいコースの希望を伝えていたのですが、前日の雨で岩が濡れており危険ということでコース変更。

山中の三椏の群生地を訪ねてみよう!ということになり、自己紹介の後スタート。

先頭はもちろんつーさん、最後尾はMさんと、安心して今日はついていくだけだ。

九大生研の手前から入山。古い登山道を通り、ミツマタの群生地を目指す。

 

道中、寄り道などしながら。まずは大河辺窟に案内していただく。

かなり大きな窟(30人ぐらい入れそう)と中くらい、小さい窟と並んでおり、親、子、孫窟だなー

宝満山の窟は大きな花崗岩の割れ目や岩の下にあったが、英彦山の場合熔岩が冷え固まった岩なので、オーバーハングした岩が多く、そこに窟があるようだ。もちろん人間の手で掘ったような鑿跡は見られない。

このルート、実は2015年の春単独で歩いたことがあり、当時を思い出しながら歩いたが、当時と比べ踏み跡もしっかりとしており、ずいぶん歩きやすく感じた。もちろん当時の歩いたルートと全く同じではないので、ちがう所も歩いていたようだが…

分かりづらい谷を右に取り、一登りすると、ミツマタの大群落に飛び出した。以前は上から見たので一番下から入る今回の方が間近に見え、凄い。!暗い杉林がここだけ明るくなっている。

登って行くと、まだしっかりした石垣や、坊の跡があり、往時をしのばせる。泉蔵坊跡や、心字池などを教えてもらった。

 

 

登山道に出て、また道を外れると痩せ尾根に祀られた石像(名前聞くの忘れた)

 

久しぶりに玉屋神社に来た。

相変わらず神域の雰囲気がビリビリ感じる

 

大南神社に移動して、雪の当たらない岩陰で昼食。

歩いているとあまり寒さは感じないが、停まると寒ーい。カップ麺とコーヒーであったまる。)^o^(

 

またまた、無名の窟の横を通り

このあたり一般道はあまり通ってません。

 

見上げる大岩に梵字が!近くで見てきていいよ!との事だったのでちょっと登って

どこか見たいところはないですかと聞かれたので、観音扉の窟を見たいというと、案内していただけました。

苦労して見つけた場所だそうで、一般道ではない谷のまた分岐した谷奥にひっそりとそれはありました。

元禄14年という時代に作られたもので、少し上の部分が壊れていますが扉は原形をしっかりととどめています。

素晴らしい!雨の当たらない場所だからこそしっかりと残ったのでしょうね。

今日の英彦山は如何にも英彦山らしい、ガスに覆われて

 

最後に立ち寄ったのは双戸窟と隣りの窟(写真上段)

今日出会った花。

ゲンカイツツジに出会えラッキー!ツクシショウジョウバカマやホソバナコバイモも

今年はホソバナコバイモは6つの山で見られました(喜)

樒、コショウノキ、ヒサカキ

今日は、私の知らない英彦山をたっぷりと案内していただきました。

修験道の聖地であるだけに、長い歴史と当時の息吹を感じることができたとても思い出に残る一日となりました。

それと、案内していただいたつーさん、Mさんの山歩き、足運びなど大変参考になりました。また一緒に歩かせていただいていろいろ学びたい!

またよろしくお願いします。! m(__)m