DJ 2周忌ー‘行動する良心’、野党圏統合は…。

★今日8月18日は金大中元大統領の２周忌だ。今権力は６・１５宣言を北の対南戦略と位置付け、二人の前大統領を従北左派と言わんばかりの鼻息である。
この日追悼に訪れた人々は、ＤＪとノムヒョンの遺言を胸に刻み、今後どのような動きをするのであろうか？　Ｎ


ＤＪ遺言‘行動する良心’、野党圏統合は…。

リュ・ジョンミン記者| dongack＠mediatoday.co.kr

2011.08.18 15:53:24


18日午後2時ソウル永登浦民主党本部で キム・デジュン前大統領夫人イ・ヒホ女史とノ・ムヒョン前大統領夫人クォン・ヤンスク女史が席を共にした。 キム・デジュン前大統領とノ・ムヒョン前大統領‘胸像除幕式’出席のためだ。

最近政界最大のニュースメーカーのムン・ジェイン前大統領府秘書室長も同席した。
この日行事はソン・ハクキュ代表など民主党が準備した席だったが、キム・デジュン前大統領逝去2周期をむかえ、 パク・チウォン前民主党院内代表とハン・ミョンスク前国務総理なども見えた。

イ・ヒホ女史とクォン・ヤンスク女史、ソン・ハクキュ代表とムン・ジェイン前秘書室長などは、この日午前10時国立顕忠苑開かれたキム・デジュン前大統領2周期追悼式も一緒だった。 イ・ジョンヒ民主労働党代表とユ・シミン国民参加党代表なども席を共にした。

キム・デジュン前大統領の遺言‘行動する良心’とノ・ムヒョン前大統領の遺言‘目覚める市民’は2012年選挙の年をむかえ、野党圏の人々に格別な意味を持って迫ってくる。

ノ・ムヒョン前大統領が‘政治報復捜査’論議の中に5月23日逝去すると、キム・デジュン前大統領は“私のからだの半分が崩れる心情”としながら悲しんだ。そして、追うように逝った。

“おもしろいけど、こわい話し”ー磯貝治良

★ＮＰＯ法人三千里鉄道の副理事長であり作家の磯貝治良が、ある集会で「天皇制と３・１」という素晴らしい講演をなさった。レジュメ無し、全編これアドリブと結んだ語りの中に、胸を打たれた一節がある。
夢を語るには、それなりの覚悟がいる、と悟らされたような一節である。Ｎ


「これはなかなかおもしろいと、ぼくは思っています。一見、夢かロマンのような構想ですが、これって、考えてみたら、こわい話ですよね。南北の軍事分界線の非武装地帯に海外同胞の特区を作るというのですからね。そこで在日が養豚をしようという話ですからね。
あってはならないことですけれど、南北で戦争がはじまったら、そこはもう「人質」になる区域です。どちらを向いても盾になる。南を向いたら北の盾になるし、北を向いたら南の盾になる。そうなる危険性は否定できないわけですから、その構想は夢やロマンではすまない。朝鮮半島の平和と南北の統一のために、自分たちが盾になることも辞さず、そんな強い覚悟と意思が込められているのです。朝鮮戦争のとき、在日も本国にいる肉親を失ったり、対立を強いられたりして、すごい精神的被害を受けた。しかし、日本で暮らしていて直接、命を奪われたり、生活を破壊されることはなかった。ほんのひとにぎりの人とはいえ、「戦争特需」に乗ったと言えなくはない。海外同胞特区の構想には、在日も朝鮮半島の和解のために、汗を流すだけではなく、生命をはる決意をしよう、という意味が含意されていると思います。」

法務・検察首脳人事… TK（テグ・慶尚道）、高麗大出身を大挙起用

★現政権の人材起用を、チャンドンゴンの奥さんである女優コソヨンの名前になぞらえ「コソヨン」と名付けた。最後の最後（？）に切り札を切って来たか。いや、切り札にしては貧相、だが忠誠心だけは一級品かも知れない。
因みにコは高麗大、ソはソマン教会、ヨンは（ヨンナム）慶尚道ーすべてＭＢゆかりの名前だ。Ｎ


法務・検察首脳人事… TK（テグ・慶尚道）、高麗大出身を大挙起用

22日付で断行すると、16日明らかになった陣容は、まさに表題の通り。主要人事8名中5名がＴＫ、高麗大出身。
殊に法務長官の権ジェジンはテグ、ハンサンデ検察総長は高麗大出身。

主要人事のチェ・キョイル新任ソウル中央地検は慶北ヨンジュ出身、慶北高校卒の正統TK人脈であり、高麗大を出ている。 ソウル中央地検1次長在職時の2008年、チョン・ヨンジュ前KBS社長を背任疑惑で起訴した。

最高検察庁中央捜査部長には大邱高とソウル大法大出身のチェ・ジェギョン司法研修院副院長が…。 2007年ソウル中央地検捜査1部長在職時‘BBK事件’捜査を指揮した。

●ハン新検察総長の就任挨拶に驚き、この主要人事に2度驚く。ＭＢはレイムダックなどどこ吹く風、南北関係を破たんさせた前線指揮官・ヒョンインテク統一部長官を閣僚として留任させ続け、人気満了まで突っ走るつもりだ。
民主党のある議員は、今回の８・１５演説でＭＢは、南北関係改善の最後のチャンスを逃した、空虚な内容であったと指摘、一連の動きは今後韓国で北のスパイ公安事件が増えるであろうと懸念を表明した。
日本でもある民族団体の露骨な反共キャンペーン、目に余るものがある。なりふり構わず、生きている権力にしがみ付こうとしているようで見苦しい。
2012年の大選、総選挙を目前にして、朝鮮半島と在日の情勢は風雲急を告げる。Ｎ