NPO法人 三千里鐵道 

NPO法人 三千里鐵道のブログです。記事下のコメントをクリックしていただくとコメント記入欄が出ます。

自殺大国になってしまった韓国  …韓国在住20年以上になる日本人のブログから…

2012年09月20日 | 南北鐵道関連消息
紹介したのは、ソウル在住20年以上の日本人の友人のブログです。

今度の大統領に期待したいこと。
何とかこの問題を解決する意思のある大統領になってほしい。

by maneappa





http://d.hatena.ne.jp/kangazi20/20120913/1347502183

その後のソウル迷点観測

2012-09-13
自殺大国になってしまった韓国

9月10日は国際自殺防止デーということで、韓国でも日本でもマスコミは自殺に関する報道をしていた。とくに韓国は自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)が33.5と世界で1位。2位はリトアニア、3位はカザフスタン、4位はベラルーシ、そして第5位がわが日本23.8と続く。

ずっと以前、私が韓国で暮らし始めた1990年には、まさかこんなことになるとは思いもせず、在日韓国人の友人の中には「韓国はケンチャナヨの国。韓国人は自殺なんかしない。それは日本人の民族性だ。わははは」みたいに、豪語していた人がいた。もっとも私自身も、「確かに、日本は湿度が高いから。まさに苔むす国。その点、韓国は空気もからっとしているからね」などとトンチンカンなことを言っていた。

実際、その頃の統計などをみると、韓国の自殺率は7.5ぐらい。すでに20超えを経験していた日本とは明らかに違った。それがいつからだろう。韓国人の「民族性」が変わってきた。2000年代半ばには日本を超えてどんどん上昇、芸能人や大統領までも気の毒な結果となってしまった。

それにしても、この話題が出るたびに日本と韓国は残念ながら似ているのかもしれないとも思ってしまう。だって自殺率ベスト10の中には欧米先進諸国も、他のアジアの新興国も入っていない。旧ソ連や東ヨーロッパの国ばかりの中で、唯二、韓国と日本が仲良く登場。ただ、すべてが同じというわけではない。

まず大きな特徴は、韓国は高齢者の自殺率が異様に高いということだ。9月11日付けの「中央日報」は社説のタイトルも「韓国の高齢者自殺、日米の4~5倍とは」とある。

http://japanese.joins.com/article/269/159269.html?servcode=100§code=110

特に65歳以上の高齢層の自殺予防対策に集中しなければならない。高齢者自殺率は10万人当たり81.9人で全体平均の2.4倍だ。日本の17.9人、米国の14.5人の4~5倍水準だ。2010年の全自殺者の4人に1人以上に当たる28.1%、4378人が高齢者だ。

国際統計は国よって統計の取り方が違うため、比較はむずかしいのだが、日韓の比較に関しては、以下のものが見やすい。

年齢    韓国    日本

15~24   8.4    11.8

25~34   15.6    22

35~44   20.8    27.7

45~54   25.8    37.9

55~64   32.1    40.9

65~74   42.6    32.1

75~79   85.3    32.1



2008年保健福祉家族部の自殺統計『立ち遅れた所得補償と急速な高齢化の影響』朴光駿より)

これは2008年の数字をもとにしたものだが、現状もあまりかわりはない。日本でもっとも自殺率が高いのが55~64歳の中高年ならば、韓国では75歳以上の高齢者だ。しかも85.3という、統計のある国ではダントツ、あり得ないほど高いのである。

 

 一方、韓国のマスコミは今回、青少年の自殺率上昇についても問題にしていた。

「韓国青少年の自殺率 10年で倍増」(中央日報 2012.9.12)

http://japanese.joins.com/article/411/159411.html?servcode=400§code=400

 *1

これは確かにゆゆしきことだ。

ネット上では、「死亡原因のうち自殺が1位なんて、やはり韓国はひどい国だ」という書き込みをもあったが、さて、それはどうだろうか?

取り急ぎ、日本の資料を探してみた。

「平成22年度の自殺の概要資料」(警察庁)によれば、19歳以下は2.4、20~29歳は22.9となっている。

http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H22jisatsunogaiyou.pdf

でも、19歳以下でくくってしまうと、分母が大きくなるので、韓国の数字と比較はできない。そこでいろいろ検索してみたところ、『自殺対策白書平成23年版』(内閣府)を掲載しているブログがみつかった。

http://ameblo.jp/kokkoippan/image-11106591470-11670638811.html

これによれば、日本では10代、20代、30代とも死因のトップは自殺。とくに20代、30代ではそのパーセンテージが50%近くもあり、これは他の先進諸国ではあり得ないことだという。ちなみに10代は31.2%と、韓国の28%より高くなっている。

つまり日本では青少年、韓国では高齢者の問題が深刻ということになる。


ところで、韓国は儒教国であり、高齢者は大切にされているという印象が強い。少なくなったといえ電車やバスの中では席を譲るし、目上の人への言葉づかいは小学生でもきっちりしている。なのに、どうして自殺率が高いのだろう? 

知り合いの韓国男性(50代)に質問をぶつけてみたら、「つまり自分の望むような待遇が受けられないからでしょう。自分たちの父親世代に比べたら、その権威失墜は屈辱的ほどですよ」という答えが返ってきた。

たしかに、主に家庭内で父親の地位は急低下している。この男性にとっては、それがまさにゆゆしき問題なのだろう。

でも、それだけではないだろう。高齢者問題に詳しい韓国の研究者が示した資料によれば、自殺動機は次のように順位づけられている。

 1位 本人の疾病(35.9%) 2位うつ(19.6%)3位子女との葛藤(9.8%) 

 (『立ち遅れた所得補償と急速な高齢化の影響』朴光駿)

 あるいは別の調査によれば、過去の1年間に自殺しようと思った65歳以上高齢者の動機は、疾病と障害40.8%、経済的困難(29.3%)、孤独(14.2%)、家族の不仲(10.4%)となっている。(統計庁2008)

病気と経済的困難。つまり、これは高齢者の貧困問題である。その背景には福祉の立ち遅れ。年金や生活保護の未整備という問題がある。

そして、高齢者自殺の報道にたびに出てくる「これ以上、子供たちに迷惑をかけたくない」という遺書。「生きていると家族の迷惑になる」と考える高齢者が多いのだ。

経済が急激に発展し、平均的な暮らしがどんどん豊かになるからこそ、「お金」が重要になる。「お金」がなければ、「家族のきずな」すらも維持できない。そこは、国がなんとかしなくちゃいけないのだが………。


安哲秀氏出馬表明演説全文翻訳

2012年09月20日 | 南域内情勢
映像リンク先
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/mov_pg.aspx?CNTN_CD=ME000068494#ME000068494安哲秀氏出馬表明演説

安哲秀氏出馬表明演説の全文翻訳です。

弘益大学校 金雄基助教授が全文翻訳してくださいました。
http://zainichisenkyo.tistory.com/257


**数字は上記のサイトにおける映像のタイム(例:0215は2分15秒の意)

安哲秀氏出馬表明演説全文の日本語訳



0009 (司会)国民が選ぶ新たな変化が始まります。まず安哲秀院長が国民のみなさんに語ります。

0021 こんにちは、安哲秀です。私は去る7月末に申し上げたとおり、国民の声を聞くために多くの方々に会いました。その間私は面白いニックネームがつけられたり、また、最近は私を題材とした新しいユーモアもできました。ご存知ですよね?

0045 これまで私の答えを待ち続けてこられたみなさんの愛情だと考え、それもまた重く受け止めております。

0055 企業家と教授としての人生を送ってきた私としては、国家経営という重責を負うという決心にいたるまで、ほんとに悩まずにはいられませんでした。

0108 この間、春川で会ったお年寄りや名誉退職を控えた一家の主、また、30代の双子のお母さんのような、多くの隣人に出会いました。また、それぞれの分野で経験と専門性を持った方々にも会いました。できるだけ静かに耳を傾けました。誰一人として皆つらくない人はいませんでした。中産層は崩壊し、低所得層は多くの苦痛を受けていました。ですが、つらく苦しい暮らしの中でも、これらの方々は絶えることなく希望を造り出していました。自分自身よりも子供たちのために我慢し、耐え、身を捧げる準備ができていました。私が希望を差し上げたのではなく、私がむしろこれらの方々から力と勇気をいただきました。すべてに感謝します。

0215 皆さんは私にとって師匠です。これらの方々が私をして、もう一歩前進させてくれました。これらの方々が一様に私におっしゃっていただいた言葉があります。「政治がこれではいけない」ということです。問題を解決すべき政治が問題を引き起こしているとおっしゃっていました。国民の暮らしを避け、国民を分裂させ、国民を無視し、互いに争ってばかりの政治に失望し、絶望しているとおっしゃっていました。「一度も政治に足を踏み入れたことのない私がうまくやっていけるだろうか」と悩んでいたとき、なぜ私に対して支持を送ってくれるのか説明してくれました。

0304 今から政治を違った形でやってみよう。新たに違った形でやってみよう。新たに出発してみようという意味でした。ですが、私の能力について悩みました。国家のリーダーという立場は決して一個人の営利や栄光のためのものではなく、また、そうであってはなりません。私にとっては当選するか否かよりも、うまくやっていけるかの方が重要です。ですので自らに対して何度も問い、対話を通して答えを探し続けてきました。

0345 私は今、自らに問い続けてきた答えを明らかにしようと思います。これまで国民は私を通じて政治刷新に対する熱望を表現してきました。

0400 私は今、今回の18代大統領選挙に出馬します。(歓声。アン・チョルス連呼)

0425 私に与えられた時代の課題を引き受けます。私はまず、政治改革は選挙の過程から始めねばならないと考えています。国民の半分を敵に回しておいて、統合を叫ぶのは偽善です。選挙の過程で不当かつ拙速なネガティブ攻勢。これまでのやり方では互いに憎しみ合い、支持者を分裂させ、ひいては国民を分裂させます。そうして選挙が終わるなら、選挙に勝ったとしても、国民の半分からしか心を得ることはできません。今後もこういったことが続くのなら、次の5年間も分裂と憎悪の時間を過ごすしかありません。誰が大統領になったとしても、統合と社会問題の解決は遙遠なことでありつづけるでしょう。

0525 ですので、私は、私自らがまず、選挙の過程における政治刷新を約束いたします。私は選挙の過程において、いかなる困難や誘惑があったとしても、ネガティブ宣伝のような旧態の政治はいたしません。(歓声)また、いかなる結果が出たとしても、私を支持する方々がそれを尊重し、祝福を送ることができるようにします。

0556 朴槿惠候補と文在寅候補に提案いたします。皆が一堂に会し、国民を証人として善意の政策による競争を行うことを約束してはいかがでしょうか?(歓声)

0615  そして、選挙の後も勝利した候補は他の候補に対して耳を傾け、負けた人は結果をきっちりと受け入れ、よりよい未来を構築するために協力することを一緒に約束してはどうでしょうか?(歓声)そうあってこそ、私たちが分裂と憎悪の政治を乗り越え、私たちの未来のためのエネルギーへと変えていけることでしょう。誰が当選したとしても、国民のためなら互いに助け合い、共に歩むことが統合の出発点になることができます。このような政策対決の中で、万一私が当選したならば、他の候補によりよい政策がある場合はそれを受け入れ、傾聴します。これこそが国民が望んでいる統合政治だと私は考えます。

0714 多くの方が政治経験もないのに、いざ大統領になったらどうするのかと心配していました。政治という厳しい所に身を置き、わざわざ満身創痍になるなとおっしゃってくれました。今この場にもそう考えている方がいらっしゃると思います。

0736 私は政治経験ばかりか、組織もない上、勢力もありませんが、それだけに借りもありません。政治経験の代わりに国民から聞いた大切なお話を大切にしていきます。組織や勢力の代わりに、国のために献身しているすべての方々と共に歩んでいきます。借りもありませんので、公職を戦利品のように分配するようなことだけは決して行いません。

0812 実際のところ、大統領の力のみでは、一人の力ではたった5年ですべての問題を解決することは絶対にできません。ですが、大韓民国はすでに賢明な国民や多くの専門家が要所要所でそれぞれの役割を果たす、大きなシステムをすでに持っています。その中に私は答えがあると思います。

0842 今、大韓民国は旧態のシステムと未来価値がぶつかり合っています。これから古い流れを新たな未来に向けて変えていかねばなりません。国民の民意を反映させることのできない政治システム、貧富の格差が拡がり、雇用を創出することのできない経済システム、階層間の移動が遮断されている社会システム。公正な機会が与えられない既得権層過保護の構造。知識産業時代に逆行する昔のやり方の意思決定構造。これらによっては未来を開いていくことはできません。これ以上このままではだめです。国民は政治から変えねばならないと言っています。(歓声)

0925 これからの5年は、誰が大統領になったとしても、ひじょうにつらい状況が展開されるでしょう。国内の家計債務、不動産問題。ほんとに深刻です。世界的な長期不況まで重なり、一気に来年危機的状況が襲ってくる可能性が大きいと思います。このような状況で、私が一人ですべての問題を解決できると、世の中を変えることができるとは思っていません。私も一生懸命生きてきましたが、至らないところもあり、失敗もし、欠点も多い人間だからです。ですが賢明な国民と専門家の中から答えを求め、知恵を集めるならば、少なくとも流れだけは変えることができるだろうと考えています。危機の時代に力を合わせ、共に困難を乗り越えていけると考えています。

1044 政治が変わってこそ、私たちの暮らしを変えることができます。新たな政治が起こって初めて民生経済中心の経済を起こすことができます。大韓民国には新たな経済モデルが必要です。いま議論されている経済民主化や福祉は個別に稼動することができません。成長動力と結びついた経済革新を造らねばなりません。平和体制はやはり安保とのバランスが取れてこそ実現可能です。私の政策ビジョンと具体的な構想は選挙の過程で申し上げることにいたします。

1128 私は今回の選挙の過程から、国民の考えがひとつになることのできる第一歩を踏み出していきたいと思います。今回の選挙を通して新たな変化を望んでいる国民の心がひとつにまとまってくれればいいと考えています。

1145 私は世界を動かすのは真心だと考えています。真心の政治をいたします。その過程で私に対する攻撃や批判は怖くありません。克服します。よりよい未来を造るために戦わねばならないのなら、正々堂々と戦います。人々の善意が最も強力な力になることができるということを国民と共に証明していこうと思います。

1220 私に多くのことを聞かせてくれた、多くの支持を送ってくれている国民のみなさん。私と共にしてください。(歓声)

1243 そうであってこそ政治が変わり、国民の暮らしが変わります。変化の鍵は国民の皆さんの下にあります。国民が選択する新たな変化が始まります。

1302 最後に、私が好きな作家であるウィリアム・ギブソンの言葉をひとつ紹介したいと思います。『未来はすでに訪れている。ただ、拡散していないだけだ』。そうです。未来はいま、私たちの前に訪れています。ありがとうございました。(歓声)(終)


HANA(原題KOREA) 名古屋特別上映会 10月6日 

2012年09月20日 | NPO三千里鐵道ニュース
HANA特別上映会のポスターができて、あちこちに貼っていただいている。

貼っていただけるところがあったら、紹介してくださいm(__)m

前売りも順調に売れているようだ。

800人!! ぜひ満員にしたい。

名古屋でも“小さな統一”をしたい。

そしたら、それは、“事件”だ(*^。^*)


by maneappa