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歴史は繰り返される?ー韓国政府だけ知らない韓半島の運命

2010年12月03日 | 六者協議消息
歴史は繰り返される?ー韓国政府だけ知らない韓半島の運命


2010年12月02日(木)12:15:54金致寛記者ckkim@tongilnews.com



ウィキリクスが暴露した外交文書に、韓半島問題処理過程で韓国政府が疎外されている密約が次から次へと明らかになった。

●先月30日日本<共同通信>が伝えたウィキリクスの暴露した米国務部外交専門には、中国が昨年4月北朝鮮の核問題解決のため北中米3者対話を米国に秘密裏に提案したという内容が含まれていた。

当時韓国政府は、北朝鮮の核問題解決のための6者会談開催を反対、韓米同盟だけ丈夫ならば何の問題もないという立場だった。

したがって中国政府としては、韓国政府とは北核問題を議論してみても何の得るところがない、どうせ米国の立場が変れば韓国はついて行くという計算が敷かれていたのだ。

もちろん中国の秘密提案は、米国の拒絶で成就しなかったが、韓半島問題に韓国が当事者として扱われなかった具体的事例として、憂えるべき大事に違いない。

●さらにノムヒョン政府時期の大統領府外交安保秘書官を担当したパクソノン米ブルッキングス研究所招へい研究員は、30日(現地時間)午後自身のフェイスブックに10月中旬ワシントンで会った高位関係者の衝撃的な発言を伝えた。

米国高位関係者が
“キム・ジョンイル政権はまもなく滅びるはず。韓国が北朝鮮をみな接取すれば中国が嫌がる、少し割譲しなければならない”
と話したしパク研究員が“何の話か、北朝鮮の領地渡すことかいっているのか?”と尋ねると、すぐに“そうだ!”と答えたということだ。 また“どこ? 新義州や羅ソン地方?”と問い直すと、高位関係者は首を縦に振った”といった.

統一された韓半島に関連し米国と中国が領土の一部をどうのこうのする話が進行していることを、 インターネットでは“桂-タフト密約”の再現と嘆いている。

パク研究員は
“新羅が三国統一する時、高句麗半分以上を割譲したことが浮び上がる”
としながらさらに
“韓国の役人たちが米国との秘密対話で青信号をつけたと疑わざるをえない”と韓国政府の事前了解の疑惑を提起した。

外交部次官時期チョン・ヨンウ外交安保首席がスチーブンス駐韓米大使に
“キム・ジョンイル死後2~3年内に北朝鮮は崩壊するだろう”
“中国の若い指導者らは、韓国が統治して米国と友好的な同盟に連結された統一韓国を安らかに受け入れるだろう”
ヒョン・インテク統一部長官はカット キャンベル米国務部東アジア太平洋次官補に
“キム・ジョンイルは現在の政権を確かに掌握しているけれど2015年以後まで生きることはできないと見る”
とするなど根拠ない北朝鮮崩壊論と韓国主導統一論の甘い幻想を抱いている間に、米国と中国は韓国政府も分からない秘密提案をやりとりして韓半島の未来を決めようとしている計算だ。

韓国政府の高位統一.外交.安保役人たちの根拠がない虚勢を尻眼にして、米国と中国は実質的な韓半島の未来を議論する席に韓国を除外している今日の現実は、現政権の恥ずかしい外交成績評価だ。

米国のイラク'侵攻'が真っ最中だった2003年リ・ヨンヒ先生がある討論会で
“米国と中国が北朝鮮問題でのやりとり(Give and Take)で、中国が台湾を受け入れる代価として、北朝鮮を米国の支配下に譲り渡すシナリオも可能だ”
と当時としては衝撃的な展望を出したお言葉が耳に残っている。

2005年6者会談で9.19共同宣言が採択された。韓半島の運命を私たちの手で拓いたと報告したソン・ミンスン当時6者会談首席代表の自負心を、現政権からはまだ見ることはできない。

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