「朝出会い」
朝日浴びて立ち止まり
深呼吸後から突然飛ぶ声
おはようございます
振り向くと見知らぬ人
朝の挨拶に戸惑い返す挨拶
朝日に映り天使に思えた
僕の中で一瞬時が止まった
寒き朝の陽光は暖かく光る
吐く息白く朝日影二つ
近づき重なり一つになり
分かれて影二つ遠く離れてゆく
何故か心がざわめいていた!
「朝日浴び 耀く君に恋心 吐息白くて 見知らぬ人に」
「詩なるもの」
詩とは如何なるものか
詩の定義とは何だろう
私は心の自己表現
短文長文数多き
如何に表す自己
幾重に言葉綴り
書き捨てても
思いのたけは
心に反して書く文字も
空しく並ぶ言葉には
くすぶる想い募り
無感なる心残る!
「冬:雨の日の別れ」
外は冷たき冬の雨
戻れはしない
さようなら言った
言葉に後悔している
愛でも未練でもないけれど
雨に打たれ出てゆくのは
惨めに感じるから
浅ましいと思いながら
雨が止むまで待てば良かった
君には汚れた心
怒りの顔が目に残る
傘は無し降る雨に
濡れて何処へ
何時も別れは寂しい
冬の雨の中に
君の温もり懐かしい
遠く消える窓辺に
佇む君がいた!