(30)、「ありがとう」の言葉の数を増そう!
自店の能力は、他店との比較によって測られるものではありません。
しかし、他店とは違う独自性を伸ばすことは重要となります。
私は、若いころ画家を目指していましたが、故あってヘアビジネスの業界に入ることになりました。
その際、父が私に残してくれた言葉があります。
それは、「売上を数えるのではなく、お客様から「ありがとう」の感謝の言葉の数を増やせる商人になれ」と教えられました。
父は、それを「商の心得」として毛筆で書いてくれました。
私は平成元年に理美容短期育成校を設。私の未熟さから約三億円二千万円の負債を抱えることになりました。
しかし、立ち直ることが出来たのは、私を応援してくれた多くの「顧客という友人がいたから」です。
このように多くの人たちの協力を得ることが出来たのは、父の言葉を忠実に守ってきたからであろうと思っています。
多くの場合、私たちは顧客の利益よりも先に、自分の利益を求めようとします。肝心なことは日々確認しなければ忘れるものです。
私は経営に対しての心構えを、この「商の心得」によって維持することが出来たと確信しています。
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