(31)、マイナス条件を強みに変える。
私は昭和62年に理美容師短期育成の学校を設立しましたが、私自身の不明から三億二千万円の負債によって家屋敷を手放して、残りの借金が一億二千万円です。
生き残るためには奇麗ごとではダメ。ゲリラ的な経営しかないのです。絶体絶命をどうやって凌ぎ、どのようにして再生させるか。
それは、精神的にも肉体的にも痛烈な痛みを経験することになります。
しかし、その結果として大きな財産を得ることになりました。それは、「挫折によって優しくなった」ということです。
これは、「頭で学んだ」のではなく「身体で学んだ」ということで、これほど大きな財はありません。これは 「マイナス条件を強みに変えた」ということにもなります。
弊社の経営塾がお伝えする経営学は、理論的な事は僅かで、ほとんどが行動実学です。「平凡で当たり前のこと」ばかりです。
但し、平凡な行いの中に「本物」が宿ります。
特に、顧客に感動を与える接遇は理論ではなく「感情」です。つまり、身体で覚えた「感情」でなければ「反応できない」というのが私の持論です。
その典型が四季・気候・天気ごとに対処する接遇です。この接遇は「挫折によって優しくなった」ことで生まれたものです。
この接遇の根底にあるのは、お客の「気を読む」ことから始まっています。
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