美山たそがれメール

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たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

1年ぶりの熊の来訪

2019年11月01日 | 日記
昨日は友人の家に柿とりに行き夕方帰ってきました。
朝起きておかしいなと気づきました。池のそばの富有柿が
なくなっているのです。赤い実が数個なっていたはずなのに。
烏も啄んでいましたが、烏は実は落とすが全部食べることは
ありません。私は恐る恐る柿の木の下に行きました。柿の枝は
折られて散らばっていました。木には爪の跡がありました。
あっ熊が来た。この秋は木のみがないので降りてきたのです。
私はほかの所も歩きました。栗の木にも行っていたようです。
なまっぽい黒い糞が落ちていました。そして夫が屋根ふきの時に運んできた
古い茅の積んであるところで寝ていたようで、寝どこがしてありました。
最初は私の話を信用していなかった夫も柿の木を見て分かったようです。

坂道の途中の隣家の甘がきも一個も残っていませんでした。元猟師の
85歳のおじさんは「熊が来たんやで。柿を全部食べてしもうたなあ」
と話されました。2軒の甘柿を食べた熊はもう降りてこないそうです。
夜地区の有線放送で「熊が徘徊しています。注意してください」と
言っていたがどうすればいいのだろうか?でも地元の人で熊の被害に
合った人は誰もいない。私も数回出くわしたが噛まれることはなかった。
紋次郎もいないし、大きな声が出せない私は山に入るときは笛を吹き独り言を言って歩こうか?

蝮と熊と鹿と猿、空には烏の大群。ここは野生の動物と触れ合う村だ。