向かいの山の杉木立がほんのり紫色に染まってきました。
藤の花が咲いたのです。藤の花は近くで見るより遠くから
見る方がいいと思います。園芸用の藤棚の藤とは違い野生の藤は荒々しく強く見えます。
特に杉の木に絡まっている藤の蔓で杉が枯れるのではと思います。
蕨もイタドリも山ウドも少なくなり、春の山菜シーズンも終わりです。
イタドリは年々少なくなっています。やっぱり鹿の被害です。
新芽をすぐに齧るのです。イタドリはスイバともいい、生で食べても酸っぱいので
私たちは湯がき塩で漬けます。塩抜きをして煮ますと歯触りも色もよく
なかなか立派な山菜になるのです。初めて食べる人たちはびっくりされます。
以前の様に山菜がたくさん獲れたときはぜんまいは干しぜんまいに、蕗、いたどり
蕨などは塩漬けにして冬の保存食にしました。今はほとんど冷凍保存です。