さくらの計らい

さくらが亡くなってから、もう８か月が経ちました。
今でもさくらのことを想うと、自分自身の体が崩れて行くような・・・そんな感覚になる時があります。

話は遡り、去年の５月のこと。
ある出版社の方から、さくらと我が家のネコたちの写真を応募してみませんか？とお誘いを受けました。
この時のさくらは、足が痛いながらもお散歩ができ、食欲もあって、老犬にはなっていましたが、不自由ながらも普通に生活していました。
お話を頂いたことが嬉しくて、応募する写真を何枚か選ぶのが、とても楽しい作業だったことを覚えています。
その約３か月後にさくらは倒れ、それから８か月間の闘病生活を送り、残念ながら３月２７日にさくらは亡くなりました。

介護生活と、さくらが亡くなったことでの寂寥感で、写真を応募したことをすっかり忘れていましたが、今年の８月２７日に１通のメールが届きました。
それは、去年の５月にお声をかけて下さった出版社の方からで、応募した写真のうちの１枚が掲載されることになったとのメールでした。
奇しくも、２７日はさくらの月命日で、「さくらがいたら・・・さくらが生きていてくれたら、どんなに嬉しかったことだろう・・・。」
そう思ったら、涙がこぼれて仕方ありませんでした。

出版を心待ちにし、昨日、出来上がった本が届きました。
１枚の掲載写真は、さくらとしゅんたと２ショットの写真です。
あの頃は、そんな光景が当たり前だったわが家・・・。

本が届いた日・・・それは、夫の誕生日でした。



さくら、どうもありがとう。


書店で見かけたら、手に取って頂けたら嬉しいです。



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