我が家の仲良し日記

楽しい日も悲しい日も毎日が「好日」
柴ワンコと4にゃんのお空組+3にゃん+夫と暮らす日々の日記です。

驚愕の事実

2014年07月18日 | 保護猫さん
きょうは、先日 月子を捕獲した際に、夜遅くにも関わらず、自転車の荷台に捕獲箱をくくりつけたりとお世話になった中古車販売屋さんに、ちょっとした手土産を持って挨拶に行きました。

所狭しと置いてある車を縫うように奥まで歩いて行くと…

ん、ネコ?

月子にそっくりなネコが、私を見るや否やサッと逃げて行きました。

なんだかイヤな予感…


そう思うと同時くらいに、車の下から作業をしていたここの従業員の男性が顔を出しながらこう言いました。

『ばあちゃん、捕獲したんだね』

はっ?

ばあちゃんじゃなくて、ママ猫ですけど?


『だって、ママ猫はさっきいたよ』

ううっ、さっき見たコがママ猫だったんだ!

実は、ママ猫には母猫がいて、色柄はもちろん、尻尾の形から顔までソックリなコがいると聞いていました。
だから先日捕獲した際は、中古車屋さんの社長に、捕獲箱に入ったネコが間違いなくママ猫か見て確認してもらっていたのです。

実際に見た社長は、

『ソックリでわからないけど、最近はばあちゃんは来てないし、たぶんママ猫だろう』

そんな判断でした。

それに私の、「ママ猫はなんとなく慣れている」という予備知識が判断を誤らせました。

長丸と雷蔵(安丸)を捕獲した家の旦那さんが、ママ猫がスリスリした時に一度捕まえたという話を聞いていたのです。

捕獲箱の月子は、捕獲箱のなかで香箱座りをして、とてもニンゲンを怖がっている感じはしませんでした。

でも実際のママ猫は、警戒心がとても強いコのようです。
旦那さんは、ばあちゃんをママ猫と思い込んでいたのですね。

あ~、認めなくないけれど、月子はママ猫ではなく、仔猫たちからしたらおばあちゃんです…
おばあちゃんと言っても、まだ一歳くらいの若さですが。

でもいまは、月子がママ猫でなくても、こうして保護出来て良かったと思っています。

月子はガリガリで毛もゴワゴワ…
私の顔を見ながら小さな声で甘えて鳴きます




よくお外で頑張ってきたね。
優しい月子が愛しくてたまりません…。

あぁ~、今度こそ、ママ猫を捕獲します!
警戒心の強さは子猫の時からだったそうで、少し手強いかもしれませんが

ママ猫捕獲を、一緒に喜んでくれたみなさん、本当に申し訳ありません/ _ ;







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母猫 月子

2014年07月18日 | 保護猫さん
ある大地主の家屋の隣に、コンクリ壁を挟んで隣接している中古車販売屋さんがありました。
中古車屋さんの敷地は、ただ砂利を敷いただけで整備されている感じはないものの、そこには所狭しとたくさんの車が並び、常連客もそこそこいる繁盛ぶり。

雑然とした事務所は自宅と兼ねているようで、平屋の周りにはいろいろなものがゴチャゴチャと置かれています。

この敷地を囲むコンクリ壁の向こう側には、狭い上にいろいろなものが置かれているらしく、人が入り込めなくなっていました。

実はこの場所が、保護した仔猫たちが産まれた場所でした。
産んだ母猫は、たぶん初めてのお産。
まだオトナになり切っていない小さな体で、一生懸命に5匹もの仔猫を産み育てていたのです…

しばらくして、この仔猫たちをカラスが狙い始めました。
危険を感じた母猫が選んだ場所は、よりによって仔猫を捨てに来たM家の敷地内でした。

M家は先にも書いた通りの大地主で、敷地内には亡くなったご主人が油絵のアトリエにしていたという、冷暖房完備のトラックの荷台のコンテナがあります。
ブロックで高床式にあつらえられたコンテナの下は、家人が物置としても使っていました。
母猫は、このコンテナ下に仔猫たちを隠したのです。
母猫にとっては仔猫たちを隠すのに好都合だったのでしょう。

でも活発になってきた仔猫たちがこの下から出て遊び始め、まず紅緒が標的にされました。



ここから先はブログで書いた通りですが、実はあまりに不憫で心が痛くて書けなかったことがありました。

紅緒、みつ豆、ぼん三(若丸)と続いて捕獲してきたM家から、連絡が数日途絶えたことがありました。







心配になった私が訪ねると、M家の長女が来ていました。
私がM家を訪ねたのはこの時が初めてだったのですが、仔猫達がいた場所を案内すると同時にこう言ったのです。

『(このコンテナの下の)ガラクタを全部その長い箒で掻き出して綺麗にしたから、もうネコは来ないと思いますよ。すごい勢いで逃げて行ったから』と…。

カラスに狙われ、やっとの思いでそこまで運び、仔猫たちを必死に守って来た母猫が不憫で不憫で堪らなかった…。
怒り心頭でしたが、保護を協力する以上、相手の心象を悪くするわけに行きません。
可哀想に…と、言うのが、その時私に出来た精一杯の抵抗でした。

それから数日は晴れの日が続き、大雨が降った翌日、M家の隣家の庭に残り2匹の仔猫、長丸と雷蔵(安丸)が現れ捕獲されたのです。



仔猫たちを奪われた母猫は、鳴いて探していたと聞きました。
想像はしていましたが、実際に聞くと堪えます(T_T)
でも現実を考えるとこうするしかないのです…
仔猫たちを奪った罪は、仔猫を幸せにするということでしか償うことが出来ないと思っています。
そして、同じように避妊手術をして体を傷つけた母猫への償いも同じです…

母猫を捕獲したあと、捕獲箱をくくりつけた自転車を押しながら空を見上げると、月がとても輝いて綺麗でした。
母猫を月子と名付けました。

手術後当日は、ずっとキャリーに引きこもっていた月子でしたが、



翌朝はベッドで寛ぐ月子の姿が…。

そして、驚いたことに月子は人馴れしていました。



私の顔を見て、なにかを訴えたそうに数回小さな声で鳴きました。



仔猫たちを奪われ、ニンゲンに邪険にされても…



もしかしたら、仔猫のときには可愛がられていた記憶が残っているのかもしれません

人に甘えたかったのに甘えられなかった月子。



次はあなたの番だよ。
幸せになろうね。















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