さとちゃんのダイアリー

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Dr.コトー診療所 第6話

2003-08-10 15:29:00 | テレビ番組
今週は、子役の演技力に感服しましたね。『Dr.コトー診療所』の視聴率がいいのは、物語の良さだけやなく、脇役陣がしっかりしているからだと思う。では、さっそくいきましょうか。

(杉本竜一が、母、西山茉莉子に再開するシーン。)
西山茉莉子> 私のことを?
星野彩佳> うん。剛洋ぐらいの男の子なんだけど。
西山茉莉子> 名前は?
星野彩佳> 言わないの。なのに、茉莉子さんのこと、いろいろ聞くの。もしかして、その子、
西山茉莉子> 人違いよ。私には息子なんていないもの。
星野彩佳> 茉莉子さん?
西山茉莉子> 悪いけど、その子、明日の便で東京に帰してもらえる? 私には関係ないから。
(コトー先生と杉本竜一が二人の会話を聞いていた。その場を離れる竜一。追いかけるコトー先生。)
杉本竜一> 明日の便って何時ですか? 2時でいいんですか? 乗り場に書いてあったけど、それでいいんですか?
(コトー先生、竜一を診療所に連れてくる。)
コトー先生> しばらく、ここに入院だな。せっかく来たんだもん。何も明日帰ることないじゃない。名前は?
杉本竜一> ・・・。
コトー先生> 患者さんの名前知らなきゃ、入院はさせられないなあ。
杉本竜一> 竜。
コトー先生> そっか、竜君か。

→ 離婚すると親子関係が複雑になるんですねえ。茉莉子さんは、ここで優しくすると引き止めそうになると思ったから、冷たくしたんですって。心が痛くなるなあ。でも、こんなに簡単に診療所に置いてもらえるなんて・・・。都会では絶対にありえない。

(原剛洋と杉本竜一の会話シーン。)
杉本竜一> あいつ、君のお父さんと付き合ってんの?
原剛洋> 茉莉子姉ちゃんのこと? 違うよ。そんなんじゃない。と、思うけど・・・。
杉本竜一> 君のお母さんは知ってんの、そのこと? なあ、どうなんだよ。
原剛洋> お母さんはいないんだ。
杉本竜一> え?
原剛洋> 死んじゃったから。僕が小学校に上がる前に。
原剛洋の友達3人組> 剛洋、何やってんだよ。釣り行こうぜ、釣り。あれ、茉莉子のうちの子じゃねえか? 本当に会いに来たのかなあ。
杉本竜一> 僕はお母さんに会いに来たわけじゃない。日本で一番最後に沈む夕日が見てみたかったんだ。あいつが、お母さんかどうかなんて、そんなことはどうでもいいんだよ。(走り出す竜一。)
原剛洋> おい、道分かるのか?

→ なんて、いじらしいんでしょう。竜一君が哀しかった。

(杉本竜一が行方不明になり、怪我をし、原剛洋がガンバルシーン。)
原剛利(剛洋の父)> 分かんないってどういうことだ!
原剛洋> だから、あの、
原剛利> ちゃんと頼んだだろ、一緒に遊んでろって。何で一人で置いてきた。あの子は島の子じゃねえんだよ。道に迷ったらどうする?
原剛洋> だけど、あいつ、話しかけても全然、
原剛利> ここらは危ない所だっていっぱいあるんだ。お前、そのぐらいのこと、分かってんだろ。医者になりたいなんて言う前に、目の前の大事なこと、一つ一つしっかりやれ! 何だこれ(62点の算数のテストを見つける)?
原剛洋> (テストを取り戻そうとして用紙を破いてしまう。)
原剛利> あっ、どこへ行く?
原剛洋> あいつ、捜してくる。捜してくればいいんでしょ!
(コトー先生と竜一を捜す剛洋。)
原剛洋> コトー先生は小学校のころ、算数とかできた?
コトー先生> 子どものころは、僕は勉強できなかったなあ。
原剛洋> ほんと?
コトー先生> うん。兄貴がすっごく頭が良くて、いっつも馬鹿にされてた。
原剛洋> ほんとに?
コトー先生> うん。お前は何をやってもダメだって。ぼくもねえ、高校3年生の時、剛洋君と同じで、腹膜炎になって死にかけたことがあるんだ。そんとき、近所のお医者さんが助けてくれてさ、入院したベッドの上で思ったんだ。将来、こういう仕事に就けたらいいのにって。それから猛勉強したんだ。人間、本当にやりたいことには、必死になれるもんさ。
(山の中で竜一を発見。しかし、コトー先生は剛洋をかばって崖下に転落し、右肩と右足を痛めてしまう。)
原剛洋> 先生、竜君は?
コトー先生> 大丈夫だ。心配するな。
原剛洋> 嘘だ。大丈夫じゃないよ、先生。今の大丈夫はそうじゃない。いつもの先生の大丈夫と全然違うもん。竜君、ごめんね。竜君が怪我したのも僕のせいだ。僕がちゃんとついててあげれば・・・。
杉本竜一> 違うよ。僕が勝手に夕日を見たいって。ウウッ。
原剛洋> 先生、やっぱり僕、助けを呼んでくる。僕を行かせて!
コトー先生> 剛洋君!
原剛洋> 先生、ぼくはいつか、先生みたいなお医者さんになりたいんだ。口だけじゃなく、本当にそうなりたいんだ!(暗闇の中を走り出す剛洋。)先生、竜君、待ってろよ。僕が助けなきゃ、絶対に助けなきゃ!

→ 泣いた、泣いた(;>_<;)。剛洋君、偉いよ。それに比べてうちは、がんばりが足りませんなあ。こんなに小さな子が夢に向かって走っている。なのに、うちは・・・。 ♪どうして同じようなパンチ何度もくらっちゃうんだ(by 宇多田ヒカル)♪ このメロディーが頭の中でグルグル回る。

(杉本竜一の手術が成功した後のシーン。)
西山茉莉子> 竜。良かった。助かって。本当に良かった。
杉本竜一> すみません。迷惑かけて。来なければよかったのかな?
西山茉莉子> そんなことない。そんなことないよ、竜。ごめんね。
杉本竜一> 知りたかったんだ。
西山茉莉子> ん?
杉本竜一> 僕のお母さんが、日本の南の島で、どんな暮らしをしているのか。ちゃんと元気にやっているのか。ただ、知りたかっただけなの。

→ 離れていても、親子は親子なのだ。親は子を想い、子は親を想うものなのだ。お互い、素直になれて良かったなあと思うシーンだった。

(原親子の会話シーン。)
原剛利> 風呂でも沸かして、一緒に入るか?
(電気がつくと、タンスにテストが貼ってある。)
原剛利> どうした?
原剛洋> お父さん、ごめんなさい。
原剛利> ん?
原剛洋> テスト、隠したりして・・・。ぼくは、口ばっかりで、いつも何もできなくて。だけど、お医者さんになりたいのは本当なんだ。こんな点数じゃダメかもしれないけど・・・。ごめんなさい、僕、ごめんなさい。
原剛利> 何言ってんだ。このテストをここに貼ったのは、嬉しかったからだ。俺なんかお前、算数でこんないい点、取ったことねえぞ。茉莉子の息子だって、あの医者だって、お前がいなかったら助かってなかったんだ。なあ、剛洋、お前、どうしてすぐ謝る? 男はそう軽々しく頭下げるもんじゃねえ。お前は、俺の、自慢の息子だ!

→ うちは、テスト、隠してばっかり・・・。ショボン(*_*)。今度、実験してみようかな? でも、やっぱり勇気がでない。


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