八月をかすれた声の通り過ぐ
先日の友達との句会で 八月の句がありました。
私たちの親は戦争体験者ですが だれの親も 戦争の事を話しませんでした。
「空襲だ!早く逃げろ!」 亡くなったお舅さんは 痴呆が始まると こんなことを言って・・
困ったそうです。話さなかったのではなくて 話せなかったのだと それほど辛い事だったのだと
重い内容の 句でした。
「八月を・・」で始る句ですが 「を」が 「八月や」のほうがいい!という意見があって
私は「を」のほうがいいと思ったので 自分でも作りました。
もう遠い日になりましたが 広島の太田川の川べりで 花火を見ました。鎮魂の花火です。
「八月を」がいいでしょうね。
私も賛成です。
プラスして、「かすれた声」がいいですね。
「八月」を「鎮魂の月」としてしっかり捕えられる力が必要ですね。
ありがとうございます。「今年は命に関わる暑さ」で 70年代初めの広島を思っています。