風は南から

スペインと花と音楽とそれから写真と俳句

八月を

2018-08-01 19:47:46 | 写真俳句

 八月をかすれた声の通り過ぐ

先日の友達との句会で 八月の句がありました。

私たちの親は戦争体験者ですが だれの親も 戦争の事を話しませんでした。

「空襲だ!早く逃げろ!」 亡くなったお舅さんは 痴呆が始まると こんなことを言って・・

困ったそうです。話さなかったのではなくて 話せなかったのだと それほど辛い事だったのだと

重い内容の 句でした。

「八月を・・」で始る句ですが 「を」が 「八月や」のほうがいい!という意見があって

私は「を」のほうがいいと思ったので 自分でも作りました。

もう遠い日になりましたが 広島の太田川の川べりで 花火を見ました。鎮魂の花火です。

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (八田真田八)
2018-08-02 10:22:54
成る程…
「八月を」がいいでしょうね。
私も賛成です。
プラスして、「かすれた声」がいいですね。
「八月」を「鎮魂の月」としてしっかり捕えられる力が必要ですね。
返信する
八月 (まろう)
2018-08-02 13:14:07
八田真田八さま
ありがとうございます。「今年は命に関わる暑さ」で 70年代初めの広島を思っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。