1578）房総ワンデイハイク 船橋市（２景目 京成船橋駅）

　今年に入ってから、神奈川県に点在する事業場へ足を運ぶ機会が続いています。これまで通ることはあっても降りることがほとんど無かったので、小さな駅だと思っていたものが駅ビルを要する大きな駅だったり、千葉とは異なる朝の通勤風景に触れたりと、訪問の目的とは違う新鮮さを味わいました。



　ＪＲ船橋駅をスタートしての最初にご覧いただくのは、京成電鉄の船橋駅です。両駅は数十メートル離れていますが、ここで京成からＪＲへ乗り換える人は非常に多いです。かくいう私も社会人１年生だった20数年前はここで京成からＪＲへ乗り継ぎ江戸へ向かったものです。


（現在の京成船橋駅　－船橋市本町 2013/01/20－）

　今でこそ高架上のきれいな駅になりＪＲ船橋駅との間は連絡通路で結ばれていますが、私が利用していた頃はお世辞にもきれいとはいえない地平駅でした。朝のラッシュ時は京成電車を降りた客が一団となって有人踏切を渡りＪＲ船橋駅へ走っていきました。

　そんな駅を成田空港へ向かうスカイライナーが通過するさまを、故宮脇俊三氏は「掃き溜めに鶴」と評していました。


（高架工事中の京成船橋駅　－船橋市本町 1996/04/27－）

　一帯は多くの踏切があり渋滞の原因となっていましたが、隣りの大神宮下駅までの間が高架となったのでそちらの問題も解決しましたが、線路は地平時代と同じく右に左にカーブしています。当時から線路脇まで家が密集していたのですが、上手く高架化できたものだと関心します。さぞかし難工事だったことでしょう。



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