いつの頃からだろう。ビー玉やおはじきの中へ貝殻が紛れ込んできたのは。ビー玉は,悪ガキどもと,必死になって勝負して増やしていったのに。
でもね,時々は,女の子たちと,おはじきで,机の上で勝負。何故かこれは弱かった。特にあの子との勝負は,負けてばかりだった気がする。ずるいんだよね。近寄ってきて,じっとみてるんよね。失敗するやんか。特にあの子が近くにいたら,何も考えられない。
そのガラスの宝物の箱に,いつ頃からだろう。貝殻が紛れ込んできたのは。あの人と浜辺を歩いた頃かなぁ。波打ち際に落とし物のようにひっそりと。
ひとつは,あの子へ。もうひとつは,私のと。
そんな悪ガキの頃からの,宝物。ずっとずっと机の片隅に転がってる,変なやつら。捨ててしまえないまま。心の片隅と机の片隅に。
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