この曲は・・・ベストアルバム:MARINE BLUEにも収録されたほど人気な秘訣は何だったのか?!
ちっとも分からないのである。
歌詞の世界観が、チグハグな印象があるのであるが、石川秀美に提供、定評のある作詞家:SHOWなのに。
なぜ?
まったくもって、石川秀美をイメージして描かれた世界ではない。
とりあえずの誰かに作られた歌曲の歌詞のような。
そこに歌の魂を入れた石川秀美であるが、なにゆえ、歌詞が親に歯向かう少女像という点において、どうともし難い。
タイトル通り、大人扱いして欲しい少女の親への抵抗・反乱青春物語が、石川秀美のイメージ像と反り合うギャップを演出したかったのか?
その部分しか描かれていず、もっと奥に眠る少女の心情や、相手への思いが出てこないからそう感じる。
他の曲で似たような世界観があっても、前者と後者の違いがあり1曲としてまとまっているんだけどなぁ。
それでも、自分を認めてもらいたい17歳ならではの自己主張と訴えが等身大の少女像ではある。
曲メロディもこれが・・・石川秀美作品では初期イメージ創設担当の小田裕一郎なのだが。
良くも悪くも凡作なのである。強いて良く言いあげれば♪ママ! パパ!というメッセージ性はうまく表現されている。
歌唱力においても、ちょうどいい年頃の勝気な歌声を表現できており、石川秀美のもつ元気な芯のある歌声がハマッているが。真面目な訴えというあたりも。
イントロからくる怪しいコーラスの声と、マイナー調で展開していくこの曲。
パーカッションが多種多様あり、ドラム&シンバルのリズミカルかつ、ちょっと南国を彷彿させる打楽器アレンジなのに、妖艶なグルーブ。意味不明に怪しいコーラス。
なんだろう。学園青春物語な香が濃厚だ。
イメージ的に角川作品のような曲である。
この曲を品良く、うまくVersion Upしたのが7thアルバム:SUMMER BREEZEに収録された♪微熱サマー・コールドに思えるのだが、いかに。
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