船本清司の美しい水彩ガッシュ画 画家のひらめき

ガッシュ画制作・スケッチ旅行の話・個展の話・陶芸の話・出版の苦労話などなど画家のひらめきをお楽しみに・・

未来都市とは?

2023年07月30日 15時39分43秒 | 子どもゆめ基金

船本礼子の子お絵描き教室と子どもの居場所 ヒーロー研究室
2023年7月30日 15:26

「ジオラマで未来都市を作ろう」という子ども為のイベントを開催しました。ジオラマを作る。という事が課題でしたが、格好よく「未来都市」と銘打ったことで、私には重い課題が浮かび上がってきました。どのように進行するか?
未来を考えるとき、対比として過去がある。今がある。
「過去」を色々探していると「大阪大空襲」の写真が出てきました。米軍機が爆撃直後に撮影した、大阪市南海電鉄難波駅周辺です。大きなビルが残るだけの焼け野原。私が子どものころ過ごした周辺です。衝撃的でした。ウクライナの現状をテレビで見ていた子どもたちですが、日本も昔は戦争をし、もっとひどい状態だった。そして対戦相手はアメリカ。と、映像を見せた子どもたちの反応は
「えーっ!アメリカってお友達じゃないの?」
でした。私も正確には戦争は知らない。戦後しばらくして疎開先から大阪に帰ってきた私にも、焼け野原を再建されていく様は子どもの私にも分かりました。今思えば、まさにその体験は私にとって、
「未来が作られていく事、そのもの」でした。
未来はどのようになるのか?粘土や発泡スチロールなどで作る子どもたちの夢いっぱいの未来都市。ウクライナ事件は子どもたちのすぐ隣にあるのだろうか。「未来都市」簡単に言葉にできますが、子どもたちに課題として出した時に、その重さをずっしり感じました。
平和の続く日本の今の子どもたちには明るい未来都市しか見えません。楽しい作品が出来上がりました。 彼らにいつまでも明るい未来が続きますように。と、心から願いました。
            船本礼子

特定非営利活動法人アートコミュニティ – アートな体験を身近に


ピカソの模写

2023年07月29日 09時18分16秒 | 子どもゆめ基金

船本礼子の子お絵描き教室と子どもの居場所 ヒーロー研究室
2023年7月29日 09:10


ゴッホの作品を見て、「この絵って上手なん?」という問いかけから始まったもう一つの企画。
「上手な絵とは?」を子どもたちと一緒に考えたいと思い、ピカソの「ハンカチを持って泣く女」を模写するイベントをします。
ずっとずっと昔、「あんな変な絵を描く人の絵を見ておこうか。」と、偉そうなことを言い、友達3人でピカソのゲルニカ展を見に、京都美術館へ行きました。帰りは、無言で高い作品集を買って帰りました。偉そうなことを言ったお詫びの気持ちだったのでしょう。
「ハンカチを持って泣く女」は、ゲルニカの中の習作の様ですが、泣く女の習作群を見ると、ピカソの努力や考えがよく分かります。同じモチーフが、何枚も何枚も変化していくのです。
この絵の成り立ちを子どもたちに見せたい!
しかしこの企画、「あんな変な絵を模写する?」って、思うだろうなぁ。人数が集まるかどうか心配。当日は興味深々の子どもたちが15名集まりました。面白かったと子ども感想、何かを感じ取ったようでした。
(子どもゆめ基金事業)

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移動美術館がやってくる!

2023年07月24日 23時07分00秒 | 子どもゆめ基金
昨日、2回目の「移動美術館」を開催しました。今回は、ヒーロー研究室の入っているビルの3階にある、広いホールをお借りしました。
2回目の参加の方もありました。
作品は、50展ほどあるので、ところどころで清司や私が作品について解説。(休憩したり、お茶を飲ませたり…)
今回の塗り絵は、北斎の大きな波の中に富士のある浮世絵を塗り絵しました。あの大波は、ゴッホが、「月・星・夜」の空の雲にして描いています。そんな話もしました。子どもたらは、分かったか分からないか…?
ま、とにかく、フェイクでもなんでも子どもの時に見ておくと、ある時、「この作品は見たことがある!」と、ぴかりと刺激を受けることでしょう。
と、願いを込めて。
解説、設営、撤収。
沢山の方々にお手伝い頂きました。
感謝、感謝❣️

20才の私に贈る今の私カメラマンと一緒に撮影しよう

2023年01月23日 15時27分00秒 | 子どもゆめ基金
ポーズを恥じらいながら決める子、
ナチュラルなお化粧してきてポーズを決める子、カメラマンと相談しながら撮影する。子どもどうしカメラを手に撮りっこする。最初はぎこちないが、徐々に撮影する場所を見つけてポーズを決める。プリントして自分が作ったアルバムケースに入れる。素晴らしい出来上がりになった。みんな写真なれしてるなぁ