船本清司の美しい水彩ガッシュ画 画家のひらめき

ガッシュ画制作・スケッチ旅行の話・個展の話・陶芸の話・出版の苦労話などなど画家のひらめきをお楽しみに・・

ギャラリーの椅子

2006年03月15日 12時20分29秒 | 画家のつぶやき

どこのギャラリーでも、中央に大きな椅子が鎮座しています。
 実は、これ,お客さんの為の物ではなく
作家の為に在るのではないかという気がします。


そごう神戸店での個展もやっと終わりました。

期間中、私はこの椅子の周りで一週間過ごしました。
朝、10時ごろ会場に入り 19時まで、
食事の時以外はこの椅子の周りにいます。

ゆったりと椅子に座り作品を眺めながら
次の作品の構想を練ろうとか
新しい企画を考えようかと思っていたのですが
緊張のせいか思考が停止してしまいました。

いつ見えるかわからないお客さんを待つのに、
直立不動でいると疲れて座る見えると立って話す、
次から次へ見えるのと、話の腰を折るので、椅子にどうぞとなかなか言えない。

ギャラリーの中にスタッフばかり目立つと入りにくいのではないかと座る

 体を動かさないと肩がこるので、ぐるぐる歩き回り、また座る

気分を変えて直立不動、また座る

不思議なものでお客さんが、見えるのに波があります。

見えない時は睡魔に襲われ座る

座ったとたん猛烈な睡魔に襲われ

スタッフの「いらしゃいませ」の声で我にかえります。


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1 コメント

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Unknown (ラベンダー)
2006-03-17 13:37:32
お疲れさまでした。

素敵な絵に囲まれた「いす」は、楽しい日々でしたでしょうね。私もちょっぴり座らせて頂きました。先生の絵に囲まれて、ハッピーでした。ありがとうございました!
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