ESP-WROOM-02とは、
ESP8266チップをベースにした低消費電力の32ビットMCU Wi-Fiモジュールです。
TCP / IPネットワークスタック、10ビットADC、およびHSPI / UART / PWM / I2C / I2Sインタフェースはすべてこのモジュールに組み込まれています。
環境
Windows 7 64bit
USB-Sirial-FTDI (スイッチサイエンス製)
Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02 DIP化キット (秋月電子製)
Tera Term (ATコマンド通信)
Arduino IDE 1.8.1 (Arduinoとして使う場合)
ESPFlashDownloadTool_v3.4.9.2 (ESP-WROOM-02をデフォルトに戻すときに使う)
1, 接続
ESP-WROOM-02ピン配置
ピン----接続先
3V3-----ブレッドボード +
EN------ブレッドボード +
IO2-----ブレッドボード +
IO0-----ブレッドボード +
IO15----ブレッドボード -
GND-----ブレッドボード -
TXD-----USB-Siria RX
RXD-----USB-Siria TX
USBシリアル変換アダプターピン配置
ピン----接続先
VCC-----ブレッドボード +
GND-----ブレッドボード -
RX------ESP-WROOM-02 TX
TX------ESP-WROOM-02 RX
※ESP-WROOM-02での接続には2つのモードがある。
・スケッチを書き込み、ファームウェアアップデートを行う「UART Download Mode(書き込みモード)」
「UART Download Mode(書き込みモード)」IO0 ピン LOW (ブレッドボード -)
のように接続する。
モードを切り替えるごとにリセットを行う。(RSTピンをGNDに落として(LOW)、ピンを外すことでリセットがかかる)
2, ATコマンドで通信
スケッチを書き込んでしまうとATコマンドが使えなくなるので、まずはATコマンド通信を行ってみる。
Tera Term 設定
改行コード 受信、送信ともに CR+LF
ボーレートは 115200
「Flash Boot Mode(実行モード)」で ESP-WROOM-02 をリセットするとゴミ?が流れ、
ready
となる。
続いて、
AT
と送信。
OK
となれば通信成功。
一応、MACアドレスを確認しておく。
AT+CIPSTAMAC?
+CIPSTAMAC:"xx:xx:xx:xx:xx:xx"
OK
と帰ってきて、MACアドレスが確認できる。
3,Arduino IDE の設定
[ファイル]→[環境設定]→(追加のボードマネージャのURL:)に、
http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
を追加する。
[ツール]→[ボード]→[ボードマネージャ]→ボードマネージャで "esp" を検索。
esp8266 by ESP8266 Community
を選択し、インストール。
書き込みボード [Generic ESP8266 Module]の設定。
オプション : 値
Flash Mode : QIO
Flash Frequency : 40MHz
Upload Using : Serial
CPU Frequency : 80 MHz
Flash Size : 4M(3M SPIFFS)
Reset Method : nodemcu
Upload Speed : 115200
Port : 接続しているCOMポート
4,Arduinoスケッチでの動作確認
ESP-WROOM-02 を UART Download Mode(書き込みモード) に変更し、任意のサンプルスケッチなどを送信。
送信が完了したら Flash Boot Mode(実行モード) に変更し、ESP-WROOM-02 をリセットする。
私は、[スケッチ例]→[EPS8266WWebServer]→"AdvancedWebserver" で WI-Fi 経由の Webserver としての動作を確認できました。
5,ESP-WROOM-02 をデフォルト(ATコマンド通信できるように)に戻す
一度Arduinoスケッチが書き込まれるとATコマンドが使えなくなるが、正規のファームウェア書き直すことで、再びATコマンドが使えるようになる。
ファームウェア : ESP8266 NONOS SDK V2.0.0 20160810 をダウンロード
Flash Download Tools : Flash Download Tools V3.4.4 (ESP8266 & ESP32) をダウンロード
ESPFlashDownloadTool_v3.4.4.exe を実行。
ESP8266 DownloadTool を選択。
解凍した "ESP8266 NONOS SDK V2.0.0 20160810" の中から画像のようにファイルを選択する。
同じく画像のように アドレス と SpiFlashConfig を設定し、START ボタンを押す。
正常に終了すれば、再びATコマンドが使用できるようになる。
ESP-WROOM-32 を Arduino IDE で開発するまでの備忘録 goo.gl/Z8dPR8
— freely (@oyazipapa) 2017年7月22日 - 15:32
次期MachiKania基板で64ピンPICの全品をソケットに引き出したけど、よく考えたら5V電源とかも出しとけばよかった。せっかく基板上にはあるのに。次の試作基板で考えよう。やっぱりArduinoシールドが使えるようにしたいなあ。 pic.twitter.com/bK90MTPov1
— KenKenMkIISR (@KenKenMkIISR) 2017年7月22日 - 12:45
日本人が言うことと、中国人が受け取ること
— SONMi@中国垢 (@InteNationa) 2017年7月21日 - 13:04
ビジネスするときは気をつけよう pic.twitter.com/PkDlhC7KqY
ESP-WROOM-32 を Arduino IDE で開発するまでの手順。
環境
Windows 7 64bit
Arduino IDE 1.8.1
WROOM32 秋月電子 ESP32-DevKitC ESP-WROOM-32開発ボード
1, Arduino IDE をインストールする。
2, GitHub から Arduino core for the ESP32 のファイルをダウンロードする。
3, Arduino IDE のユーザーファイルが保存されるフォルダに ESP32 用のフォルダを作成する。
・・・\Arduino\hardware\espressif\esp32 ←黄色部が追加したフォルダ
4, esp32 フォルダに [2,]でダウンロードして解凍したファイル (arduino-esp32-master の中身) をコピーする。
5, esp32/tools のフォルダ内の get.exe ファイルを実行し、さらに必要なファイルをインストールする。
Dos画面のようなものが開きインストールされる。インストールには少し時間がかかる場合あり。
6, Arduino IDE を開き、ESP32 ボードの設定を行う。
Arduino IDE を起動し、メニューの [ツール] → [ボード] → [ESP32 Dev Module] を選択する。
もう一度、[ツール] を開き、
ボード: ESP32 Dev Module
Flash Frequency: 80MHz
Upload Speed: 921600
Core Debug Level: なし
書込み装置: USBasp
であることを確認する。
7, 動作の確認
[スケッチ例]→[esp32]→[AnalogOut]→[LEDC Software Fade] を書き込む。
基盤の方は何も操作しないでOK。
正常に書き込みが終了すれば、LEDがポワンポワンする。