朝の天気予報が、わたしの住むBV市は気温が39℃まで上がる、と恐ろしいことを告げている日に、運転が上手で長野へよく出かけるQPさんと避暑地を目指すことにした。
埼玉県北部から高速道路で2時間弱。さて、目的地はどこでしょう(クイズ出題するの好き 笑)。
最初の目的地は、森の中のカフェ、長野県北佐久郡御代田町にある「カフェ&インテリア エル」。山小屋っぽい雰囲気のある素敵なカフェだ。確かに、BV市よりずっと涼しく快適だ。
中に入ると、洗練されたインテリアが印象的。大きな窓とそこから見える森が、まるで一枚の大きなポスターのようだ。
とても素敵な空間に、びっくりするほど美味しい料理とデザートのシフォンケーキ。大勢の人が高評価をしているカフェと聞いていたが、想像以上に素晴らしかった。
わたしが小躍りしたのは、このツリーハウス(正確にはツリーカフェ?)。冒険心をくすぐられる!小説やドラマでしか見たことのなかったツリーハウスに、登れたのだから!!!童心に返ってはしゃぎながら飲食を楽しむ。ツリーハウスからは、こんなふうにカフェやテラスが見下ろせる(右の写真)。
おなかがいっぱいになった後は、小諸市の布引観音釈尊寺(天台宗の名刹)へ。ここがまた絵になる風景の連続で、凄い所があるもんだ、と感動した。これは世の中の人々に広めなければ!
駐車場に入り口があり、ここからひたすら階段を上っていく。
こちらは、布引二段滝の上の滝。
緑深いところを階段がずっと続き、ちょっとした山登りの気分を味わえる。
観音堂が見えてきた。すごい、断崖絶壁に建っている!可憐なエゾミソハギをアクセントに。
ズームアップして観音像と。
さらに階段を上っていくと、すぐ目の前に観音堂が!
観音堂の向かい側の眺めも見事だ。
こちらが、大変重要な牛の像である。背中に載った赤い布の秘密とは。
布引観音・布引山釈尊寺 | 信州・小諸|詩情あふれる高原の城下町|こもろ観光局
から引用させていただいた。
「牛にひかれて善光寺参り」とは布引山釈尊寺に伝わる縁起書にある幻牛伝説で、むかし信心を持たないおばあさんが、自分が干していた布を角にひっかけ走り去る牛(観音様)を追いかけ、気が付くと長野の善光寺までたどり着いたことから観音様の導きだったと悟り、今までの欲張りで意地悪な心を悔い改めたと伝えられています。その逸話から「思ってもいなかった出来事や、周りからのはからいによって、自分が良い方向へ導かれること」のことわざとなっています。
わたしもこのおばあさんと同じだ。だから、自分を良い方向へと導いてくれた人々に改めて感謝したい、とここで誓った(時にはわたしも改心することもあるのだ・・・)。
布引観音の近くには、千曲川が流れている。この風景も忘れ難い。
長野には、はるかむかし、子ども達が幼かった頃に1年半ほど住んだことがあった(安曇野市、当時は南安曇郡だった)。あの頃わたしは「超」がつくほどの海派で、海から遠く四方を山に囲まれた暮らしが辛く、閉塞感に苦しんでいた。子育ての大変さもそれに影響していたのだろう。それが、今は山を見るたび気分が高揚するのだから、人生って面白い。
帰る途中、横川サービスエリアに寄って、QPさんが絶賛する「おぎのや」の峠の釜めしを買う。
美味しかった。ご馳走様でした!!幸せ~。
最後にもう一つだけクイズ(しつこくてごめん!)。こちらの山は高速道路から見えたのだが、さて何という山でしょうか?
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答は、「妙義山」でした!
この荒々しい岩山に妙に惹かれてしまったわたしは、いつかこの山に登るぞ!と心に決めた。それまでに足腰を鍛え、減量に励まないと(減量を始めて2か月半、全然痩せないどころかさらに太ってしまったのは、どうして!?涙汗)。