ありえないくらいスリリングな鎖場がある低山は・・・

3月に入って雨→雪→雨という天気が3日続き、今週の山歩きはどうなるか？とちょっとハラハラしたが、青空が広がり最高気温が10℃になった日に、足利市の低山に登った。

まずは、去年の11月下旬に登った両崖山。勝手知ったる山なのでスイスイほいほい岩場を歩き、

中腹からの素晴らしい眺めも堪能しながら、

 

片道50分ほどで山頂に到着。標高２５１メートルの両崖山。おや、前回にはなかった山頂標識が付いている！大霧山でお会いした精悍な青年が付けてくれたのかな。

ここでお昼休憩。QPさんはおにぎり3個、わたしはおにぎり1個とパンケーキ2個。比較的温かい陽射しの下、のんびりランチタイムを楽しんだ。

前回はここで来た道を引き返したが、今回は「両崖山山頂から９００メートル先の天狗山まで行こう！」という企画をQPさんが立ててくれた。なんでも鎖場があって面白いらしい。

しばらく下っていくと今度は上りになる。いつものパターンだね。まだまだこのあたりは余裕。

そしてついに、鎖場が始まるところまでやってきた。「天狗岩上級コース」とある。鎖はなんと３１メートルも！もちろん、鎖場を避けて右側にある巻道を歩くこともできる。でも、QPさんとわたしは鎖場を登りたいのだ。（初心者のくせに上級コースなんて大丈夫なのか！？と、ちらっとだけ思ったが、そこは度胸で勝負。）

おお、これか！

 

ここで31メートルの鎖場は終わるが、この後も頂上付近まで3か所短い鎖場が続く。

鎖を握って登っているときは必死。写真など撮る余裕無し。と思ったら、QPさんが下で自分の順番を待っている間にわたしの写真を撮ってくれていた。わ～い、嬉しい。記念になるわ！しかしこの日も強風吹き荒れ、髪はぼうぼう、岩の上に立ったときなど、あまりの風圧に岩から転げ落ちるかと思った（汗）。

頂上付近からの眺めも素晴らしい！

これが最後の鎖場で、ここをクリアしたらもうすぐそこが頂上！

頂上だ！標高２５８．７メートルの天狗山。両崖山山頂からは約45分かかった。

ズームインして遠くの雪山を撮る。

 

頂上では、わたし達と反対側の方向から上ってきた4人のグループと出会い、その人達と交互に山頂標識のところで写真を撮り合った。いや～、強風すごすぎ。2人とも左手で同じポーズで髪抑えているところが可笑しい。

最初は、天狗山から同じ道を行き、両崖山経由で織姫神社の駐車場まで戻る予定だったが、4人グループの話を聞いて、わたし達もその人達が歩いてきた方向へと行くことにする。距離は長いけれど、鎖場も岩場もなく楽に歩けるルートらしい。

確かに緩やかな下りと上りを繰り返すだけの、ある意味単調な山歩き。「かわら山」という標識のあるところまで来た。

大絶景が見られるという富士見岩まで行ってみる。なるほど、確かに。ズームイン撮影。折れた枯れ木がちょっと痛々しいけど。

左右の見晴がほとんどきかない山道をひたすら下り、上り、下る。

これ、面白～い。「くまさん　とおらして」だって。熊除けの大きな鈴だね。

ここから天狗山を振り返る。あんなスリリングで大迫力の鎖場がある山とは思えない、丸くぽわ～んとした感じだ。

今度は「つる山」に出る。

またしばらく行くと、標高２０２メートルの須永山。足利百名山なのだそうだ。ここで"What are you doing?"のピーちゃんさんのリクエスト「ぜひ汗を拭うポーズで一枚お願いします」に応えて、ふろ上がりに良い汗をかいたナマケモノさんの真似をしてみた。似てる？似てない？

最後は、観音山。ここも足利百名山なのだそうだ。

庚申塔がたくさん建っているところに到着。常念寺だ。

ここからは車道沿いに織姫神社に戻る。天狗山を下り始めてから織姫神社まで1時間10分。織姫神社駐車場→両崖山→天狗山→織姫神社のルート全行程は約2時間50分だった（ランチ休憩などを除き）。

織姫神社は去年の7月以来2度目。

刺激的でスリリングで、ちょっと怖くて（鎖場の岩に足をかけるのが難しいところもあって、はらはらした）、でもこの歳でこんな冒険ができたことが嬉しくて、きっとまたいつか天狗山の鎖場を上りたいな。それまで、もう少し簡単なところで練習を積まなくちゃ。

QPさんは表妙義でもっとすごい鎖場を経験しているので（もう10年以上も前の話）、それほどきつくはなかったらしい。わたしはまだまだ初心者だからね～。

おまけ：

天狗山にどれだけ強い風が吹いていたか一目でわかる爆笑画像。